この世界の不思議

この世界のいろんなことについて、思ったことを書いていきます。

お金と時間、どっちが好きですか?

みなさん天機です٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

今回は、お金と時間、どっちが好きですか?

というテーマで書いてみようかと思います。

(この記事の字数 約4500字)

 

 

じつは昨日、ヤフーニュースにこんな記事が掲載されました。

 

 

news.yahoo.co.jp

 

 

記事は、ある番組でタレントの女性やコメンテーターがした

発言について取り上げています。

 

 

それによりますと、

主婦なんかは1円でも安い商品を求めて

30分もかけて遠くのスーパーに出向いたりするらしいんですが

(本当かな?)、

それは無駄だ、というのが、そのタレントとかコメンテーターの

主張なんですね。

 

 

とくにコメンテーターは、

30分かけて1円安くなる、ってことは、

1時間かけて2円を手に入れるようなものだから、

その人の時給は2円だ、とまで断じています。

 

 

この記事がヤフーニュースで取り上げられると、

ヤフコメでは批判が殺到しているようなんですね( ノД`)

 

 

批判の内容はどんなだったかというと、

30分もかけて遠方まで出かけるのは運動にもなっているから

健康にいいんじゃないか、とか、

節約じたいを楽しんでいるからいいんじゃないか、とか、

時間があったところで手ごろなバイトなどが常に存在するとは

かぎらないんだから

お金を得できるところで得しておくのは大事なことなんじゃないか、とか、

そういった意見が多かったです。

 

 

で、このブログを書いている天機はどんな意見を持っているか、というと、

だいたい、この番組でタレントとかコメンテーターが主張していた

考え方と同じような考えを持っているんですね。

 

つまり、30分をかけて1円を手に入れることを評価するヤフコメ民には、

あまり共感していない、ということになります。

 

 

ヤフコメ民で主流になっている見解は、

どんなときでも節約することには意義がある、お金が大切なんだ、

という考え方です。

 

 

それに対して天機は、

たしかにお金は大切だけど、時間も大切だよ。

そして、お金を選択するか、時間を選択するか、の判断にあたっては、

お金と時間の交換レートが大切。

お金が割安で手に入るときはお金を選択すればいいけど、

時間が割安で手に入るときは時間を選択すればいい。

 

 

そんなふうに、天機は考えているんですね٩( ๑╹ ꇴ╹)۶

 

 

具体的に言うと、こういうことです。

 

 

たとえば1時間で10万円もらえるバイトがあるとします。

 

その仕事は、特段の資格を必要とすることもなく、

その仕事が特別に危険というわけでもない。

そして、非常に楽な仕事だ。

 

 

実際にはそんな美味しい仕事が転がっていることなんて

まずないのですが、

かりにそういう仕事があったとしましょう。

 

 

その場合には、天機は、

その仕事をして10万円を手に入れることを選択したほうがお得だ、

と考えます。

 

 

というのも、たいていのバイトでは時給はせいぜい数千円ほどで、

社会人として働いているひとでも、

時給換算で1時間で1万円も稼げるひとは、

そんなに多くはないんじゃないか。

 

 

そう考えると、

1時間を差し出すことで10万円が手に入るというのは、

時間とお金のレートにかんして言うと

すごく割安でお金が手に入る取引だ、ということになり、

この場合はお金のほうを選択したほうがお得だ、

と天機は考えるのです。

 

 

いっぽうで、こんな例はどうでしょうか。

 

 

1円払うことで、1時間が手に入る、という取引です。

 

 

最低賃金は通常、1000円くらいですから、

少なくないひとは、1時間=1000円、というような

レートで日々、お金と時間をその都度交換しながら生活しています。

 

これは、1時間を差し出せば1000円が手に入る、ということだけでなく、

1時間を手に入れようと思えば1000円を差し出さないといけない、

ということも意味しています。

 

 

そんなときに、1時間が1円で売っている、というのは、

時間の大安売り、大バーゲンセール、ということになります。

 

通常1000円出さないと手に入らない自由な1時間が、

たった1円払うだけで手に入るのですから。

 

 

なのでこの場合には、1円を払って自由な1時間を手に入れたほうがお得だ、

と天機は考えるのです。

 

 

時間とお金にかんしては、

天機はこんなふうに考えているんですね。

 

 

でも、多くのヤフコメ民のように、

これとは違った考えを持つ人も、世の中には少なくないとも思うんです。

 

 

そういった人たちの考えというのは基本的に、

お金というのはとても大事なものなんだから、

お金と時間の交換比率がどんなであっても、

お金を手に入れるチャンスがあるときはお金のほうを選択すべきだ、

というような感じなのかな、と想像します。

 

 

でも、この考え方は、

自分はあまり好きではない考え方なんですね。

 

 

お金というものがどんな場合でも大事なものであって、

時間というのは、その時間を使ってお金を稼ぐことができる限度において

価値があるだけの存在だ。

 

 

そんなふうに考えるひとは、ヤフコメを見てもけっこう多いようなんですが、

自分はあんまりそのようには思いません。

 

 

自分は、お金もたしかに大事だけど、時間も同じくらい大事なもので、

時間は、その時間を使ってお金を稼ぐことができる限度においてだけ

価値があるようなものではなく、

時間それじたいに独立の固有の価値がある

 

 

天機は、そんなふうに考えているんですね。

 

 

だって、考えてもみてください。

 

時間は、その時間を使って働いてお金を稼ぐ、ということ以外にも、

いろんなことに使えますよ?

 

 

疲れていて眠りたいときには、その時間で存分に眠ることができます。

 

だらだらしたいときには、その時間でだらだらできます。

 

誰かのために働くことに使わなくても、

その時間を自分が自由に遊ぶことに使えます。

 

創作など、クリエイティブな作業に時間を使うこともできます。

 

そしてなにより、

時間があればじっくりと物事を考えたり分析したりすることができ

(投資とかするひとには大事なことです)、

そこで得られたアイデアを使えば、

その時間を単純労働に投入した場合よりも、

もっと多くのお金を効率的に稼ぐことができるかもしれません!

 

 

 

 

自分は、そんなふうに考えているんですね。

 

 

もしかりに、お金というものがなにより大事なものであって、

時間というのはお金との関係では従属的な価値しかないのなら、

お金と時間の交換レートにはかかわりなく、

どんな場合でも、どんなはした金であっても、

お金を手に入れるチャンスは無駄にすべきではないでしょう。

 

 

ですが天機は、

お金だけが大切なのではなくて時間も大切だと考えていて、

手元にある自由なお金を増やすことだけを願うのではなく、

手元にある自由なお金と時間の合計を増やすことを願っています。

 

 

お金を増やすことだけを希望するのなら、

時間とお金の交換比率がどのようなものであっても

常にお金のほうを選択していればいいのですが、

時間とお金の合計を効率的に増やそうと思うなら、

時間とお金の交換レートというのがとても大事になってきます。

 

 

その交換レートにおいて、

お金のほうが割安で手に入る場合にはお金を獲得することを選択し、

時間のほうが割安で手に入る場合には時間を獲得することを選択する。

 

 

そうすることで、

時間とお金の合計は効率的に増えていく。

 

 

天機は、そんなふうに考えているんですね。

 

 

そして不思議なことなんですが、この世界ではどうも、

時間よりもお金のほうを選択する者はだんだんと貧しくなっていき、

お金よりも時間のほうを選択する者はだんだんと富んでいく

そんな法則でもあるような気が、天機にはするんです。

 

 

そんな馬鹿な!

 

時間よりもお金のほうを選択する者が貧しくなっていくなんて、

そんなこと、あるわけない!

 

時間よりもお金のほうを選択するってことは、

時間を使ってお金を稼ぐということ。

 

働いてお金を稼ぐ人間が貧しくなるわけないじゃないか!

 

 

そんなお叱りの声も、聞こえてきそうです。

 

 

ですが、この世界にはどんな種類の人間がいるのか、

ちょっと考えてみてください。

 

 

いっぽうには、比較的裕福ではない多数の労働者がいて、

他方には、比較的裕福な少数の企業経営者(資本家)がいます。

 

 

彼らの行動パターンは、それぞれ、どうなっているでしょうか?

 

 

比較的裕福ではない多数の労働者は、日々、

自分の時間を切り売りして生活しています。

 

 

自分の時間を労働というかたちで企業経営者に買ってもらい、

かわりにお金を得ているわけです。

 

 

つまり、すごく簡単に言うと彼らは、

時間はいらないからお金のほうが欲しい!

と、世の中に対して主張して生きていることになります。

 

 

いっぽうで、比較的裕福な少数の企業経営者(資本家)は

どうしているか、というと、

彼らは、労働者を雇用して、彼らに働いてもらうかわりに

彼らに賃金を支払っています。

 

 

つまり企業経営者は、

労働者の時間を、賃金というお金を支払うことで買っているわけです。

 

 

すごく簡単に言うと彼らは、

お金はいらないから時間が欲しい!

と主張して生きていることになります。

 

 

そして、自分の時間を売っている労働者は相対的にそんなに豊かではなく、

他人の時間を買っている企業経営者は相対的に

だんだんと豊かになっていきます。

 

 

これは、あまりにもざっくりとした見方であって、

企業経営者も最終的にはお金を求めているのは事実なんですが、

なんとなく、

時間をいらないと考える人間は貧しくなっていき、

時間に価値を認める人間は豊かになっていくような、

そんな気が天機にはしたんですね。

 

 

そんなこと言ったって、

自分の時間を使って働いてお給料をもらわないと生活できないじゃん!

 

 

多くのひとはそう考えると思いますし、自分もそうだと思います。

 

 

だからこそ、自分もふくめた世の中の多くのひとにできることは、

あんまりにも自分の時間を安売りしすぎないことと、

たまには自分も時間のほうを買ってみる、

ということだと思うんですねლ(╹◡╹ლ)

 

 

生活していくうえでは働いてお給料をもらわないといけませんから、

そのさいに自分の時間を切り売りすることになるのは、

しかたのないことです。

 

 

でも、自分の時間を安売りしないですむチャンスは、

日常にいくつかあります。

 

 

冒頭のヤフーニュースの記事にあった、

1円安い商品を手に入れるために30分を費やす、

なんてことをしなければ、

少なくともそのときには自分の時間を安売りするのを避けることができます。

 

 

それ以外に、時間を買ってみる、というチャンスも、

企業経営者ではない自分たちにも訪れることがあります。

 

 

たとえば、

いつもいらないチラシとかを集めておいて、それをハサミで切り、

メモ用紙を自作しているひとは、

100均でメモ用紙を買ってみる、なんていうのも、

いいかもしれません。

 

 

100均でメモ用紙を買うと、

メモ用紙が手元にはいります。

 

 

でも、手元に入ったのはメモ用紙だけではなくて、

自分でチラシとかをハサミで切ってメモ用紙を自作する時間も

同時に手元に入っているのです。

 

 

小さなことかもしれませんが、

これも1つ、時間を買うということの実例になります。

 

 

そのメモ用紙を自作する時間がたいしたものではないなら

自作したほうがいいかもしれませんが、

メモ用紙を買う費用と、自作に費やす時間を、

時間とお金の交換比率に照らしてみるとどうなのか、

といったことを考えてみるのも、面白いかもしれませんよ。

 

 

今回は、そんなことを考えていました。

 

 

以上、天機でした( ´ ▽ ` )ノ