この世界の不思議

この世界のいろんなことについて、思ったことを書いていきます。

シンプルなダイエットー3。

シンプルなダイエットに関連して、

ほかに思いつくことを書いてみよう。

 

ダイエットは、基本的には、食事をへらすことをメインにした

ほうがいい。

ダイエットでは、運動と食事制限が2本柱として強調されることが

多いが、

運動によって消費カロリーを減らすのは、とてもたいへんだ。

そして、たとえば、

水泳などでとてもたくさん運動して、それでおなかがすいて、

帰りに牛丼でも食べてしまったのでは、

なにをしているこっちゃわからない。

さらには、運動するにも、時間、労力、費用が発生することがおおい。

水泳だったら、泳ぐ時間、移動時間、交通費、プールの利用料などが

発生する。

だったら、最初から食事をへらして、

摂取カロリーをおさえるほうが、簡単でラクである。

 

ほかには、ダイエットのためのシェイクや飲料、

ダイエットのためのクッキーや雑炊、といったものも販売されて

いるが、

概して、こういったダイエット目的に特化した食品や飲料というのは、

ふつうの食品や飲料とくらべて、値段が高いのだ。

だったらふつうに、

いつも食べている食べ物の、量をすこし減らすだけで対応できる

のではないだろうか。

ご飯を大盛りにしない、おかわりをしない、

いつもお茶碗1杯のご飯を食べているのなら、それを半分にする。

ラーメンのスープは残す。

おなかが苦しくなるまで食べない。

そういったことを実行するだけで、とくに、

ダイエット用の食品などを買わなくても、うまくやっていけるだろう。

 

ひとつの具体例としては、

朝は野菜ジュースのみ、昼はふつうに食べる、

晩はとくに炭水化物をへらし、全体の量も少なめにする、

というくらいでいいのではないだろうか。

 

ダイエットはとにかく、長続きすることがたいせつだ。

ゆっくりだけど確実に体重が落ちていくということ、そして、

後戻りしないということが大事なのである。

そのためには、

タスクがしんどかったり、複雑であったりしないほうがいい。

タスクはラクにできるもので、簡単であったほうがいいのだ。

シンプルなダイエットー2。

シンプルなダイエットに関連して、ほかに思いつくことを

あげてみよう。

 

いま流行りのライザップはどうだろうか。

CMをみていると、ほんの短期間に、ぶよぶよだった体が、

引き締まった筋肉質の体に変化した、

というような芸能人が登場する。

 

これに関しては、自分がダイエットにおいて、

なにを目標にしているのか、ということを意識する必要がある。

ハードな肉体トレーニングとハードな食事制限を

短期間に集中して実施して、

とにかく短期間で見違えるような引き締まった体を手に入れるものの、

それを長期間にわたって持続させることがむずかしいために、

結局、しばらくしたら肉体はたるみ、

ライザップに支払った代金だけ、お金が失われて終わるのか。

それとも、

トレーニングとしては、軽いウォーキング程度にとどめておき、

炭水化物を中心に食事をいまよりも少しへらす食事制限をメインに

ダイエットをすすめていき、

短期間で見違えるような成果を手に入れるのではなく、

半年から1年以上のスパンをみて、

かつ、筋肉質の引き締まった体を目指すのではなく、

とにかく肥満したりぶよぶよと肉がたるんでいたりという状態を、

体重の減少によってある程度緩和することを目指し、

その身長における標準体重になることを、とりあえずの目標とし、

その体重減少が一過性のものに終わることなく、

数年、数十年の長期にわたって、その成果を維持できることを

目指すのか。

ライザップは、結果にコミットする、ということをうたい文句

にしているが、

自分が目指す「結果」というのが、はたしてどのようなものなのか、

いまいちど考えてみる必要があるように思う。

 

ダイエットに関しては、以前、岡田斗司夫というひとが書いた、

「いつまでもデブとおもうなよ」という本がヒットしたことがある。

このなかで提唱されていたのが、

レコーディングダイエットという方法だ。

これに関しても、シンプルなアプローチが可能である。

 

この本の中では、自分が食べたものについて、逐一、

カロリーを調べて書き留めていくことが推奨されている。

が、実際には、自分が食べたいろいろなもののカロリーを正確に

知ることは難しく、

それが、継続していくうえでの障害になりかねない。

タスクは、シンプルなほうがいいのである。

であるならば、

カロリーまで記録しようとするのはとりあえずやめておいて、

シンプルに、食べた内容だけ記録するにとどめ、

それをときどき見返すだけでも、

同様の効果は期待できるのではないか。

 

また、この本の中では、食事を残すことも推奨されている。

たとえば、当時、メガマックというマクドナルドの人気商品が

あったが、

それを1つ買って、8分の1だけカットして食べ、

残りの8分の7は捨ててしまう、なんてことが提唱されている。

が、これもシンプルに、

メガマックを買わずにふつうのハンバーガーを買えばいいだけである。

費用の面でもそのほうがいいはずだ。

 

さらには、カロリーが低いメニューが多い、ということで、

サンドイッチチェーンのサブウェイが、この本の中では推奨

されていたが、

サブウェイのサンドイッチは、概して高いのである。

サンドイッチとジュースを1つずつ頼むだけで、

600円前後になったりする。

なおかつ、サブウェイがいつも近辺にあるとは、かぎらない。

ダイエットのためだけに遠くのサブウェイまで回り道するのでは、

タスクが複雑になってしまう。

そこはシンプルに、近所のいつもよく行くスーパーで、

ヤマザキのまるごとソーセージというパンを1つだけ買うだけで

いいのではないだろうか。

せいぜい、100円くらいで済む。

シンプルなダイエット-1。

記事のタイトルは「シンプルなダイエット。」だが、

アプリのシンプルダイエットとは、なんの関係もない。

ダイエットは、シンプルにやろう、という趣旨の記事だ。

 

いろいろな物事は、継続してやらないと、

成果があらわれてこないことが多い。

そして、継続してやる、習慣化する、ときにポイントになるのが、

タスクをシンプルにしておく、ということだ。

シンプルなタスクは、続けやすい。

逆に、タスクが複雑だと、挫折の可能性が高くなる。

 

ダイエットでいうと、どういうふうなのが、シンプルなんだろう。

いろいろ、思いつくままに例をあげてみる。

 

ダイエットに欠かせないのが、運動とされている。

この運動も、シンプルなのがいい。

会費を払って、トレーニングウェアに着かえて、毎週、スポーツジム

に通う、なんていうのは、

実行できれば効果は大きいかもしれないが、

やや、タスクが複雑で、つづけるのに障害になる。

ハードな水泳やジョギングをつづける、というのも、

タスクがしんどくて、挫折しそうだ。

 

いいのは、ウォーキングだろう。

ただ、このウォーキングも注意したほうがいい。

ウォーキングに適した服装はこうで、シューズはこうで、

腕の振り方はこうで、歩幅はこうで、1回の時間はこうで、

週当たりの回数はこうで、と、

ネット上には、

やり方

に関する情報があふれている。

でも自分は、この、やり方を細かくきめるということ自体が、

かなり、くせものだと思っている。

情報を提示する側としては、やり方を細かく決めたいのだ。

というのも、

このやり方が正しいんですよ、このやり方以外は効果がないんですよ、

このやり方を知ることに価値があるんですよ、ということでなければ、

その情報の価値そのものが疑わしくなるからなのだ。

 

でも実際にはたぶん、そんな細かいやり方にこだわらなくても、

効果はほとんど違わないんじゃないだろうか。

むしろ、そのやり方を厳密に守らなければいけない、と思い込むことで、

かえって、つづけるうえでの障害になりそうな気がする。

 

大切なのは、つづけること。

そのためには、タスクはシンプルなほうがいい。

ウォーキングでいえば、

普通の服装、普通の靴で、自宅周辺を、1回15分かそこらで、

週に2,3回、自分の好きな歩き方で、適当にぶらっと歩いてくる、

その程度でいいんじゃないだろうか。

ウォーキング、なんていうから、形式をちゃんとしなきゃ、

なんて思ってしまう。

散歩でもいいじゃない。

成果をあげるためにはこの形式でなければいけない、なんていうけれど、

アスリートでもないんだから、

そこまで厳密に成果を追求する必要もないんじゃないかなあ。

いきおいこんで、きちんとしたウォーキングとやらを開始して、

しばらくしたら、しんどくてやめてしまう。

また開始して、またやめる。

そんなことを繰り返していたら、まるで、

波打ち際の波が寄せては返していくけれど、

いつまでも同じ場所を行ったり来たりしているように、

人生上になんの進歩も期待できないだろう。

大切なのは、時計の針のように、

1つ1つの歩みはおそくても、確実に後戻りをせずにすすんでいく、

不可逆変化を人生上につくりだすことだ。

そのためには、つづけることが大切で、

そのためには、タスクはシンプルなほうがいいのである。