この世界の不思議

この世界のいろんなことについて、思ったことを書いていきます。

目に映る範囲のもの。

みなさん天機です٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

今回は、目に映る範囲のもの、というテーマで

記事を書いてみようと思います。

 

 

僕たちは日常で、いろんなものを見ています。

 

 

目を通して外界のいろんな情報を受け取って、

それで判断したり、考えたりしているんですね。

 

 

そういう意味で、

目はとても大切な器官です。

 

 

でも、目はたまに、僕たちに

嘘を見せてくる

ことがあるようにも思うんですよね(;´∀`)

 

 

たとえば、

21世紀に生きている僕たちのほとんどは、

地球は自転していることを知識として知っています。

 

 

なので、太陽と地球についていえば

動いているのがじつは地球のほうで

止まっているのが太陽なんだ、

ということも知っているわけなんですね。

 

 

でも、人類はけっこう長い期間、

それとは逆のことを思っていました。

 

 

つまり、

太陽のほうが動いていて地球のほうが止まっている、

と考えていたんですね。

 

 

人間がそう考えてしまうのも無理はないことで、

目で見ていると、

太陽はいかにも動いているように見えてしまうし、

大地は全然動いてなんかいないように

見えてしまうんですよね。

 

 

そういう意味では、

目は僕たちに「嘘」を見せてくることがあるように

思うんです。

 

 

動いているのがじつは地球のほうで、

止まっているのがじつは太陽のほうなんだ、ということを

理解するためには、

目ではなくて、心とか頭で考えていく

必要があるということなんですね٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

こんなふうに、

目で見えている範囲のことだけで判断すると

じつは誤った結論にたどりついてしまうことがある、

というのは、

日常にもちょくちょくあるんですよね。

 

 

たとえば、

うちの家族は、うちの住宅の同じ階の玄関ドアにある

郵便受けをいつも通るときに目にしていて、

「新聞をとってはる家は多いわあ~」って

言うんですよ。

 

 

たしかに、うちの住宅の同じ階のひとの玄関ポストには

新聞が刺さっていることが多いので、

それだけを見ると、

まだまだ新聞をとっている家は多いんだなあ、

という印象を持つと思います。

 

 

これが、自分の目に映る範囲、なんですね。

 

 

でも、新聞各紙の発行部数については

日本ABC協会とかいうところが調査しているらしくて、

それによると、

新聞各紙とも1年間に数十万部のペースで

発行部数が減少し続けていることが明らかになっています。

 

 

 

 

自分の住んでいる住宅の玄関ポストに

どれくらい新聞が刺さっているか、というのは

自分の目に映る範囲のものです。

 

 

いっぽうで、

全国で毎年どれくらい新聞の発行部数が減っているか

というのは、

ふつうは一覧して実際に自分の目で確認することは難しい

現象で、

統計をとってはじめて明らかになるものなんですね。

 

 

で、おそらくなんですが、

日本の新聞が置かれている状況を確認したいときとか

これからどうなっていくかという予測をしたいときに、

真実に近い情報を教えてくれるのは、

目に見える住宅の玄関ポストの状況のほうではなく

統計データのほうだと思うんですよ。

 

 

同じようなことは、

結婚についてもありますよね。

 

 

がるちゃん、という

女性向けの掲示板みたいなサイトがあります。

 

 

そこで、結婚に関するスレッドの中とかで、

会社員の女性とかが、

最近自分のまわりで結婚ラッシュが続いてる、

とか言うわけなんですね。

 

 

これが、

自分のまわり、という目に見える範囲のことなんです。

 

 

そうすると、その女性のコメントに対して、

なんだかんだでみんな結婚するんだよね~、

とか、べつのコメントがつくんですね(;´∀`)

 

 

でも、日本における結婚の状況については、

国立社会保障人口問題研究所というところが調査していて、

それによると、直近においては

男性の生涯未婚率は28.3%にもなっているんです。

 

 

なので、近い将来には

男性の3人に1人は結婚しなくなる可能性が

現実のものとしてあるんですよね。

 

 

もちろん、そうはいっても

男性の3人に2人は結婚するわけですから、

結婚する人間のほうが多数派であるというのは

たしかに事実です。

 

 

でも、この男性の生涯未婚率は

30年ほど前にはほんの5%くらいしかなくて、

その後30年間ほどかけて一貫して上昇を続け、

現在3割近くにまでなってきた、

という事情があるんですね。

 

 

結婚しない人間が5%くらいなら

圧倒的多数の人間は結婚するのだ、ということも

言えたのかもしれませんが、

結婚しない人間が3割近くにもなってくると、

多数の人間は結婚するとは言えても、

圧倒的多数の人間は結婚するのだ、とは

もはや言えないような気もします。

 

 

このように、結婚にかんする事情についても、

自分の身の回りだけ見ていたのでは

見えてこない事情が

統計データにあたることで見えてきたりすることが

あるわけなんですね。

 

 

新聞の購読状況とか、日本における結婚状況とかを

例に出しましたが、

自分の目に映る範囲、身の回りの出来事というのは

どうしても誤差とか、偏りとかが

生じてしまうことがあると思うんです。

 

 

なので、全体の正確な状況を知りたいと思ったら、

やっぱり統計データにあたったり、

頭で考えたりする必要がありそうだ、という

お話なのでした。。。

 

 

今回は、こんな感じのお話でした。

 

 

以上、天機でした( ´ ▽ ` )ノ