この世界の不思議

この世界のいろんなことについて、思ったことを書いていきます。

牛乳が余っているそうです。

みなさん天機です٩(ˊᗜˋ*)و

(この記事の字数 約1900字)

 

 

最近、ニュースでこんな話を聞きました。

 

 

 

なんでも、牛乳が余っているそうなんです( ノД`)

 

 

 

新型コロナの影響で、

外食向けの牛乳の出荷が鈍っていて、また、

これから冬休みに向かい

学校給食で牛乳が消費されることも期待しにくく、

また、冬場は温度が下がって

みんなが牛乳を飲んでくれなくなるそうなんです((((;゚Д゚))))

 

 

 

そんな感じなので、

この冬、もしかしたら5000トンの牛乳が

廃棄される可能性もあるらしくて、

東京都の小池都知事なんかは、

記者会見の席上で、

ごくごくと牛乳を飲むパフォーマンスを

したらしいですね٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

 

さて。

 

 

 

いったいどうしたら、

牛乳を廃棄することなく、

みんなに飲んでもらえるのでしょうか。

 

 

 

天機がこのニュースを聞いたときに思いだしたのは、

あるコンビニでのお話でした٩( ๑╹ ꇴ╹)۶

 

 

 

そのコンビニでは、発注のミスから、

大量のコーヒー牛乳を注文してしまい、

困り果てていました。

 

 

 

そこでそのコンビニの店長さんは、SNSで、

コーヒー牛乳の値段を半額にするから

みんな買ってください!

と、必死に呼びかけたらしいんです。

 

 

 

すると、それが功を奏したのか、

無駄になりそうだったコーヒー牛乳は、

あっという間に売り切れたらしいんですね♬(ノ゜∇゜)ノ♩

 

 

 

なんで、その作戦はうまくいったのでしょうか?

 

 

 

天機が思うに、

もちろん、困っているコンビニを助けたい、

というみんなの気持ちもあったとは思うのですが、

 

 

 

双方に利益があったこと

 

 

 

が、大きいのではないか、と思うんですね。

 

 

 

つまり、

コンビニとしては、

たとえ安い値段で売ったとしても廃棄するよりかはマシ、

という利益があって、

お客さんとしては、

いつものコーヒー牛乳が半額で買える、

という利益がある。

 

 

 

双方に利益があったからこそ、

契約が成立して、うまくいったのではないでしょうか。

 

 

 

よく考えてみると、

世の中の契約というものは、

みんな、そんな感じなのかもしれません。

 

 

 

パンを買いたい、というひとは、

自分の持っているお金よりもパンを手に入れるほうに

利益を感じるから、

パンを買う。

 

 

パンを売りたい、というひとは、

自分の持っているパンよりも売って手に入るお金のほうに

利益を感じるから、

パンを売る。

 

 

双方に利益があるからこそ、

契約って、成立するもんだと思うのです。

 

 

 

これがもし、

パンを買う側が、

パンをタダでよこせ、と言ったとしたら。

 

 

 

もし、そんな契約が成立したら、

パンを買う側には大きな利益がありますので、

買う側は大喜びになるでしょうが、

売る側にはなんの利益もありませんので、

パンを売ってはくれないでしょう。

 

 

 

契約は、成立しないことになります。

 

 

 

逆もおなじです。

 

 

 

パンを売る側が、

パンはあげないけど100万円よこせ、

と言ったとしたら。

 

 

 

もし、そんな契約が成立したら、

パンを売る側には大きな利益がありますので、

売る側は大喜びになるでしょうが、

買う側にはなんの利益もありませんので、

パンを買ってはくれないでしょう。

 

 

 

やはり、契約は不成立となります。

 

 

 

つまり、世の中の契約と名のつくものが成立するときというのは、

すべからく、

その双方に利益があるからこそ、成立するわけであって、

もしかりに、

一方が一方的に利益を得るような内容だったら、

反対当事者は契約に参加してこないので、

契約は不成立になってしまうだろう、と思うのです。

 

 

 

では、最初の話にもどって。

 

 

 

現在、余っていて廃棄されそうになっている

5000トンの牛乳を、

うまくみんなに買ってもらうには

どうしたらいいかというと。

 

 

 

マスメディアとかでPRするのも1つの方法ですが、

それだけでは弱いように思います。

 

 

 

というのも、

牛乳は、お茶その他の飲み物に比べてもともと高いことが多いので、

なかなか手が出にくいのですね( ̄∀ ̄)

 

 

 

なので、

いま牛乳が余っていて、なんとかしてこれを

購入してもらわないと困る、という状況を考えた時、

もっとも有効な方法は、

 

 

 

値段を一時的に下げる

 

 

 

ということだろうと思いますლ(╹◡╹ლ)

 

 

 

値段を下げずにもとのままの価格で販売した場合には、

その牛乳が売れたときに利益があるのは

販売者や生産者だけであって、

消費者にはなんの利益もありません。

 

 

それだと、

利益が双方にあるわけではないので、

契約が成立しにくくなってしまいます。

 

 

 

それに対して、

価格を安くして販売する、という方法だと、

販売者や生産者の側には

廃棄せずにすむ、という利益があり、

いっぽう、消費者の側には

いつもよりも安く牛乳が買える、という利益があり、

双方に利益があるかたちになるので、

この困難な状況下において

牛乳をいつもよりたくさん買ってもらうという

契約を成立させやすくなる、と天機は思います٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

 

以上、天機でした( ´ ▽ ` )ノ