麻生大臣の発言が、ヒトラーを擁護しているなどとして、
物議を醸しているそうだ。
こういう時に大切なのは、
冷静にその発言を分析してみる、という姿勢だ。
失言だ、失言だ、と決めてかかるのも、
なんら問題ない発言だ、と決めてかかるのも、
どちらも、安直な姿勢だろう。
麻生氏は今回の発言で、
ヒトラーは、いくら動機が正しかったとしても、
あれだけ人を殺したのは間違いだった、と言っている。
であるならば、
麻生氏の考える、ヒトラーの動機とはどういうものであるのか、
なぜ、その動機は正しいと麻生氏は考えるのか。
失言だと切り捨てたり、安直に受け入れたりするのではなくて、
そういったところを厳密に検証していく姿勢が、
大事なんじゃないだろうか。