この世界の不思議

この世界のいろんなことについて、思ったことを書いていきます。

大坂なおみが全豪OP初優勝。時代がかわるとき。

こんにちわ。天機です。

(約4200字)

 

 

 

きのうは、大坂なおみがテニスの全豪オープンで初優勝しましたね!

天機はテレビで見ていなかったのですが、

ヤフーニュースのテキスト速報を固唾をのんで見守っていました。

(←テレビ見ろよ)

 

 

 

大坂なおみは、先の全米オープンでも初優勝をかざっていて、

これで、グランドスラム2勝目となります。

 

先の全米オープンでは、

セリーナ・ウィリアムズとのあいだで確執があったのですが、

今回は、論争の余地なく覇者となり、すっきりしました。

 

 

 

思えば、最近になって、

時代がかわりつつあるなあ、と思えるような出来事が、

立て続けに起こっています。

 

 

 

テニスでは、

2000年代の初頭から、セリーナ・ウィリアムズが絶対女王として、

ほぼ15年以上にわたって黄金時代を築いてきたのですが、

ここにきて、

大坂なおみが次世代の女王の貫録を見せつつあります。

 

 

 

野球の世界では、

1990年ごろからおよそ30年ほどにわたって、

イチローが名実ともにヒーローだったのですが、

ここにきて、

2019年になって、イチローマイナー契約になることが報じられるいっぽう、

大谷翔平というニューヒーローがあらわれようとしています。

 

 

 

将棋の世界では、

やはり、1990年ごろからおよそ30年間ほどにわたって、

羽生善治が名実ともに棋界の第一人者の地位を築いてきたのですが、

昨年2018年、羽生善治は、

約30年ちかくぶりに無冠に転落し、

いっぽうで、藤井聡太というニューヒーローが頭角をあらわしつつあり、

棋界は戦国時代の様相を呈してきています。

 

 

 

古い時代が過ぎ去って、新しい時代が始まろうとするときには、

オールドヒーローが勝てなくなって静かに退場して行き、

いっぽうで、

ニューヒーローが華々しく登場する、

のかもしれない。

 

天機は、そんな印象をいだいています。

 

 

 

思えば、2016年という年は、

イギリスがEUから離脱することが決まり、

アメリカにトランプ大統領が誕生することが決まり、

天皇陛下生前退位されることが決まった、

時代の画期となる年でした。

 

ことしは、2019年なのですが、

この2016年から2019年という、ここ数年間ほどのあいだに、

これまで長い間つづいてきたことが、大きく変わって、

時代がおおきく動き始めるような出来事が、数多く発生しています。

 

そのことについては、こちらの記事でも書いています→

 

reasongomainstream.hatenablog.com

 

reasongomainstream.hatenablog.com

 

 

 

1つの時代が変化するときというのは、

天機が思うに、

ひとびとの個々の運命も、おおきく変化するような気がするのです。

 

 

 

よく、人は言います。

 

成功しようと思ったら、努力しなくちゃいけない。

成功しようと思ったら、人との関係を大切にして、人から好かれなくちゃいけない。

情けは人のためならず、だ。

人のことを思ってなにか善いことをしてあげていれば、

やがてそれは、自分に返ってくるのだ、と。

 

 

 

たしかに、それらのことには、一理あるでしょう。

 

 

 

しかし、

 

時の運

 

というのは、不思議なもので、

 

そのひとが努力してきたのかどうか、とか、

そのひとが人から好かれているのかどうか、とか、

そのひとが他人に親切にしてきたのかどうか、とかいったことには、

 

いっさい関係がなく

 

電車の踏切で信号が青に変われば電車が進むことができ、

赤に変われば電車が進むことができなくなるように、

ただ、

 

時が変化したという、そのことだけで

まるでスイッチでも切り替わるかのように

 

この世界の、全体の時の運が変化したことによって、

世の中の風向きががらっと変わる、そのことによって、

突如としてうまくいかなくなる人がでてきたり、あるいは、

突如として成功の上昇気流に乗り始める人があらわれてきたり、

そういったことがあるのだろう、と、天機は思うのです。

 

 

 

このことを、情景でたとえるならば、

つぎのような情景を考えることができるかもしれません。

 

 

 

広い広い、大地があります。

その大地には、赤い旗を持った人と、白い旗を持った人がいます。

 

 

 

あるとき、その広い広い大地を見下ろすような、

高い高い山の頂に、

大きな大きな、「赤い旗」が1本、高らかに掲げられました

 

 

 

これが、「全体の時の運」「世の中の、そのときの風向き」を

あらわす旗で、

赤の時代の到来を示しています。

 

 

 

すると、

広い広い大地にいた、赤い旗を持った人たちは、

突如として、やることなすこと、うまくいくようになります

反対に、白い旗を持った人たちは、やることなすこと、うまくいかなくなります。

 

 

 

赤い旗を持った人たちは、自信を深めます。

白い旗を持った人たちは、自信を失います。

 

 

 

世の中には、

「成功するなら赤い旗を持とう!」とか、「時代は赤い旗だ!」

とかいった番組や情報、書籍があふれるようになります。

 

赤い旗を持った人が、さかんにメディアに登場し、

自分が成功したのは赤い旗を持っていたからだ、と得意げに語ります。

 

会社の上司は、出来の悪い部下を呼び出しては、

「おまえがいつも失敗ばかりするのは、白い旗なんか持っているからだ!」

と叱責し、

自宅でこれを読むように、と部下に手渡したビジネス本には、

「成功したいなら赤い旗を持て!」といったタイトルが書かれています。

 

 

 

ところが、です。

 

それから何十年かたったころでしょうか。

 

 

 

だれも注目をあまりしていないような、

その、広い広い大地を見下ろす、高い高い山の頂上に、

いままで燦然とひるがえっていた、あの

「赤い旗」が、ひっそりと降ろされて、

かわりに、「白い旗」が掲げられるときが来ます

 

 

 

白の時代の到来です。

 

すると、突如として、

いままであれほどうまくいっていた、

赤い旗を持って大手を振っていたひとたちが、

なぜだか、すこし、調子が悪くなり始めます。

 

 

 

最初のうちは、思うかもしれません。

 

そりゃ、赤い旗にも、調子のわるい時だってあるさ。

でも、基本はやっぱり、赤い旗だよね、って。

 

 

 

でも、違うんです。

 

赤い旗が調子が悪くなりはじめたのは、

全体の時の運」「世の中の、そのときの風向き」をあらわす、

広い広い大地を見下ろす、高い高い山の頂の、その1本の大きな旗の色が、

赤から白に変わったからなのです。

 

それに気づかないでいると、

赤い旗を持った人たちは、

いままでの成功と繁栄が、1枚1枚、樹の皮でも剥ぐかのように、

失われていくことになります。

 

そして、それまでの長い冬の時代、赤の時代を耐え忍んでいた、

白い旗を持った人たちには、

ようやく陽の光が差し込んでくることになるのです。

 

 

 

では、

赤い旗を持っていたひとたちは、努力が足りなかったのでしょうか。

それとも、努力が十分だったのでしょうか。

 

赤い旗を持っていたひとたちは、人から好かれる素質が足りなかったのでしょうか。

それとも、そういった素質にあふれていたのでしょうか。

 

白い旗を持っていたひとたちは、どうでしょう。

 

白い旗を持っていたひとたちは、努力が足りなかった?

それとも、努力が十分だった?

 

白い旗を持っていたひとたちは、人から好かれる素質が足りなかった?

それとも、そんな素質が十分だった?

 

 

 

もちろん、そういったことも、関係があるかもしれません。

影響があるかもしれません。

 

しかし、うえでみたような情景のなかで、

赤い旗を持ったひとたち、白い旗を持ったひとたち、

それぞれの栄枯盛衰に、もっとも大きな影響をもたらしたのは、

ほかでもない、

高い高い山の頂にある1本の大きな旗の色が、

赤と白のどちらだったのか、ということだったのです。

 

 

 

よくひとは、

成功すれば、それはそのひとが努力したからだといい、

人間性が素晴らしいからだ、と言って、誉めそやします。

 

反対に、失敗すれば、

それはそのひとの努力が足りなかったからだといい、

人間性が劣っているからだ、と言って、けなします。

 

 

 

しかし、そういったものとは関係なく

ただ、

 

時の運

 

がどうなのか、そして、

 

世の中の風向き

 

がいま、どちらの方向を向いているか、といったことが、

個々人の運命に大きな影響をもたらしていることは、

現実には、よくあることです。

 

そして、ある程度の年数を生きてこないと、

時の運というものは、じつは移り変わるものなんだなあ、ということは、

なかなか肌感覚での実感には、なりにくいものだとも思うのです。

 

 

 

かつて、松下幸之助という実業家は、

自社の社員を採用するさいに、運の良さを非常に重視した、

ということが言われています。

 

また、日露戦争の開戦がちかくなったときに、

だれを日本の連合艦隊司令長官にするかを決めるにあたって、

ときの総理の山本権兵衛は、東郷平八郎を推し、

その真意を下問された明治天皇に、

「彼は運のいい男ですから」と答えたというのも、

有名な逸話としてのこっています。

 

 

 

ある集団や組織においては、

そのトップとなる人間の運勢や運命といったものが、

その集団や組織の、全体の運勢や運命に影響することがあります。

 

 

 

あとすこしで、日本においては、

平成という時代が終わりをつげます

 

この平成という時代、この30年間の時代を、

言ってみれば、主宰するような人間は、はたして誰であったか?

といえば、それは、

今上天皇ということになるでしょう。

 

内閣総理大臣は、日本国のトップではありますが、

比較的頻繁にころころと変わりますから、

平成という30年間全般にわたってトップであった内閣総理大臣

というのは、考えにくいものでしょう。

 

 

 

とするならば、

この平成という、30年間の時代に対しては、

今上天皇ご本人のもつ運勢や運命が、

非常に大きな影響をなしていた可能性があります。

 

 

 

今上天皇は、

1933年12月23日午前6時39分に東京でお生まれになられています。

 

この生年月日と生まれた時間をもとにして、

西洋占星術でいうところの、ホロスコープをつくることが可能になります。

 

そのホロスコープと、

国民1人1人が持っている、

個々人の生年月日と生まれた時間をもとにしたホロスコープ

照らし合わせてみれば、

はたして、

この平成という時代が、

自分個人にとっては、運のいい時代だったのか、

それとも、そうではなかったのかが、

ある程度、読み取れるかもしれません。

 

 

 

そして、平成という時代が終わるということは、

その、自分個人の運勢にも影響してきたところの、

この日本国の全体の時の運、世の中の風向きも変わるということであって、

それはつまりは、

自分個人の運勢も変わるということなのです。