この世界の不思議

この世界のいろんなことについて、思ったことを書いていきます。

フェーズの変更を好む、男性という生き物。

こんにちわ。天機です。

(約 2300字)

 

 

 

男性も女性も、好きなものはいろいろとあると思うのですが、

とくに、男性が好むもの、女性が好むもの、といった、

特徴的なものは、あるでしょうか?

 

 

 

天機は、その答えは、1つには、

少年漫画や青年漫画、あるいは、少女漫画といったものに、

あるのかもしれない、と思いました。

 

 

 

少年漫画、青年漫画で、

長らく支持されてきたテーマというのは、

「戦いと、女の子」

であろうと思うんですね。

 

 

 

少年漫画や青年漫画では、

主人公たちが、やたらと戦いますよね。

 

 

 

肉体的に戦い、仲間とともに敵を倒していく、

少年漫画的なものから、

ビジネスでの駆け引きといった「戦い」がテーマとなる

青年漫画的なものまで、

とにかくよく戦います。

 

 

 

それと、女の子ですね。

 

 

 

もちろん、恋愛的な要素もありますが、

少年漫画や青年漫画では、もっと単純に、

お色気要素としての「女の子」も、

たいていはふくまれています。

 

 

 

少女漫画ではどうかというと、

少女漫画の大半には、恋愛が描かれていることだろうと思います。

 

 

 

これらのことから考えると、ごくごく大雑把に言って、

男性というものは「戦いと女の子」を好み、

女性というものは「恋愛」を好むものだ、

と言えるかもしれません。

 

大雑把すぎて、違っているかもしれませんが。

 

 

 

さて、男性というものは、「戦い」と「女の子」を好む、

と言いましたが、

では、この両者に

「共通する要素」というのは、なにかあるのでしょうか?

 

 

 

天機が思うに、それは、

両者ともに、「フェーズの変更」というものをともなうものだ、

ということだと思うんです。

 

 

 

具体的にみていきましょう。

 

 

 

まず、戦いというものですが、戦いは、

戦う前と、戦ったあとで、

フェーズ(局面)が、根本的に変容してしまうのです。

 

 

 

たとえば、第二次世界大戦が発生する前には、

日本というのは、

天皇を元首にいただく帝政国家でした。

 

ところが、敗戦したために、幸か不幸か、

民主政国家の一員へと、国家体制が根本的に変わってしまったんですよね。

 

 

 

ここが、戦争の、貿易なんかの経済とはちがうところです。

 

 

 

貿易や経済交流ならば、

おたがいに交易をしている2つの国は、

たがいに国家体制が根本的に変わったりは、しません。

 

少しの変化はあるかもしれないけれど、

基本的には、そのままずーっと、いつまでも交易をつづけていくだけです。

 

 

 

でも、戦争はちがいます。

 

戦争は、フェーズの変更をかならずもたらします。

 

開戦前の戦争当事国は、終戦後は、

いっぽうは戦勝国に、もういっぽうは敗戦国になります。

 

 

 

これは、人類の歴史の古くから、ずーっとそうです。

 

そして、

戦勝国は敗戦国に対して、戦争前にはなかったような、

管理支配権をもつようになります。

 

これが、フェーズの変更ということです。

 

 

 

では、男性が好むもう1つのもの、「女の子」については、

どうでしょうか。

 

 

 

ここで注意したいのは、

「男性が好む」女の子という要素だということです。

 

これは、少女漫画におけるような、

「恋愛」には、かならずしも限定されない、ということなのです。

 

 

 

少年漫画や青年漫画を見ているとわかるのですが、

昔から、お色気要素というのは、

そういった雑誌の定番でした。

 

なにかというと、

脈絡なく、女の子のパンツが見えていたりするのが、

少年漫画や青年漫画なのです。

 

 

 

ということは、そういったものを好む男性という読者も、

やっぱり、

「女の子」について考えるときには、それは、

「エッチなこと」とは切り離せないで考えている、

ということになりそうです。

 

 

 

ところで、じゃあ「エッチなこと」ってなんなのか、

というと、

それは、生殖や性的なこととかかわるわけです。

 

 

 

そして、この「生殖や性的なこと」というのが、

じつは、

フェーズの変更と大きな関連があるのです。

 

 

 

人間のおおきな欲望には、食欲と性欲がありますが、

このうち、食欲については、

人間には、フェーズの変更をもたらすことがないように思われます。

 

 

 

人間は、野菜を食べたり、お肉を食べたりします。

 

ですから、

大地から引っこ抜かれる野菜とか、

殺される牛や豚とかからすれば、

自分自身が死に絶え、消えてしまうわけですから、

フェーズの変更はある、といえます。

 

 

 

しかし、食べる側の人間からすれば、

基本的には、

スーパーで買ってきた食材を調理し、お皿に盛り、

あとはそれを食べるだけ、ということで、

それを食べる前と食べたあとで、根本的な変容、つまり、

フェーズの変更が人間にあるか、といえば、

それはないわけです。

 

 

 

ところが、生殖や性的なことは、

これとは異なります。

 

 

 

セックスをすれば、避妊などをしなければ、

子供が生まれる可能性があります。

 

 

 

そして、子供というのは、

自分とは異なる、新しい世代の人間ということになります。

 

 

 

自分自身が生きている時代というのを、

1つの同一平面のように考えるならば、

子供が生まれ、育ち、生きていく時代というのは、

それとは異なる、あらたな平面上で形成されるものです。

 

 

 

つまり、

自分が生きているこの時代と、

自分の子孫が生きていくであろう将来の時代では、

フェーズ(局面)が異なっているわけです。

 

 

 

そんな子供たちを誕生させる可能性のある、

生殖やエッチなことというのは、それゆえに、

フェーズの変更をもたらすきっかけになるものだと、

天機は考えます。

 

 

 

以上、見てきたように、

男性というのは、大雑把に言って、

戦争や戦い、エッチなことや女の子を好むのですが、

戦いにも、エッチなことにも、

フェーズの変更が隠れています。

 

 

 

なので天機は、

男性というのは、

フェーズの変更が好きなんじゃないだろうか、

と思いました。