みなさん天機です٩(ˊᗜˋ*)و
今回は、占星術関連の記事を書いてみようと思います。
さて、西洋占星術においては、
2023年、2024年ごろから、冥王星が水瓶座に入っていくことが
話題になっています。
もうすぐですよね。
占星術では太陽系の惑星もつかって占っていくのですが、
惑星というのは天空を移動しますので、
惑星は、各星座を移動していくわけです。
2020年現在、冥王星はやぎ座にいます。
これが、あと3、4年したら、水瓶座に入ることになり、
そのまま2044年ごろまでの、およそ20年ほどにわたって、
水瓶座に居続けるのです。
結構長いですよねლ(╹◡╹ლ)
水瓶座というのは、一般的に、
自由、平等、博愛といった、ヒューマニズムあふれる星座だと
言われることがあります。
また、冥王星がある星座を通過するときには、
その星座の性質が強められるような時代になる、とも言われていたりします。
ヒューマニズムあふれる時代になるだろう、と言ったことをおっしゃる
占星術師のかたも、
ネット上にはちらほら、おられるようですね( *´艸`)
ではいったい、この冥王星水瓶座時代は、どういった時代になるのか。
天機は、独自の考えを持っています。
過去の事例にあたってみようと、まず思いました。
というのは、
冥王星は公転周期が248年くらいなので、
だいたい248年おきくらいで、
冥王星が水瓶座にはいる時代というのは、繰り返しやってくるからなんです。
どんなふうになっていたんだろう?
18世紀末から19世紀冒頭の時期です。
起こっていた時期ですね。
16世紀中ごろのことになりまして、
ヨーロッパでは、宗教改革が起こっていました。
こういった事例を目の当たりにすると、
たしかに自由、平等、博愛といった、ヒューマニズムあふれる時代になっている、
ということが言えそうな気もしてきます。
というのも、たとえばフランス革命というのは、
それまで民衆を虐げていた王様を倒して、
ひとびとの自由や平等を勝ち取ろうというものでしたし、
アメリカ独立戦争というのは、イギリスの支配から自由になろう、
というものでしたし、さらには、宗教改革というのも、
ローマカトリック教会からはなれて、
あたらしい人間によりそった教義を打ち立てよう、というものだったからです。
なるほど、たしかに冥王星が水瓶座に入っている時期というのは、
ヒューマニズムあふれる時代になっているなあ、
と思われるかたも、きっと多いことでしょう。
ですが天機はひねくれものなので、
ちょっと違った風に考えてみました。
よく、星占いとかでは、水瓶座のひとの性質、キャラクターとして、
論理的とか、頭がいいとかとならんで、
偏屈とか、屁理屈をこねるとか、空気が読めないとか、
そういうふうに評されることがあるんですよね。
こういった評価の大元になるような水瓶座の性質ってなんなんだろう?
って考えたときに、天機は、それは、
反逆
ではないだろうか、と思うのです。
反逆。
既存のモノに反逆する。親や教師に反抗する。権威や権力にさからう。
既成の体制に反逆する。
当然とされている常識や、論理や、考え方を、疑い、
それに対抗するような理論を考えたがる。
そういった性質が、水瓶座の中には、流れているような気がするんですね。
だとしたら。
たんにヒューマニズムあふれる性質を水瓶座が持っていたからなんじゃなくて、
その当時に支配的だった体制に反抗した、ということが、
結果的にヒューマニズムあふれるように見えただけなんじゃないか。
天機は、そう思ったのです。
当時は、ルイ16世とかの国王が支配する世界だった。
世界とは、当時のひとびとにとって、そういうものだった。
だから、それに反逆すると、それは、フランス革命となって、
国王を打倒するようなことになった。
当時は、イギリスに支配されてて、
アメリカの新大陸のひとたちは、その支配に服従するしかなかった。
それが、ひとびとの当然に受け入れている世界だった。
だから、それに反逆すると、イギリスを倒そうとする独立戦争になった。
当時はローマカトリック教会の言うことが絶対だった。
免罪符を買ったら天国へ行ける、と言われれば、そう信じるしかなかった。
だから、それに反逆すると、ローマカトリック教会に対抗して
あたらしいプロテスタントの教えを打ち立てることになった。
そんな感じなのではないでしょうか。
つまり、その時代の、
所与の世界
というのがまずあって、それは、
フランス国王によって支配される世界だったり、
イギリスによって支配される世界だったり、
ローマカトリック教会によって支配される世界だったりした。
そして、その所与の世界に対する
反逆
というのが、フランス革命になったり、アメリカ独立戦争になったり、
宗教改革になったりして、
それらはヒューマニズムあふれるものに、結果的にはなった。
そういうことなんじゃないでしょうか。
あくまでも、水瓶座の本質は、ヒューマニズムにあるのではなくて、
反逆にこそあるのだ、と天機なんかは考えています。
とすれば、です。
所与の世界、というのが変化すれば、反逆の内容もおのずから
変化するのでは?Σ(゚д゚;)
天機はそのように考えました。
もし、この2020年現在の世界の、所与の世界が、
たとえば国王に支配される世界だったり、イギリスの牛耳る世界だったり、
中世的なキリスト教会の支配する世界だったりすれば、
それに対する反逆は、
自由、博愛、平等を求めるヒューマニズムあふれるものになるのかもしれません。
民主主義をもとめるものになるのかもしれません。
でも、実際は、そうではないでしょう?
2020年のこの現在の世界においては、
民主主義こそが所与の世界
なのです!
だから、それに対する反逆がおこるということは、つまりは…
民主主義の反対、つまり、王政や君主制のようなものが誕生する、
ということなのかもしれないわけです(つд⊂)
このように考えてくると、2024年から2044年までの
単純にヒューマニズムあふれる時代には、なりそうもない、
ということは、おわかりいただけるかもしれません。
これからの冥王星が水瓶座にはいる時代がどういう時代になるのかを考えるには、
まず、所与の世界、つまり、
いま現在のこの世界の支配的な体制がなんなのか、
を考える必要があります。
そして、今現在の支配的な体制というのは、
たとえば、
① 民主主義的な世界
② 男女平等、あるいは、フェミニズム
③ アメリカ主導の国際秩序
④ グローバリゼーション
だったりするわけですね。
これらの支配的な体制に対する反逆が生じる、ということになると、
たとえば、
① 反民主主義的なもの、たとえば、王政のようなものの復活
② アンチフェミニズム、男性からの反動
③ アメリカの権威の弱体化、世界各地で反米的な動きが加速化
といったことが起こるように、天機なんかは思うのです。
結構有名なお話で、ホットトピックでもあり、
いろんな占星術師のかたがブログなどで記事を書いていらっしゃるのですが、
みなさん異口同音に、ヒューマニズムあふれる時代になる、
個人の時代になる、とおっしゃっているんですよね。
天機は、どうもそうではないんではないか、と思っています。
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