この世界の不思議

この世界のいろんなことについて、思ったことを書いていきます。

潜在意識が行動の邪魔をする?

潜在意識について考えることがあります。

 

 

といっても、潜在意識について書かれた

ちまたのいろんな本を読んだりするわけでもないんですが。

 

 

関連するものとしては、

人間の意識の下には、無意識という領域が広がっているんだよ、

ということを説明した

深層心理学者のユングさんの本を読んだくらいですね。

 

 

あとは、自分でときどき考えたりするくらいです。

 

 

潜在意識というのは、潜在、というくらいだから、

自分では明瞭に意識できていない

自分の意識なんだろうと思うんですね。

 

 

意識が陸地だとすると、

広大に広がる海洋のようなもの、

それが潜在意識だと思うんです。

 

 

それで自分は思うのですが、

この、自分では明瞭に意識できていないということ、

つまり、自分の意識によって拘束できていない

ということのために、

自分では気づいていないその潜在意識が

自分の行動に大きな影響を与えているような

気がするんですよね。

 

 

昔、おばあちゃんに

「火っていうのは、人のいないところでは大きくなるものだから、

 火から離れるときは、気を付けるんだよ」

というようなことを言われた記憶があります。

 

 

それが本当かどうかはわかりませんが(;´∀`)

人間の無意識というのも、

人の意識による監督が十分はたらいていないために、

けっこう大きな影響をもつような気もするんですね。

 

 

それが、いい方向への影響ならいいのですが、

なかには、

自分の行動を邪魔するような、

そんな潜在意識もあるように思うんです。

 

 

たとえば。

 

 

ふつうはみんな、お金持ちになりたい、

って言いますよね。

 

 

お金持ちになりたいと思っている、

お金持ちになりたくないなんて、思うわけがない。

 

 

そう、当然のこととして

思っているように思うんですよ。

 

 

でも、もし潜在意識の中で

「もし、何億円とかいう大金持ちになってしまったら、

 家に強盗とか入って殺されてしまうんじゃないか」

という気持ちを持っていたら、どうでしょうか。

 

 

 

 

そのひとは、

自分はお金持ちになりたいと思っている、と

当然のように顕在意識では思っているのですが、

じつは潜在意識ではお金を恐怖、拒否しているので、

お金持ちになるような行動をとるのを

みずから避けてしまっているかもしれません。

 

 

彼女が欲しいなあ、と思っている男性も、

潜在意識で

「もし本当に彼女ができて、デートしている最中に、

 不良にからまれて厄介なことになったらどうしよう」

とか思っていると、

彼女ができるような行動を避けてしまうかもしれませんし、

結婚したいなあ、と思っているひとも、

潜在意識で

「もし結婚が決まって、結婚式をしている最中に

 うんこ行きたくなったらどうしよう」

とか思っていると、

結婚を遠ざけるような行動を

無意識にとってしまうかもしれないですよね。

 

 

つまり、どういうことかというと、

自分は当然それを願っているはずなのに、

なぜだかそれがなかなか実現しないなあ、

というような状況にあるときは、じつは、

潜在意識が、なんらかの「いやな事態」を想定していて、

それに対する恐怖感とか、拒否感から、

それが実現するのを先延ばしにしている可能性がある、

というふうに自分は思ったんですね。

 

 

これは、

お金持ちになるとか、彼女ができるとか、結婚するとか

いった遠い未来に関係することだけじゃなくて、

たとえば、

役所に提出する書類をそろえる、

なんてときにも生じてくる現象だと思うんです。

 

 

しなければならないタスクになかなか取り掛かれないのを

「先延ばし癖」と呼んで、

いまそれが問題視されています。

 

 

が、もしかしたら役所に提出する書類の事例でも、

潜在意識が、

その書類を作成するためにデータを集めることとか、

コンビニまでそれをコピーしに行く労力とかを想定して、

それを「いやなこと、しんどいこと」と

認識しているために、

自分がそのための行動に移るのを

潜在意識が妨害してきているかもしれないんですね((((;゚Д゚))))

 

 

じゃあ、どうすればいいのか、というと、

潜在意識は「潜在」だから大きな力を

持つことになっているので、

それを「潜在」ではなく「顕在意識」のもとに

置いてしまえばいい、ということになります٩( ๑╹ ꇴ╹)۶

 

 

つまり、

自分がなかなか一歩を踏み出せないとか、

取り掛かれないことがあったときには、

潜在意識が妨害している可能性を考えて、

自分はそれが実現することで、

いったいどんな嫌なことがある、と恐れているのか、

と自問してみるんです。

 

 

そして、自分はこんなことを恐れている、嫌がっている

可能性があるなあ、と、

それを日の光の意識のもとに置いてみるんですね。

 

 

なにも、その嫌なこと、恐れていることが

完全に解決してしまう必要なんかはなくて、

自分が恐れている内容を意識下に置いてみるだけでも

意味があると思うんですよ。

 

 

あと、ほかには、

それが実現することで自分は嫌なことがあると考えているけど、

それが実現することでこんないいこともあるんじゃないか、

ということを想像して、

そのいいことを心の中で味わってみることですね。

 

 

そんなふうにすると、

潜在意識が行動の邪魔をしてくるのを

すこし改善できるんじゃないか、

なんてことを思いました。