なにから手をつけてよいかわからないような問題、
雲をつかむような問題、
そういった、人生上、生活上の問題を目の前にしたときには、
まずは場合分けをしてみる、というのは、
ひとつの有効な方法だろうと思う。
場合分けをし、場合分けをした先でさらに場合分けをするなどしていくと、
やがて、分岐構造をもった樹形図のような全体構造があらわれてくる
ことがある。
これは、とてもいいことだ。
なにやらよくわからない肉のかたまりのようだった問題に、
骨が通ったようなものである。
分岐構造をもった樹形図のような構造、というのは、
理のひとつのかたちだ。
曖昧模糊とした問題に理を適用する、そのひとつの方法が、
場合分けだ。