みなさん天機です。٩(ˊᗜˋ*)و
今回は、
言った言っていないの水掛け論、
について書いてみようと思います。
(この記事の字数は 約1600字)
日常生活でぼくたちは、ときどき、
「○○と言ったよ!」
「いや、言ってないよ!」
といった水掛け論に出くわすときがあります。
自分は家族との間でよくこの問題が生じます。
注意して見ていると、
水掛け論が頻繁に発生する相手というのは、
案外、決まっていたりします。
言ったよ、言ってないよ、という水掛け論は、
あまり発生しない相手とは、ほんとうに発生しません。
そのいっぽうで、
この水かけ論が発生しやすい相手とは、
ほんとうに、なんか因縁でもあるのかと思うくらい、
頻繁に水掛け論が発生するのです((((;゚Д゚))))
この、言った、言っていないの水掛け論のやっかいなところは、
証拠が残っていないことです。
最近では、スマートスピーカーがだんだんと普及しつつあるので、
その機能の1つとして、
会話のすべてをリアルタイムで記録しておいて、
水掛け論が発生した場合に、
その時刻での会話を再生してくれるような、
そんな機能があったら面白いだろうなあ、
とも思うのですが。
現実には、むずかしいでしょうね(つд`)
というわけで、証拠が何もないので、
言った言っていないの水掛け論は、
ますますヒートアップします。
おたがいに自分が正しいと思っていますから、
なんとかして当時の会話の状況を思い出そうとし、
相手の立論の矛盾を指摘できるような、
決定打になるようなことを探すのです٩(ˊᗜˋ*)و
でも、これがむずかしい。
よほど論理性にたけたひとでもないかぎり、
相手がもし言っていないとしたならば生じる矛盾、あるいは、
相手がもし言ったとしたら生じる矛盾を、
正確に思い出して指摘するのは、至難のわざです。
というわけで、
証拠がなにもないまま、おたがいに自分が正しいと思って
論陣を張り、
結果、消耗していやな気分だけが残るのです。
この問題のなにが非生産的なところかというと、
証拠を発見することが難しいのにも関わらず、
真実を発見できるとお互いが思っていて、
その真実は自分の側にあり、
相手をぎゃふんと言わせることができる、
と思い込んでいるところなのです。
つまり、この論争をしている当事者双方が
フォーカスしているのは、
真実発見
なのです。
その結果どうなるのかというと、
真実発見ができずに、おたがいが消耗し嫌な気分になるという、
苦
がのこります。
なので、この、
言った言っていないの水掛け論を退治する作戦として、
たぶん効果的なのは、
真実発見にフォーカスするのではなく、
苦の除去にフォーカスする
ことです。
具体的にいうと、
この、言った言っていないの水掛け論が頻繁に発生する
相手とのあいだで、
今後、水掛け論が発生したら、
言った言っていないで論争するのではなくて、
どちらが正しいわけでもない、
真偽不明だ、
ということにしてしまいましょう
と、協定をむすんでおくのです(*゚▽゚)ノ
もちろん、真実は1つですから、
たぶん、どちらかが正しいのでしょう。
でも、そのことについてはとりあえず留保しておいて、
真実発見をしようとしてなかなかできないことから生ずる、
非生産的な論争や疲弊、消耗といった
苦
を除去することに焦点をうつして、
このように協定を結んでしまうといいと思うんですね٩( ๑╹ ꇴ╹)۶
こうすると、
もちろん真実は発見できません。
おたがいが半分ずつ、譲ったようなかたちです。
でもその結果、
生じるはずだった苦が生じなくなります。
この世界では、油断していると、
すぐにいろんな苦が発生するようにできています。
言った言っていないの水掛け論で生じる苦も、
そんな苦の1つだと思うんですね。
なので、あらかじめ苦を除去するような作戦をとることは、
そんな、
苦をなんとかして与えてこようとするこの世界に対する、
狡猾な対抗策にもなるものと、天機は考えます。
以上、天機でした(*゚▽゚)ノ