この世界の不思議

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【日韓】ホワイト国除外について思うこと。

こんにちわ。天機です。

 

 

 

きょうは、時事ニュースについて、書いてみようと思います。

(約 1300字)

 

 

 

さて、世間では、日本と韓国の対立が険悪化しているようです。

 

8月2日には、日本がこれまで韓国に対して適用していた、

ホワイト国という扱いを、

とりやめることを閣議決定するようですね。

 

 

 

この問題に関しては、いろんな見方があるだろうと思いますが、

ここでは、

天機理論に絡める形で、シンプルにこの問題を考えてみたいと思います。

 

 

 

さて、世の中ではしばしば、物事を論じるさいに、

それは、

 

いいことなのか、それとも、悪いことなのか

 

という、二項対立で考えることがあると思うんです。

 

 

 

物事は、いいことか、悪いことか、そのどちらかでしかない、

と考える考え方ですね。

 

 

 

しかし天機は、物事というのは、

 

いいことと、普通のことと、悪いこと

 

という、3つから成り立っている、と思っているんです。

 

 

 

つまり、いいことと、悪いことのあいだには、

 

普通のこと

 

という

 

あいだ

 

が存在しているんじゃないかな?

 

と思っているんです。

 

 

 

では、このことをもとにして、今回の、

日本政府による、ホワイト国除外の措置について考えてみましょう。

 

 

 

もし、この世の中に、いいことと、悪いことの、

2つしか存在しないのなら、

ホワイト国に指定することが「いいこと」ならば、

その反対の、ホワイト国に指定しないことは、すなわち、

「悪いこと」になってしまいます。

 

だって、世界には、

いいことか、悪いことかの、どちらかしかないのですから。

 

 

 

でも、もしこの世の中には、

いいことと、悪いことと、そのあいだの普通のことがあったとしたら、

どうでしょうか?

 

 

 

この場合には、日本がホワイト国指定をやめたとしても、

それがただちに「悪いこと」には、ならないと思うんです。

 

というのも、この世界には、

いいことと、悪いことの間に、「普通のこと」があるのですから。

 

 

 

そして、今回の問題を現実的に考えてみたら、実際問題としても、

ホワイト国指定の解除は、悪いことにはならないと思います。

 

 

 

というのも、

日本によってホワイト国には指定されてはいない国は数多くあって、

ホワイト国に指定されない、というのは、

「普通のこと」に属すると考えられるからです。

 

 

 

つまり、

 

①ホワイト国に指定すること=相手にプラスを与える「いいこと」

 

②ホワイト国には特に指定しないこと=相手にプラスもマイナスも与えない「普通のこと」

 

③なんらかの経済制裁をくわえること=相手にマイナスを与える「悪いこと」

 

という分け方が、現実に即したものだろうと思うのです。

 

 

 

ところが韓国は、

「普通のこと」に属する「ホワイト国指定の解除」は、

韓国にダメージを与える「悪いこと」だ、と主張するのです。

 

 

 

でも、なぜそれが韓国にダメージを与えるのか、といえば、

それは、

輸出に大きく依存した、韓国の産業構造に問題があるわけであって、

そのような産業構造を選択した責任は韓国にあり、日本にはありません。

 

 

 

だから、たとえ仮に、

今回のホワイト国指定の解除が、韓国に「事実上の」ダメージを与えるもの

になったにせよ、

ホワイト国指定の解除という通商政策が、

一般に、他国を害するような意図ないし性質を持つものだということはできず、

その意味で、ホワイト国指定の解除そのものは、やはり、

「普通のこと」に属するものだと、天機は思います。