この世界の不思議

この世界のいろんなことについて、思ったことを書いていきます。

稲妻(いなづま)の語源について考える。

みなさん天機です。٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

 

今回は、稲妻(いなづま)という言葉の、語源について考えてみたいと思います。

 

 

 

稲妻というのは、みなさんご存知のように、

空にピカっと光る、あの雷のことです。

 

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これを日本では稲妻と呼んでいるわけですが、

なぜ雷を、稲の妻と書いて稲妻というのか、

ネットで調べると、以下のような説明がなされていました。

 

 

 

つまり、

稲妻は稲の妻と書くわけなのですが、この「妻」という言葉は、

もともと、

現在使われているような男性の伴侶としての意味だけでなく、

広く伴侶一般のことをあらわす言葉だったんです。

 

 

 

つまり、こんにちでいうところの、

夫(おっと)にあたるような、

女性の伴侶のことも、妻(つま)という言葉であらわした、

ということなのですね。

 

 

 

では、なんで雷が、稲の妻、つまり、稲の伴侶なのか、

というと、

古代においては、

 

 

 

雷は稲を妊娠させる

 

 

 

と考えられていたからです((((;゚Д゚))))

 

 

 

雷が稲を妊娠させる。不思議な話ですよね?

 

 

 

現代の人も、これは不思議だなあ、と思ったらしくて、

そこで、次のような仮説をたてて説明しています。

 

 

 

つまり、雷が多く発生したような年には、雷の影響で、

作物の栄養分となるような成分が、土中に多く蓄えられることになり、

そのために、稲の生育がよくなる。

 

大昔のひとは、そのことを経験的に知っていたので、

それで、雷は稲を妊娠させる、と、比喩的に考えたのだろう、と。

 

 

 

つまり、現代では科学的に、

雷と稲の生育の関連性がわかっているわけなのですが、

大昔のひとはそれを知らなかったから、という前提にたっているわけです。

 

 

 

しかし天機は考えました。

 

 

 

大昔の人が、雷に稲妻という名前をあたえたのは、

じつは、こんにちのひとが想像できないような、

この天地自然の壮大なからくりを知っていたからではなかろうか、と。

 

 

 

不思議な話なのですが、

雷と妊娠の関係についての逸話は、我が国の稲妻という言葉以外にも、

お隣の中国の神話伝説にも見られるのです。

 

 

 

古代中国に、伏羲(ふっき)という、神または伝説上の英雄がいました。

 

この伏羲は、現代でも、中華民族の人文始祖として

中国人から尊崇されています。

 

 

 

この伏羲に、誕生の逸話があります。

 

中国の西北に、華胥国(かしょこく)という国があったのですが、

そこの女性があるとき、

雷沢(らいたく)という場所で巨人のおおきな足跡を見つけて、

面白がってその足跡を踏んでみたところ、

その女性は妊娠してしまった、というのです。

 

 

 

その妊娠によって生まれたと言われているのが、伏羲なのです。

 

ちなみにその足跡は、

雷神もしくは天帝の足跡だったのでは、と言われているそうです。

 

 

 

どうですか?

 

 

 

日本の稲妻という言葉以外にも、中国の古代神話にもまた、

雷と妊娠を関連づける逸話があるのでした。

 

 

 

では、このことについて、天機なりに考えてみたいと思います。

 

 

 

まず、このことを考えていくうえで、

前提となる天機の考え方を整理しておきたいと思います。

 

 

 

以前に書いた、引力や重力に関する記事の中で明らかにした天機の考え方なのですが、

この世界の、天地自然と人間の、双方をつらぬく原理についてです。

 

 

 

この世界には、理の原理と生の原理があります。

 

 

 

自分とは異なる他者というものの存在をみとめて尊重する原理が、

理の原理です。

 

いっぽうで、

他者というものをやっつけてでもこの自分が生きるのだ、

という原理が、生の原理です。

 

 

 

つぎに、人間には、男性の体、男性の心、女性の体、女性の心、があります。

 

 

 

さらには、天地自然には、

天空(空気)、太陽(火)、大地(土)、水があります。

 

 

 

天機は、これらの間には、

 

 

 

天空=男性の体=生の原理と体(たい)が結びついたもの

太陽(火)=男性の心=理の原理と心(しん)が結びついたもの

大地=女性の体=理の原理と体(たい)が結びついたもの

水=女性の心=生の原理と心(しん)が結びついたもの

 

 

 

という関係があるものと考えました。

 

 

 

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あまりなじみのある考え方ではないと思います。

 

天機がどうしてそのように考えるにいたったのか、

その由来や説明を詳しく知りたいという方は、

以下のブログ記事を参照ください。

 

reasongomainstream.hatenablog.com

 

 

 

 

その状況をシンプルに図解すると、以下のようになります。

 

 

 

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とても不思議な考え方であり、図ですよね。

 

天機の独創ですが、しばしお付き合いください。

 

 

 

ところで、雷というのは、どのようにして発生することになるのでしょうか。

 

 

 

天機は、その雷発生にいたるメカニズムを、簡単な模式図にして描いてみました。

 

以下の図をごらんください。

 

 

 

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説明しましょう。

 

 

 

まず、この世界には、海洋や河川、湖沼といった、地に存在するところの

 

 

 

 

がありますね。

 

 

 

この水が、太陽の熱などで熱せられると、蒸発して、

天空へと立ち昇ります。

 

 

 

天空へたちのぼるとき、水はたぶん、水蒸気のようなものになっていると思います。

ここにおいて、地にあった水は、天空領域での水になります。

 

 

 

天空領域での水は、あるものは霧に、またあるものは雲になるでしょう。

 

 

 

雲になった水ですが、そこにどんどんと水蒸気が供給されつづけたり、

あるいは、いくつかの雲があつまってきたりすると、

雲はより多くの水をふくむようになり、だんだんと濃くなっていきます。

 

 

 

最初は白い雲だったものが、しだいに灰色の雲に。

そしてついには、真っ黒な雲へと変貌します。

 

 

 

そして。

 

ついにそれが極限まで達したときに、黒雲のなかから、稲光が走るのです。

 

 

 

自分の理解している稲妻の発生のメカニズムというのは、

だいたい以上のような感じです。

 

 

 

さて、これで稲妻の発生メカニズムについてはわかりましたが、

その稲妻が、どうして稲を妊娠させるなどと言われているのか。

 

これだけでは、全然わかりませんよね。

 

 

 

そこで、ここから天機理論が登場することになるのです。

 

そして、その天機理論のいちばんのポイントになるのが、

天地自然の事柄と、人間における事柄を、

別々のことと考えるのではなく、統一的に理解する、

ということなのです٩( ๑╹ ꇴ╹)۶

 

 

 

天機理論において、水とは、

 

水=生の原理とむすびついた心(=女性の心)

 

でした。

 

 

 

生の原理というのは、なんなのかというと、

 

自己の生存のためであれば、他者を犠牲にしてもかまわない

 

と、そういう原理なのでした。

 

 

 

簡単に言ってしまうと、

自分が生きるためなら、また、自分の生存に関わるもろもろの欲望を

実現するためなら、悪いことしたってかまわないよね、

っていう原理なのです。

 

 

 

なので、生の原理とむすびついた心というのは、

端的にいえば、悪い心、悪い気持ち、邪悪な感情のようなものです。

 

 

 

繰り返しになりますが、

そのような生の原理と結びついた心、簡単に言うと、悪い心や感情というのが、

人間でいうと女性の心であり、

天地自然でいうと水、なのです。

 

※ 女性の心が悪い心だ、と言っているみたいなので、

  そのあたりの弁解、説明を知りたい方は、

  さきに上にあげた重力に関するべつの記事を参照ください。

 

 

 

この水は、ふだんは、大海や河川、湖沼にあります。

つまり、大地のうえに存在する水、というわけです。

 

 

 

ところがさきほど説明したように、この大地の水は熱せられると、

蒸発し、天空へと立ち昇ることになります。

 

つまり、水蒸気や霧といった、天空領域での水、ということになるわけです。

 

 

 

この天空領域での水、について、もうすこし考えてみましょう。

 

 

 

天空というのは、天機理論では、人間における男性の体をあらわします。

 

そして、天空領域に立ち昇ってきた水、つまり、水蒸気や霧、雲といったもの

ですが、

それら水は、生の原理と結合した心、つまり、邪悪な心でした。

 

 

 

これらのことを考え合わせると、

水蒸気や霧、雲といった、大地をはなれて天空領域へと進入した水というのは、

水 = 邪悪な心

天空 = 男性の体

であるので、

男性領域における邪悪な心、というものをあらわすことになります。

 

 

 

言葉をかえると、

男性特有の邪悪な感情、ということです。

 

 

 

男性特有の邪悪な感情。

 

ぱっと思いつくものは、あるでしょうか。

 

 

 

人間はいろんな邪悪な感情をもつことがあります。

 

それらの邪悪な感情が表にあらわれれば、

他者に対する攻撃になったり、いやがらせになったりして、

その、はなはだしいものは、犯罪となるわけです。

 

 

 

どのような犯罪が存在するのか、そして、

それぞれに対してどんな罰則を設けているのか、

ということを明らかにしているのが、刑法典です。

 

そこには、人間がもつさまざまな邪悪な感情が表出し、

他者への攻撃となった場合の具体例が、列挙されているわけですね。

 

 

 

内乱罪外患誘致、強盗、窃盗、恐喝、放火、詐欺、文書偽造、往来危険。

 

 

 

人間が、他者をやっつけてでも自分の欲望をかなえてやろうとする気持ち、

生の原理と結びついた気持ち、

その邪悪な感情がもたらす結果は、じつにさまざまです。

 

 

 

さて。

 

 

 

さきほど、天空領域にはいった水というのは、

男性特有の邪悪な感情をあらわすのだ、というお話をしましたが、

じつは、

種々の犯罪行為を規定する刑法典のなかには、

主として、その犯罪行為をおこなう主体が男性である、と、

そう考えられているような犯罪類型があります。

 

 

 

それは、性犯罪です。

 

 

 

最近になって強姦罪は、強制性交等罪と名称が改められ、

女性が犯罪加害者にもなりうることが明らかにされましたが、

基本的には、男性が婦女子を姦淫する場合のほうが多いだろうと

考えられます。

 

実際、電車内で痴漢をするのは、そのほぼすべてが男性であり、

女性は、たとえエッチな感情が生起したとしても、

法に違反してまでも男性の体に触れたい、

などとは考えないのが一般的でしょう。

 

 

 

ということは、です。

 

 

 

さきに述べたような、男性特有の邪悪な感情というのは、

この刑法典の規定を参考にして考えてみると、

つまるところ、1つには、

淫らな心、すなわち、淫心である、という性質をもつことになります。

 

 

 

よろしいでしょうか。

 

 

 

生の原理と結合した心というのは、人間においては邪悪な心であり、

自然においては水なのです。

 

そして、この大空、天空というのは、男性のからだなのです。

 

なので、霧とか、雲とか、

天空領域に入ることになる水というのは、

男性における邪悪な感情ということになるのですが、

それがつまりは、淫心であったりするわけです。

 

 

 

ちなみに余談ですが、この淫心の淫という漢字。

 

この漢字をよく見てみると、壬という部分がはいっているのが

おわかりになるかと思います。

 

 

 

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 この壬という漢字は、音読みで「じん」と読みます。

 

日本ではよく、「みずのえ」とよばれて、

暦やカレンダーに書かれることがありますね。

 

 

 

この壬という漢字は、一般的にはあまりなじみのある漢字では

ないと思うんです。

 

 

 

じつは、この漢字は、「十干(じゅっかん)」の1つなんですね。

 

十干というのは、

甲(こう)乙(おつ)丙(へい)丁(てい)戊(ぼ)己(き)

庚(こう)辛(しん)壬(じん)癸(き)

というのが、それです。

 

 

 

法律用語では、人間を甲、乙であらわしたりしますし、

昔は成績を甲乙丙でつけることもあったようなのですが、

この十干は、基本的には古代中国思想をもとにするものなので、

あまり一般的ではないかもしれません。

 

 

 

古代中国には、この世界の森羅万象は、

木火土金水(もっかどごんすい)の五行に分類されるという考え方があり、

その1つ1つの五行を、さらに陰と陽にわけたのが、

十干の考え方なのです。

 

 

 

図解すると、以下のようになります。

 

 

 

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 日本語読みすると、

 

甲(きのえ)

乙(きのと)

丙(ひのえ)

丁(ひのと)

戊(つちのえ)

己(つちのと)

庚(かのえ)

辛(かのと)

壬(みずのえ)

癸(みずのと)

 

です。

 

 

 

鬼滅の刃、という作品にも、

この考え方をもとにした設定がでてきました٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

 

 

さて、上の図の赤丸でかこんだところに壬があります。

これは、水の中でも、「陽の水」をあらわすものなのです。

 

 

 

では、陽の水とは、なんなのでしょうか。

 

 

 

それを知るためには、陰と陽について、

基本的なところをおさえておく必要があります。

 

 

 

天機は独自の考え方として、

陰は理の原理に、陽は生の原理に、

それぞれ関連があると考えていますが、

動きとかダイナミズムにかんしては、

外へ外へとおおきく広がっていくのが陽の動きで、

内へ内へと小さく収縮していくのが陰の動きだと考えています。

 

 

 

それを図解すると、以下のようになります。

 

 

 

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この、陽と陰の、それぞれのダイナミズムを、

地球を中心にして考えてみると、

以下のようになります。

 

 

 

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地球から外へとひろがっていくのが陽、

地球の中心へと収縮していくのが陰、ということになるので、

自分が大地に立っているという視点からおなじことを眺めると、

以下のようになります。

 

 

 

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この、陽と陰のもつそれぞれの方向性に、

水の動きを重ねて考えてみますと、つぎのようになります。

 

 

 

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つまり。

 

 

 

大河や大海など、地上の大きな水のあるところから、

天空へと立ち昇っていく水蒸気、つまり、

地球の中心からみて外へ外へと移動していく水というのは、

陽の水であって、漢字で書くと「壬」にあたるものなのです。

 

反対に、天から降ってくる雨水のように、

地球の中心へ中心へと移動していく水というのは、

陰の水であって、漢字で書くと「癸」にあたるものなのですね。

 

 

 

では、もういちど話を戻しましょう。

 

 

 

人間のエッチな気持ちというのは、淫心ということなのですが、

この「淫」という漢字の中には、

なぜだか、「陽の水」をあらわす「壬」という字がはいっているのです。

 

 

 

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 この「淫」という漢字の中に、どうして陽の水をあらわす「壬」の字が

はいっているのか、通常はなかなか理解のむずかしいものだと思います。

 

エッチな感情と、十干の1つに関連を見出すことは、

至難のわざです。

 

 

 

そこで、古今の漢字学者たちは、

この淫の字の中にある壬の字は、ほんとうは字体がすこし違う別の漢字で、

十干の1つである陽の水、壬水とは関係がない、

という説をたてるに至ったのです((((;゚Д゚))))

 

 

 

しかし、です。

 

 

 

天地自然のことと人間のことを統一的に解釈する天機理論ならば、

エッチな感情と陽の水のあいだに関連性を見出すことは、

可能です٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

 

まず、淫という漢字について、

人間の側面から考えていきましょう。

 

 

 

これは、ひとがエッチな気分になっている、ということですが、

とりわけ、男性がエッチな気分になっている状態をあらわすものだろうと、

考えられます。

 

 

 

というのも、エッチな気分というのは男女ともに抱く可能性のある

ものとはいうものの、

性犯罪をおかすほど強い性欲を抱くのは概して男性でありますし、また、

たとえば古代中国の後宮において、

たびたびの淫楽にふけってきた歴代皇帝というのも、

基本的には男性であったように思われるからです。

 

 

 

つまり、淫という漢字はひとがエッチな気分になっている状態を

あらわす漢字なのですが、

とりわけ、男性がエッチな気分になっている状態をあらわすもの

であるだろうと考えられます。

 

 

 

ではつぎに、この淫という漢字を、

天地自然の側面から考えてみましょう。

 

 

 

淫という漢字には壬という漢字がはいっており、

この壬という漢字は陽の水、つまり、

大地から天空のほうへと移動していく水のことをあらわすのでした。

 

 

 

この、大地から天空のほうへと移動していく水、ということなのですが、

これはじつは、先ほど述べたとおり、

水というのは生の原理と結びついた心をあらわすものであり、

つまりは、邪悪な感情なのです。

 

その水が大地のほうから天空のほうへと移動していくということは、

つまりは、

その水が天空領域での水へと変化していく、ということです。

 

もともと大地に存在していた水が、

天空へ、天空へと、どんどんどんどん、供給されつづけていく、

ということなのです。

 

 

 

ここで天空というのは、男性のからだをあらわすものでした。

端的に言うと、そこは、男性領域なのです。

 

そこに、大地からやってきた水、

つまり、生の原理と結びついた心、邪悪な感情が、

どんどんどんどん、供給され続けてくるとどうなるか、というと、

男性領域における邪悪な感情、いいかえると、男性特有の邪悪な感情、

つまりは、淫心がどんどん高まっていく、ということになるのです。

 

 

 

ここにおいて、淫という漢字に壬という漢字がふくまれている

理由について、

1つの洞察を得ることができそうです。

 

 

 

つまり、壬というのは陽の水であり、それは、この地球上にあっては、

大地から天空の方向へと移動していく水のことをあらわします。

 

ただ、その大地から天空の方向への水の移動というのは、

天地自然と人間を統一的に理解する天機理論においては、

生の原理と結びついた心、つまり邪悪な感情が、

どんどん男性のなかに高まっていくということを意味していて、

それはつまりは、

男性特有の邪悪な感情、淫心が、

男性の中において高まっていくということを示しているわけです。

 

 

 

このような天地自然と人間との隠れた関連があるので、

エッチな気持ちをあらわす淫という漢字のなかには、

一見、人間とは関連のなさそうな陽の水をあらわす壬なんて漢字が

入り込んでいるのだろう、と天機は考えました。

 

 

 

さて。

 

 

 

稲妻という言葉の語源には、

雷は稲を妊娠させるのだ、という古来信じられていたことがあったのですが、

どうして古代人はそんなことを考えたのだろう?

なにかそこには、

天地自然をつらぬく壮大なからくりがあるんじゃないだろうか?

ということで今回の記事を書き進めてきました。

 

 

 

そんな本稿も、いよいよ大詰めです(*゚▽゚)ノ

 

 

 

水というのは、生の原理と結びついた心、つまりは邪悪な感情のこと。

 

雲や霧というのは、天空にはいった水、天空領域での水。

 

天空というのは男性の体のこと、つまりは、男性領域。

 

なので、雲や霧など、天空に入った水、天空領域での水というのは、

男性特有の邪悪な感情のこと。

 

そして、男性特有の邪悪な感情の1つが、淫心。

 

 

 

ここまでは、よろしいでしょうか。

 

 

 

さて、天空にどんどん、どんどん、水分が供給されていきますと、

天空中での水蒸気はどんどん、どんどん、増えていきまして、

雲は濃くなっていきます。

 

 

 

最初は白い雲だったものが灰色の雲になり、

やがては真っ黒な雲へと変貌していきます。

 

 

 

これに対応する人間の事象は、といえば。

 

 

 

男性のなかにおいて、男性特有の邪悪な感情、つまり、

淫心がだんだんと高まっていきます。

 

最初はそんなにエッチな気分でもなかったかもしれませんが、

だんだん、興奮がたかまってくるのです。

 

彼は今、素敵な女性を目の前にして淫事を始めようとしている

のかもしれませんし、

あるいは、猥雑な本や動画を目の前にしているのかもしれません。

 

 

 

大地から天空へと水がどんどん、どんどん、供給されるにおよんで、

天空での水分はどんどん増加し、

白雲は灰色の雲に、灰色の雲は黒雲へと変化していき、

その黒雲が黒くなるのがついに極限まで至ったとき。

 

 

 

天空に雷がはしります。

 

 

 

では、そのとき人間においては、

どんなことが起こっているでしょうか・・・?

 

 

 

男性のなかにおいて、

エッチな気持ちがどんどん、どんどん、高まっていきます。

 

興奮が高まって、高まって、

ついにその性的興奮が極限まで至った時。

 

 

 

男性の体に、なにが起こるでしょうか・・・?

 

 

 

 

 

 

 

それは、射精です。

 

 

 

つまりです。

 

 

 

近代科学というのは、自然現象や物理現象はそれとして、

また、人間やほかの生物の生命現象はそれとして、

おのおの個別に考えるなかで、

たとえば天文学とか、物理学とか、生物学とか、

個別の学問を発達させてきました。

 

それが、西洋的な近代科学であったわけです。

 

 

 

しかし、東洋では古来、それとは異なる思考方法で、

この世界をながめてきたのです。

 

 

 

その1つのあらわれが、天地自然のことと人間のことを、

分けずに一体のものとして考えてみよう、ということだったのですが、

その考え方にしたがって天機も天地自然のことと人間のことを

一体にして考えてみて、

それで稲妻のことも考えてみたら、どうやら、

雷というものは、

人間の男性における射精と、対応関係にあるんじゃなかろうか?

というふうに考えるにいたったのですΣ(゚д゚;)

 

 

 

そして、古代のひとというのは、もしかしたら、

雷の発生によって土中に栄養分が豊富になり、

そのことによって稲の生育がよくなる、

などという科学的な事実のほうではなく

この、天地自然と人間をつらぬく原理によれば、

じつは、天地自然における雷というのは、

人間における射精に相当するものなんじゃないかな、

と、なんとなく天機のようなことを考えていたから、

 

 

 

雷は稲を妊娠させる

 

 

 

などと考えるに至ったのではないでしょうか。

 

 

 

だって、射精というのは、精子を放出するものであって、

その精子は、妊娠させるものですから。

 

 

 

長々とお付き合いいただき、ありがとうございました٩(ˊᗜˋ*)و

 

以上が、稲妻という言葉の語源について、

天機が考えたことのあらましです。

 

 

 

そして天機はそこから先、

こんなことも考えました。

 

 

 

このように、天空をはしる稲妻と、

人間の男性における射精のあいだには関連性が見いだされたのですが。

 

 

 

稲妻というのはようするに電気であり、

そのなかには電流があり、その電流を組成しているのは、

小さな小さな電子です。

 

 

 

他方で、射精というのは、精液を放出することであり、

その精液を組成しているのは、小さな小さな精子なのです。

 

 

 

その稲妻と、射精とのあいだに関連性があるということは、

もしかしたら。

 

 

 

この世界に、とてもとても小さいけれど、

しかし無やゼロではなくたしかに存在する微小なものがあり、

天機の用語では、それを無に対して、、という言葉で呼んでいるのですが、

その寸が、

自然界や物理現象において形をとってあらわれたのが電子であり、

かたや、その寸が、

生物現象においてあらわれたのが精子なのではないか。

 

 

 

つまり、電子と精子というふうに形は違うように見えるけれども、

じつは、寸がどのようにかたちを変えたのか、

という点だけが違うもので、同源なのではないか・・・・。

 

 

 

そんなことを、天機は考えていました。

 

 

 

以上、天機でした(*゚▽゚)ノ