この世界の不思議

この世界のいろんなことについて、思ったことを書いていきます。

職場がちがうと、いろいろちがう。

みなさん天機です٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

今回は、天機が若いころにしていた、

個別指導学習塾での

アルバイトのお話をしてみようと思います。

 

 

 

 

天機はこれまでに、二か所の個別指導学習塾で

アルバイトをしたことがあるんですね。

 

 

かりに、その2つの塾を、それぞれ

太郎塾と次郎塾、という名前で呼ぶことにしましょう٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

太郎塾は、塾長が自分の住居として使っている

賃貸アパートの部屋を、

そのまま学習塾としても使用しているような感じです。

 

 

塾講師である自分は、その部屋におじゃまして、

絨毯のしかれた床に座り、

座卓をはさんで生徒に教えていました。

 

 

なので、とても落ち着いた感覚をおぼえたものです。

 

 

いっぽうで次郎塾は、

ビルの複数の部屋を借りていて、

それぞれの部屋を教室として使用している感じでした。

 

 

教室には白板があり、

小さな机と椅子が何個も並んでいて、

授業をするときには

その白板の前で立ってすることになります。

 

 

なので、太郎塾にくらべると、

すこし緊張するところでした。

 

 

つぎは、お給料について見てみましょう。

 

 

塾では、病気などの急な事情のために、

突然、生徒側のつごうで生徒が欠席することがあります。

 

 

そんなとき、太郎塾では、

たとえ生徒が欠席したとしても、

それが生徒側のつごうであるかぎり、

塾講師にはきちんとそのぶんのお給料が支払われました。

 

 

つまり、生徒が欠席しているので、

授業はまったくする必要がなく、空き時間になるのですが、

それでも、その時間のお給料が支払われた、

ということです。

 

 

なんでも、太郎塾の塾長によれば、

生徒側のつごうで生徒が欠席したばあいに

講師にお給料を支払わない、なんてことをしていると、

いい講師ほど辞めていってしまう。

 

 

なので、きちんと支払うのだ、

ということみたいだったんですね。

 

 

とても講師のほうを向いてくれている

学習塾でした。

 

 

自分などは、そういう生徒が欠席したときの空き時間とかは、

つぎの授業の準備をしたり、

その塾から外へでて、

近所の本屋さんで立ち読みをしたりして

時間をつぶしたものです(;´∀`)

 

 

では、同じようなことが次郎塾で起こったばあい、

いったい、どうなっていたでしょうか。

 

 

じつは、次郎塾では、

生徒側のつごうで突然生徒が欠席した場合、

講師にはその時間のお給料が支払われなかったのです((((;゚Д゚))))

 

 

生徒が欠席しているので、

講師はその時間、授業をする必要がありません。

 

 

しかし、授業をする必要がないとはいっても、

講師はすでに塾に出勤していて、

自分の自由な時間というわけではなく、

拘束されています。

 

 

けれども、

生徒が突然欠席した場合には、

担当講師はつぎの授業の準備でもするように、

とかなんとか言って、

その時間のお給料は渡しませんでした。

 

 

ところで、

生徒のつごうで生徒が突然欠席したばあい、

その生徒の保護者は、

その授業のぶんの月謝を払わなくてすんでいた、

のでしょうか?

 

 

月謝は払っているのに、

講師にはお給料を渡さない、ということになると、

そのぶんのお金はいったい、

どこへ消えたのでしょう?

 

 

とまあ、次郎塾はそんな感じの塾だったのですね。

 

 

つぎは、勤務のときの服装をみてみましょう。

 

 

太郎塾は、勤務するとき、

講師の服装は自由でした。

 

 

なので、私服で出勤して教えていました。

 

 

それに対して次郎塾は、勤務するとき、

男性講師のみスーツ着用が必須でした。

 

 

女性講師は、服装は自由でした。

 

 

そのために次郎塾に出勤するときは、

堅苦しいスーツをわざわざ来て、

出かけないといけませんでした( ノД`)

 

 

ほかにも、いろいろみてみましょう。

 

 

太郎塾は、お給料は封筒で手渡しでした。

 

 

でも、次郎塾は、

お給料の振り込みのために銀行口座を

開設させられました。

 

 

太郎塾では、座卓に向かい合って教える生徒は、

多くても2人まででした。

 

 

ところが次郎塾では、

3人から6人ということもありました。

 

 

太郎塾は、住居用の賃貸アパートの部屋を

そのまま塾として使っていて、

生徒が騒いだりしたら

すぐ隣の部屋で教えている塾長から雷が落ちてくるので、

自分としてはラクでした。

 

 

ところが次郎塾では、

それぞれの教室に分かれて教えているので、

騒ぐ生徒を鎮めるのも講師の仕事ということになり、

それができないと、

あの先生は生徒もきちんと指導できない、

ってことになってしまいました。

 

 

太郎塾は、

授業が終わったら塾長に挨拶して帰るだけです。

 

 

ところが次郎塾は、授業が終わったあと、

全員で各教室を清掃する必要があり、しかもそのあとで

授業報告をする必要がありました。

 

 

太郎塾は、

基本的には塾へ出向いてその場で教える、

それだけが仕事です。

 

 

ところが次郎塾は、

毎月1回、月例会議というものがあり、

塾のない日に出かける必要があり、

しかもそこで模擬授業といって、

ほかの講師のまえで授業のまねごとをする、

という仕事もありました。

 

 

太郎塾は、

1年をつうじて仕事のペースは同じです。

 

 

基本的には、週に何日か、

塾でおしえる曜日があるので、その曜日だけ

出かけることになります。

 

 

ところが次郎塾では、

夏期講習、冬期講習、春期講習、

というのがあり、その期間は連日

1日12時間くらい働かないといけませんでした。

 

 

太郎塾では、

教える教材は自分で準備した参考書とか、

あるいは、生徒が持参したテスト問題とか教科書であり、

あんまり頭を悩ませる必要はありませんでした。

 

 

ところが次郎塾では、

パソコンから問題プリントが打ち出されてくるので、

その操作をおぼえておかないといけなくて

(しかも、その機械がときどきフリーズする)、

そのほかにも、

各中学校の定期テスト過去問が何十冊ものファイルに

ストックされており、

定期的にそれらを使用することも求められます。

 

 

これだけの違いがあるのに、

太郎塾の時給は1800円であり、

次郎塾の時給は1300円から1500円でした(;´∀`)

 

 

おなじ塾講師という仕事をえらんでも、

どの職場で働くことになるかによって、

メチャクチャ違いがでてきます。

 

 

太郎塾がアタリだとすると、

次郎塾は明らかにハズレでした。

 

 

けれども自分はどういうわけか、

次郎塾で何年も働き続けてしまったんですよね( ノД`)

 

 

いまから思うと、

フットワークの軽さというのはどんな場面でも必要で、

自分に合わないな、と思ったら、

すぐにつぎの新天地を探したほうがいい、

ということなんですね。

 

 

きょうは、そんなお話でした。

 

 

以上、天機でした( ´ ▽ ` )ノ