この世界に存在するものはすべて、原子からなると言われている。
原子は、中心に陽子と中性子があって、
そのまわりをぐるぐると、電子がまわっているそうな。
なんで、そんな構造になっているんだろう。
そんなことを考えた。
世界のはじまりに、矛盾というはじまりの女性がいた。
その女性において矛盾が形成されたとき、
その世界にはもはや存在することのできなくなった理が、
外部世界へと放出される。
これが、はじまりの女性である矛盾による、
第一子となる息子、理の出産である。
放出された理は、遠くへ遠くへと旅立っていく。
そして、それが究極的に遠くなったとき、
はじまりの母のもとへと帰ってくる。
はるかかなたから帰ってきた理は、
原初の母へとつっこんでいく。
つまり、母へむかって落ちていく。
地球のまわりを月が回っているのは、
地球の重力に引かれて、月が「落ち続けている」からだそうな。
はじまりの母へ向かって落下していった理は、
ちょうどそのように、
はじまりの母のまわりを周回運動するようになる。
つまり、はじまりの母と、はるかかなたから帰ってきた理の、
2人の「重なり」は、
母のまわりを周回運動する理、というかたちをとる。
ここにおいて、はじめて「存在」がうまれる。
だから存在はすべて、
陽子と中性子のまわりを電子が周回するという形態をとる。
このことから、
自然界における電子には、理と相通じる性質があることがわかる
(たぶん、精子にも)。