みなさん天機です。٩(ˊᗜˋ*)و
今回は久しぶりに、占いや運命学についてのお話です。
(この記事の字数は 約1900字)
ひとの運命をみる東洋の占いにはいくつかありますが、
そのなかに、
四柱推命と双璧をなすものとして、
紫微斗数があります。
紫微斗数では、命盤とよばれる盤に星を配置して
そのひとの運命をうらなっていきます。
その盤には、12の部屋があるのですが、
その部屋の中で、
おもに職業運を見る部屋として、官禄宮(かんろくきゅう)
という部屋があります。
この官禄宮。
自分が仕事運に恵まれるのかどうか、
どんな職業につくと発展できるのか、といったことのほかに、
学生時代に学業に集中して取り組めるのかどうか、
といったことも見ることができる、
とする、台湾の占い師もいるようですね٩( ๑╹ ꇴ╹)۶
というのも。
学生時代に学業にしっかり取り組むことができれば、
いい大学に進学する可能性が高まり、結果、
いい会社に就職することにもつながったりして、
職業運がいいということと関係してくるからなのです。
さて。
この官禄宮に、巨門化忌(こもんかき)が入った場合、
どのように占断していけばいいのでしょうか。
巨門化忌というのは、
巨門星という星に、そこから転じた化忌星がセットになっている
ものです。
巨門星のあらわす職業運は、声を使う職業。
たとえば、アナウンサーや講師、あるいは、
法廷で弁論する弁護士とかですね。
あと、巨門星は研究という意味も表しますから、
研究職とかでしょうか。
いっぽう、化忌星のあらわす職業運なのですが、
化忌星というのは、
代表的な凶星のなかの凶星ですので、
この星が官禄宮に入った場合、一般的には、
職業運がよくないとされているのです(つд`)
つまり、一般的な商業全般についた場合、
このひとは発展できないであろう、とされてしまうのですね。
では、化忌星が官禄宮にはいった場合には、
まったく救いがないのか、というと、そんなことは必ずしもなくて、
特殊な職業に就いた場合は、
かえって発展することがあるとされているのです。
たとえば、小説家。
あるいは、研究職。
そして、弁護士などの司法関係の職業です。
と、このように見てくると、
あることにお気づきになったかたも、いるかもしれませんね。
巨門星の適職の中には、弁護士があります。
そして、化忌星の適職の中にも、やはり、弁護士があるのです。
とするならば、それら2つがセットになった
巨門化忌が官禄宮に入った場合、
非常に強く弁護士としての成功が暗示されている…
ということになるのでしょうか。
そのように考えることも、たしかにできるでしょう。
しかし、化忌星は、四化星の1つです。
そして、四化星の本質にさかのぼって考えるのならば、
四化星という言葉のなかには、
変化をあらわす「化」という文字がはいっているように、
変化を抜きにして判断すると、
誤ることになる、と自分は考えるのですね(*゚▽゚)ノ
つまり、
巨門化忌のばあい、
巨門星の性質と化忌星の性質が単純に同居している、
と考えるのではなくて、
巨門星が「転じて」化忌星へと「変化」する、
というところに注目するならば。
巨門星のあらわすような職業に就いた場合、
マイナスの影響が及ぶ、
と考えることができるでしょう。
なので、
たしかに、巨門星が官禄宮に入った場合は、
弁護士が適職なのかもしれません。
化忌星が官禄宮に入った場合にも、
弁護士が適職なのかもしれません。
しかし。
巨門化忌が官禄宮に入った場合には、逆に、
弁護士になってしまうと、
いろんなトラブルに見舞われたり、訴訟で負けたりして、
マイナスの現象が表面化してくる懸念があると思います。
また、先ほど述べたように、
官禄宮というのは、実際に職業に就いたあとのことだけではなくて、
のちの職業人生に結びつくところの学業生活も
あらわしているところから、
このひとがもし、
法律関係の職業につくことを目指して、
法学部に進んだり、司法試験を受験するようなことになると、
勉強がなかなか進まなかったり、
試験になかなか合格できなかったり、
といったかたちで、種々の妨害を受けることが予想されるのです(つд`)
付言すると、巨門星は北斗の星ですから、
巨門化忌の悪影響はおもに、
そのひとの前半生において、より顕在化することになるでしょう。
端的に言えば、
巨門化忌が官禄宮にある人の場合、その人は、
人生の前半において、
法律関係の職につこうとして悪戦苦闘するものの、
なかなか希望通りにならない、
といった姿が目に浮かびます。
なので。
巨門化忌が官禄宮にある人の場合、もしかしたら、
法律関係の職業につくことは、
避けたほうが無難なのかもしれません。
以上、天機でした(*゚▽゚)ノ