この世界の不思議

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【紫微斗数】天魁星と天鉞星の分析

みなさん天機です。٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

 

今回は、占星術や運命学にかんするお話になります。

(この記事の字数は 約2000字)

 

 

 

占星術や運命学にかんする記事は、

どうしても読む人を選んでしまう側面があります(つд`)

 

 

 

しかし、

自分のブログには、けっこう、

この占星術や運命学の記事を読みに来てくれるひとが

いるみたいなので、

ときどき、そういった記事もあげていこうかなあ、

という気持ちがあるのですね٩( ๑╹ ꇴ╹)۶

 

 

 

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天機がこのブログでときどき取り上げている東洋占術の1つに、

紫微斗数(しびとすう)があります。

 

今回は、その紫微斗数に関連するお話です。

 

 

 

紫微斗数には、いろんな星があります。

 

よい影響をあたえてくれる吉星もあれば、

よくない影響をおよぼしてくる凶星もあります。

 

 

 

代表的な甲級吉星に、

 

天魁星と天鉞星(てんかいせいとてんえつせい)

 

というのがあります٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

 

2つは双星としてあつかわれています。

 

 

 

この2つの星に共通する性質としては、

 

困った時にも貴人の助けがはいる

(東洋占術では自分の力になってくれる有力者のことを

 一般的に貴人といったりするので、

 かならずしも身分が高いというわけでもない)

 

求職や試験がスムーズにいく

 

運がとてもいい

 

老年期にはいると、周囲からの助けは

あまり期待できなくなる

 

といった性質があり、

これらの天魁星や天鉞星が、

命宮その他の重要な宮にはいった場合には、

こういった性質が顕著に発揮されるものとされています٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

 

紫微斗数に関する書籍には、いろんなものがあります。

 

 

 

ずいぶん昔ですが、

西村天然というひとの書いた、

 

紫微斗数開運星占術

 

という本がありました。

 

 

 

この本のなかでは、

天魁星と天鉞星の2つについては、

きわめて高く評価されていましたね。

 

 

 

なんでも、この2つのどちらかが命宮にあるひとというのは、

めちゃくちゃ運のいいひとで、幸運にめぐまれ、

僥倖(ぎょうこう=偶然の幸運)にめぐまれる、

なんてことが書いてあったりしました。

 

 

 

ところで、この星に関してすこし気になるのは、

 

老年期に入ると、周囲からの助けは

あまり期待できなくなってしまう

 

という性質です。

 

 

 

ここの部分を考えると、

この、天魁星や天鉞星といった星が、

命宮その他の重要な宮にはいるひとというのは、

若いうちは運がいいけれど、

老年期にはいると、

運が悪くなったり、あまり発展できなくなったり

してしまうのでしょうか・・・・?

 

 

 

天機は、そうではないと思います(*゚▽゚)ノ

 

 

 

というのも、

若いうちに運がいいかどうか、

老年期に入ってから運がいいかどうか、

を決定する要因は、

ほかにもっと重要な要因があるからです。

 

 

 

たとえば、

紫微斗数でも、10年ごとの運勢を見る大運などの

行運というものがあります。

 

 

 

もし、そのひとの行運が、

若い頃の行運がわるくて、老年期の行運がよいならば、

たとえ、天魁星や天鉞星が命宮などにはいっていたとしても、

そのひとは、

老年期に入ってからのほうが、

運がよくなるだろうと予想できます。

 

 

 

同様に、

命宮と身宮をくらべた場合に、

身宮のほうが良い、というようなひとも、

身宮の表わすのが後天運、後半生であることを考えると、

そのひとは、

たとえ天魁星や天鉞星が命宮などにはいっていたとしても、

後半生のほうが運勢がよくなると予想できます。

 

 

 

さらには、一般的にいって、

いわゆる命無正曜格(めいむせいようかく=命宮に甲級主星が1つも

はいらないような特殊な格)のひとは、

若いうちには苦労することになる、と言われていますから、

そのようなひとの場合、

たとえ天魁星や天鉞星が命宮などにはいっていたとしても、

若いうちはつらい目に遭ったりすることのほうが、

多いかもしれません。

 

 

 

つまり、こういうことなのです。

 

 

 

天魁星や天鉞星が命宮などに入った場合には、

たしかに、

目上の人や有力者から引き立てなどを受ける、

という面においては恵まれるかもしれないのですが、

それを超えて、

若い頃の運勢「全般」がよくなる、とか、

老年期にはいったときの運勢「全般」がわるくなる、とか、

そういったことまでを確定させるものではない、

ということなのです。

 

 

 

なので、天魁星や天鉞星が命宮などに入った人の場合には、

若い頃、

なにかと教師や親せきのおじさんから

可愛がられるいっぽうで、

友達との関係はあまりよくなかったり、

なにか悩みをかかえていたり、

貧乏だったり、

といったことは、ふつうにありうることだと思います。

 

 

 

天魁星や天鉞星は、

たしかに、ある一面においての幸運を暗示はしていますが、

運勢全般においての絶対的な幸運を保証してくれるほどの

力はないと考えています。

 

 

 

同様に、天魁星や天鉞星が命宮に入ったばあい、

老年期に入ってからは周囲の助けが得られなくなる、

とはいうものの、

そのことだけで、

老年期や後半生の運勢がわるくなる、

と考えるのも、早計だろうと、天機は思います。

 

 

 

以上、天機でした(*゚▽゚)ノ