みなさん天機です٩(ˊᗜˋ*)و
今回は、「ん」の力、というテーマで
記事を書いてみようと思います。
(この記事の字数 約6500字)
日本語には、五十音というのがありますね。
「あ」から始まって、「ん」で終わります。
今回の記事のテーマの「ん」というのは、
その五十音の最後の「ん」のお話なんですね。
さて。
世の中には、不思議と人を惹きつけるといいますか、
ヒットしたり、人気になったりする
五十音というものが存在するようだ、と
取りざたされたりすることがあるようなんですよ。
たとえば。
これは昔から言われることのようですが、
薬の名前、というのは
「ん」で終わるようにするとよく売れる、
なんていう話があるようなんですね。
実際。
オロナミンC
オロナイン軟膏
リポビタンD
アリナミンA
アリナミンEX
ビオフェルミン
パンシロン
バファリン
パイロン風邪薬
パブロン風邪薬
ロキソニン
などなど、「ん」を名前の最後につけている、
よく売れているお薬は
けっこうあるようです。
ほかにも。
「の」が作品タイトルに含まれていることが多い、
なんていうのも、耳にしたりする話ですね。
たとえば。
天空の城ラピュタ
風の谷のナウシカ
となりのトトロ
紅の豚
もののけ姫
ハウルの動く城
崖の上のポニョ
など、有名作品で「の」がタイトルに入ったものを
列挙することができ、
1つの作品名に2つも「の」を投入した
作品もいくつかあります( ´艸`)
ちなみに、どうして「の」を組み込むと
ヒットするようになるのか。
自分は考えてみたのですが、
それはもしかしたら
助詞の「の」の持つ「吸引力」のせいではないか、
なんていうふうに思ったのですね。
たとえば、
紅の豚、という言葉では、
豚は豚でもどういう豚なのか、というときに、
うしろから「紅の」という言葉をくっつけることで
豚を限定修飾しているわけなんです。
このときに、この
「紅」という言葉と、「豚」という言葉の、
2つの言葉を「接着剤」とか「糊」のように
吸着するはたらきをしているのが助詞の「の」で、
それゆえ、助詞の「の」には
2つの間にあって両者を吸引するような力があり、
そこから、ひとびとの人気なんかも
吸引するような力を「の」は持っているんじゃないか、
なんてことを自分は考えたりしたんですね(;´∀`)
すこし考えすぎかもしれません。
さて。
いよいよ、今回の記事のテーマに入っていくわけなんですが、
じつは、
ん
というのも、
人気がでたり、ヒットしたりするときに
重要な役割を果たす五十音なんじゃないかな、
なんてことを、
いろんな作品名とかを調べていくうちに
自分は思ったんですね。
では、ここから
その具体例をいくつかあげてみましょう。
まず、戦前から現在にいたるまで、
大御所としての地位を築いたり、
いろんな番組でMCの地位を盤石にしたりしたような
超有名な漫才コンビには、
この「ん」がコンビ名に入っていることが
多いような気がするんですね。
たとえば。
コント55号
ダウンタウン
とんねるず
ウッチャンナンチャン
ナインティナイン
爆笑問題(ばくしょうもんだい)
ロンドンブーツ
バナナマン
タカアンドトシ
サンドウィッチマン
といった具合です。
ここでも、「ん」をコンビ名に2回以上投入する
例がいくつか見られますね。
ほかにも、超有名とまではいかなくても、
ある程度人気がでた漫才コンビ、お笑いグループには
コンビ名、グループ名に
「ん」が入っている例が少なくありません。
たとえば。
アンジャッシュ
アンガールズ
アンタッチャブル
インパルス
インスタントジョンソン
バイきんぐ
ザブングル
ハリセンボン
ガンバレルーヤ
ゆりやんれとりぃばぁ
3時のヒロイン(さんじのひろいん)
森三中(もりさんちゅう)
東京03(とうきょうぜろさん)
男性ブランコ(だんせいぶらんこ)
空気階段(くうきかいだん)
スピードワゴン
ノンスタイル
トータルテンボス
キングオブコメディ
とろサーモン
ドランクドラゴン
といった具合です。
つぎに、時代劇のタイトルを見てみましょうか。
時代劇というのは、昭和の時代から平成の時代の中ごろにかけて
よく地上波で放送された番組で、
江戸時代を時代背景として
基本的には勧善懲悪もののストーリーを展開するという
チャンバラドラマのことなんですね。
残念ながら、平成の中ごろから時代劇はだんだんと放送されなくなり、
いまでは、地上波でレギュラー番組として放送される
時代劇は、ほぼ絶滅してしまいました( ノД`)
そんな、往年の時代劇のなかでも
有名な作品のタイトルをいくつかあげてみますと。
水戸黄門(みとこうもん)
暴れん坊将軍(あばれんぼうしょうぐん)
大岡越前(おおおかえちぜん)
遠山の金さん(とおやまのきんさん)
三匹が斬る(さんびきがきる)
鬼平犯科帳(おにへいはんかちょう)
必殺仕事人(ひっさつしごとにん)
剣客商売(けんきゃくしょうばい)
木枯し紋次郎(こがらしもんじろう)
影の軍団(かげのぐんだん)
と、日本の時代劇で有名な作品には
ほぼ全作品と言ってもいいくらい、
助詞の「ん」が入っていることがわかります((((;゚Д゚))))
つぎに、戦後の日本の総理大臣で、
その強いカリスマ性によって
人物としては、
小泉純一郎(こいずみじゅんいちろう)さんと、
安倍晋三(あべしんぞう)さんがいますが、
いずれも、名前のほうに「ん」が入っていますね。
もっとも、
「ん」が入っていて、こちらはあまりぱっとしないので、
どうなんだ、という話にもなりますが(;´∀`)
つぎに、天機はゲームのことはあまり知らないのですが(;´∀`)、
そんな天機でも名前を聞いたことくらいはあるような
有名なゲーム作品をいくつかあげてみましょう。
FF(ファイナルファンタジー)
ドラゴンクエスト
女神転生(めがみてんせい)
ロマンシングサガ
ゼルダの伝説(ぜるだのでんせつ)
桃太郎電鉄(ももたろうでんてつ)
ドンキーコング
ポケットモンスター
ダンスダンスレボリューション
モンスターハンター
モンスターストライク
パズルアンドドラゴンズ
マインクラフト
アズールレーン
原神(げんしん)
と、このように
有名なゲーム作品にもけっこう、「ん」が入っています。
いままでこのように見てきたなかで、
そりゃいくつもコンビとか、作品とかがあれば、
「ん」が入るような作品もそりゃあるでしょう、
と思われた方も、いらっしゃるかもしれません。
けれど、いままであげたコンビとか作品とかを
上で見たように一覧にしてみますと、
なんだか、日本を代表するような超有名なコンビとか、
超有名な作品に
「ん」が入っていることがなぜか多いな、
とは思いませんか?( ´艸`)
ではつぎに、
アニメとか漫画とかについて見ていきましょう。
巨人の星(きょじんのほし)
アタックNo.1(あたっくなんばーわん)
鉄腕アトム(てつわんあとむ)
ドカベン
サザエさん
いじわるばあさん
エプロンおばさん
※長谷川町子先生の作品。
科学忍者隊ガッチャマン(かがくにんじゃたいがっちゃまん)
ヤッターマン
それいけアンパンマン
※短い名前の中にこれでもか、と「ん」を詰め込んで大ヒット。
バイキンマン、メロンパンナ、ドキンちゃん、など
「ん」を大量に投入しています。
一休さん
まんが日本昔ばなし(まんがにっぽんむかしばなし)
※アニメなんだけど、なぜか自らを「まんが」だと
主張する作品。
銀河鉄道999(ぎんがてつどうすりーないん)
未来少年コナン(みらいしょうねんこなん)
ルパン三世(るぱんさんせい)
※この作品は、作者もモンキーパンチという名前
宇宙戦艦ヤマト(うちゅうせんかんやまと)
機動戦艦ナデシコ(きどうせんかんなでしこ)
機動戦士ガンダム(きどうせんしがんだむ)
キン肉マン
キャプテン翼
じゃりン子チエ
北斗の拳(ほくとのけん)
蒼天の拳(そうてんのけん)
ドクタースランプアラレちゃん
ドラゴンボール
サンドランド
※以上3作は、故・鳥山明先生の代表作。面白いことに、
「ん」が入っているだけではなく、3作とも
「ド」「ラ」「ン」が入る。
この3つの音が入る有名作品といえば、ほかにご存じ
「ドラえもん」があります。
ドラえもん
忍者ハットリくん(にんじゃはっとりくん)
パーマン
怪物くん
21エモン
ウメ星デンカ
超売れっ子漫画家になるまでにいろんな作品を描いていますが、
売れるようになってからは、「ん」をタイトルに持つ
作品を多く描いています。
おぼっちゃまくん
まじかる☆タルるートくん
めぞん一刻
らんま1/2(らんまにぶんのいち)
※ご存じ、高橋留美子先生の代表作品。
ここで、つぎの作家の作品を見てほしい。
HEN(へん)
GANTZ(ガンツ)
※奥浩哉先生の代表作品。高橋留美子先生の代表作品と比較すると、
一作目の「めぞん一刻」と「HEN」はともに
エ段の音でタイトルが始まり、
二作目の「らんま1/2」と「GANTZ」はともに
ア段の音でタイトルが始まり、
犬(いぬ)でタイトルが始まるという、
おもしろい共通点があります。
名探偵コナン(めいたんていこなん)
それほどでもなかったけれど、
大成功。
金田一少年の事件簿(きんだいちしょうねんのじけんぼ)
※これもタイトルに3つも「ん」を投入してきた作品。
スラムダンク
バガボンド
ガラスの仮面(がらすのかめん)
美少女戦士セーラームーン(びしょうじょせんしせーらーむーん)
ちびまる子ちゃん
※OPテーマやEDテーマに、「おどるポンポコリン」と
「走れ正直者」があり、いずれも
さくらももこさんが作詞していますが、
これでもか、というくらいに「ん」がでてくる
歌詞になっています。
あさりちゃん
花より男子(はなよりだんご)
神風怪盗ジャンヌ
怪盗セイントテール
夢のクレヨン王国
愛天使ウェディングピーチ(あいてんしうぇでぃんぐぴーち)
クレヨンしんちゃん
美味しんぼ
クッキングパパ
味いちもんめ
ゴルゴ13(ごるごさーてぃーん)
シティーハンター
デビルマン
デビルマンレディー
ハレンチ学園
※永井豪先生の作品。
まいっちんぐマチコ先生(まいっちんぐまちこせんせい)
※「いや~ん、まいっちんぐ」が決めゼリフの人気作品。
地獄先生ぬ~べ~(じごくせんせいぬ~べ~)
電影少女(でんえいしょうじょ)
レモンエンジェル
パラダイス学園(ぱらだいすがくえん)
胸キュン刑事
宇崎ちゃんは遊びたい!
ゆらぎ荘の幽奈さん
少年ジャンプ
少年サンデー
少年マガジン
少年チャンピオン
少年ガンガン
月刊りぼん
※これは個別の漫画作品、アニメ作品ではありませんが、
日本で発刊されている有力な少年漫画雑誌のほとんどが、
タイトルに「ん」を入れていることがわかります。
少女漫画雑誌だと、ほかに「花とゆめ」「マーガレット」
「なかよし」「ちゃお」などがありますが、
「ん」を入れている「りぼん」がいちばん発行部数が多くて、
成功しています。
新世紀エヴァンゲリオン(しんせいきエヴァンゲリオン)
タイトルの中に「ん」を3つも投入した作品です。
舞台は第3新東京市(だいさんしんとうきょうし)。
第1、第2、第5、第6などでは「ん」を入れることは
できませんが、第3、第4をえらぶと
「ん」を投入できます。
物語の軸となる主人公父子は、
碇シンジと碇ゲンドウ。
テレビ放送時のOP曲は残酷な天使のテーゼ
(ざんこくなてんしのてーぜ)、
ED曲はFly me to the moon(ふらいみーとぅーざむーん)、
劇場版アニメの主題歌には魂のルフランと、
「ん」を執拗に入れてきます。
これら「ん」の大量投入が功を奏したのか、
このアニメは社会現象(しゃかいげんしょう)になりました。
ちなみに監督の庵野秀明(あんのひであき)さんは、
のちにこのシリーズを「シン・エヴァンゲリオン」として
リメイクしたほか、
「シンゴジラ」や「シンウルトラマン」、
「シン仮面ライダー(しんかめんらいだー)」など、
「ん」の魅力にとりつかれたかのようなタイトルの作品を
数多く発表しています。
(こちらかつしかくかめありこうえんまえはしゅつしょ)
ジョジョの奇妙な冒険(じょじょのきみょうなぼうけん)
沈黙の艦隊(ちんもくのかんたい)
ジパング
※かわぐちかいじ先生の作品。
紺碧の艦隊(こんぺきのかんたい)
鋼の錬金術師(はがねのれんきんじゅつし)
るろうに剣心(るろうにけんしん)
シャーマンキング
三国志(さんごくし)
蒼天航路(そうてんこうろ)
龍狼伝(りゅうろうでん)
ワンピース
※主人公は、モンキーDルフィ。グランドラインとかが舞台。
ハンターハンター
※主人公は、ゴン。念(ねん)能力の基本として
纏(てん)や練(れん)がでてくるほか、その編別でも
天空闘技場編(てんくうとうぎじょうへん)
ヨークシン編
グリードアイランド編
キメラアント編
会長選挙編(かいちょうせんきょへん)
暗黒大陸編(あんこくたいりくへん)
と、「ん」が続出します。
銀魂(ぎんたま)
※主人公は、坂田銀時(さかたぎんとき)、
通称銀ちゃん(ぎんちゃん)。
進撃の巨人(しんげきのきょじん)
※主人公は、エレン・イェーガー。
呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)
キングダム
※主人公は、信(しん)。
東京リベンジャーズ
ゴールデンカムイ
暗殺教室(あんさつきょうしつ)
ぐらんぶる
葬送のフリーレン
しかのこのこのここしたんたん
天元突破グレンラガン(てんげんとっぱぐれんらがん)
※タイトルに、なんと4つもの「ん」を投入してきた
欲張りな作品。欲張り過ぎたのか、あまりヒットはしなかった
印象。ほかに、
花さか天使テンテンくん(はなさかてんしてんてんくん)も
4つもの「ん」を投入したが、パッとせず。
こんな例外もあります(;´∀`)
いかがでしたでしょうか?
アニメとか漫画作品をあげてきましたが、もちろん、
「ん」がまったく入らないメジャーな作品も
たくさんあります。
でも、夕方7時台からのゴールデンタイムに放送されて、
老若男女だれもが見ていたような、知っているような、
超メジャーな作品、第一線の作品になるには、
どうも「ん」の力が必要な気がしますし、
第一線の作品になったものは、その多くが
タイトルに「ん」を持っているような気がします٩(ˊᗜˋ*)و
ここまで、
漫才コンビのコンビ名、時代劇のタイトル、
ゲームのタイトル、アニメや漫画のタイトルと見てきましたが、
「ん」というのは
けっこう、強力な力を発揮しているように思うんですね。
では、なぜそのような力を「ん」は持っているのか。
自分は考えたのですが、
日本の五十音は、「あ」で始まり、「ん」で終わりますよね。
「あ」というのは、これから広がっていこうとする
音であるのに対して、
「ん」というのは、すべてが終わる終了の音なんです。
実際、「あ」を発音するときには
人間の口はいちばん大きく外へ向かって開き、
「ん」を発音するときには
内へ向かって口をつぐむような感じになると思うんですよ。
そうすると、です。
「あ」にはあたかも、外へ向かって
矢印が何本も走るような、そんな拡散のパワーがあるのに対して、
「ん」にはあたかも、内へ向かって
矢印が何本も走るような、そんな収縮のパワーがあるのではないか。
その内側へ向かう「ん」のパワーが
いろんなものを引きつける力になって、
人気とかヒットとかも惹きつけているんじゃないか。
そんなふうに、自分は思ったのですね٩( ๑╹ ꇴ╹)۶
ですから、これからなにか名前をつけようとする
方がいらっしゃったとして、
人気運が欲しいなあ、と思われた場合には、
「ん」をその名前の中に入れてみてはどうでしょうか。
今回は、そんなお話でした。
以上、天機でした( ´ ▽ ` )ノ