この世界の不思議

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風の時代の接近と、揺らぐ「大地」の価値

みなさん天機です。٩(ˊᗜˋ*)و

(この記事の字数は 約2700字)

 

 

 

最近ニュースでは、原油価格が急落したことが

報道されています。

 

www.nikkei.com

 

 

 

ニューヨークの原油先物では、初のマイナス価格をつけたとか。

 

つまり、原油を売る側がお金を払って買い手に引き取ってもらうという、

通常では考えられない事態です。

 

現時点では、原油はだれにも喜ばれない、

お荷物のような存在になっていることがうかがえます。

 

 

 

この、原油余りともいえそうな状況の原因は、

短期的にはコロナの感染拡大によって、燃料需要が低下していることです。

 

ひとびとは旅行に出かけなくなり、企業活動も低迷しているので、

たとえば航空機なんかもあまり飛ばなくなっていて、

燃料への需要が激減しているのですね。

 

 

 

ただ、天機は、この原油需要の減少という現象は、

一過性のものではないのではないか、とも思っています。

 

 

 

最近では電気自動車や水素自動車など、

原油に代わる代替エネルギーがつねに模索されてきました。

 

また、アメリカ本土ではシェール油田が掘削されることで、

供給が大幅に増えています。

 

さらには、今回のコロナによってテレワークが推進されていますが、

その流れは、コロナ終息後も継続するかもしれず、

そうなれば、実際のひとの移動をともなう経済活動は、

今後、減少していくかもしれないのです。

 

 

 

経済の世界では一般に、

需要があまりないにもかかわらず供給ばかりがやたらと多いものは、

だんだんとその価値が下がっていきます。

 

いままさに、原油はそういう意味で、

価値を減少させつつあるのかもしれません。

 

 

 

ところで、ちょっと視点を変えてお話をすすめていきますが、

原油というのは、もちろん、

大地から産出されるものです。

 

そして、この

 

大地から産出されるもの

 

の価値が、これからだんだんと下がっていくかもしれない、

と天機は考えています。

 

 

 

それは、天機がこのブログで何回か言及しているように、

この2020年の年末あたりから、西洋占星術でいうところの

 

風の時代

 

がスタートすることと関係しています。

 

 

 

風の時代については、以前こちらの記事ですこしふれました。

 

reasongomainstream.hatenablog.com

 

 

 

もういちど、軽く説明しなおしますと、

西洋占星術では、時代の画期をあらわす概念の1つに、

火の時代、地の時代、風の時代、水の時代、というのがあります。

 

これら4つの時代は、この順番で、

それぞれ200年余りにわたって存在し、時代が移り変わっていくのですね。

 

 

 

さて、1802年ごろから現在に至るまでのおよそ200年余りのあいだ、

時代は「地の時代」でした。

 

実際、この時代には、大地の影響力がとても強まったのです。

 

 

 

ちなみに、火、地、風、水をイメージとして図に表わすと、

以下のような感じになります。

 

f:id:reasongomainstream:20200222203925p:plain

 

 

火というのは、まあ、太陽のことです。

地というのは、大地のこと。

風というのは、この図では天空のこと。

水というのはそのままですね。海とか川とか湖とかでしょうか。

 

それぞれの横に書いてある、男性の体とか、女性の心とかいうのは、

天機理論で人間と符合させた場合に、なにに相当するか、

というのをあらわしたものです。

 

 

 

この図からもあきらかなように、地というのは大地のことです。

 

で、1802年から200年余り、現在までつづいた地の時代というのは、

じっさい、大地の影響力がとても強まったのです。 

 

 

 

たとえばこの地の時代には、欧米列強諸国が植民地という

「土地」を求めて、

世界的な規模で競争を繰り広げました。

 

世界史などで習った方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

土地がとても重要視されたということです。

 

各国の国内でも、不動産業というのが大きく成長した時代でもあり、

日本なんかでは、80年代の不動産バブルへとつながっていきました。

 

 

 

また、

石炭や石油といったものも、大地から産出するものですが、

これらの資源も、この「地の時代」に商業採掘が拡大しました。

 

石炭の商業採掘が本格化するのは、

イギリスで産業革命が進展して以降の19世紀のこと。

 

それにおくれること100年余りで、こんどは

石油の商業採掘が20世紀におおきく拡大していきます。

 

このため、石油を豊富に産する中東諸国は、

20世紀においておおきな発言力を有するようになりました。

 

いずれも、地の時代の出来事です。

 

 

 

この、大地の影響力がおおきく強まった地の時代、

1802年あたりから200年余りにわたってつづいた時代が、

この2020年の年末あたりで、終わりを告げます。

 

そのつぎに本格的にやってくるのが、風の時代で、

風の時代はここから200年余りにわたってつづきます。

 

なので、わたしたちが生きているうちは、

これから先、ずっと風の時代ということになります。

 

 

 

この変化が生じてくるので、これから先、

地の時代が終わることで、大地の影響力が弱まると、

天機は考えています。

 

 

 

具体的には。

 

 

 

テレワークの推進などによって、これから先、

社会全体で一般的に、オフィス需要が減退する可能性があります。

 

そうすると、不動産業への打撃となります。

 

 

 

また、この記事の冒頭でのべたように、

石油の需要が長期にわたって低迷する時代がはじまる可能性があります。

 

大地から産出するものの1つが、その力を失います。

 

 

 

大地から産するものは、ほかにもあります。

 

 

 

それは、ダイヤモンドです。

 

このダイヤモンドの持つパワーにも、最近、

かげりを生じさせる出来事が発生しました。

 

 

 

合成ダイヤモンドの品質がすごく向上したのです。

 

以下のようなニュースになっています。

 

 

 

www.youtube.com

 

 

 

合成ダイヤモンドはおもに中国において研究開発がおおきく進展し、

見た目や輝きだけではなくて、

科学的、物質的な特性まで、天然もののダイヤモンドとおなじです。

 

そのため、一般的なテスターでは、

合成ダイヤモンドと天然ダイヤモンドを鑑別することは、

もはや事実上不可能となっているのです。

 

そこが、なんちゃってダイヤモンドのジルコニアなどとは、

まったく違う点です。

 

 

 

この合成ダイヤモンドの登場によって、

ダイヤモンドの価値はおおきく暴落する可能性があり、

2019年は合成ダイヤモンド元年とも言われています。

 

 

 

このように、

不動産業への打撃、

石油やダイヤモンドなど、大地から産する天然資源の価値の暴落

といったことはみな、

長らくつづいた「地の時代」が終焉をむかえることと

軌を一にしているなあ、と感じる天機です。

 

 

 

以上、天機でした(*゚▽゚)ノ