この世界の不思議

この世界のいろんなことについて、思ったことを書いていきます。

叛骨の相。

みなさん天機です٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

今回は、叛骨(はんこつ)の相(そう)というテーマで

お話をしてみようと思います。

(この記事の字数 約1700字)

 

 

みなさんは、叛骨の相、という言葉を

聞いたことはあるでしょうか?

 

 

たぶん、ほとんどの人は、

あまり知らない言葉じゃないかな、と思うんですね。

 

 

じつは、運命学の一分野に、

骨相学(こっそうがく)というものがありまして、

人間の性格とか運命とかは、

そのひとの顔や頭の骨の形状、つまり骨相にあらわれると考えて、

それを研究することが昔からおこなわれてきたのです。

 

 

書店の占いコーナーに行くと、

目のかたちとかほくろの位置とかでそのひとを占う

人相の本は見かけることがありますが、

この骨相について取り扱った本は、

まず、見かけることはないと思います。

 

 

昔は日本でも、

この骨相のことを知っているひとは

それなりに少なくなかったかもしれませんが、

最近のひとはたぶん、ほとんど知らないでしょう。

 

 

で、話を戻しますと、

この骨相学では、

主君に逆らっていずれは謀反(むほん)を起こす骨相、

というのがあるらしくて、

それを叛骨の相と言うのですね。

 

 

 

 

読んだ話では、

頭の真ん中あたりに鬼の角のような骨の出っ張り(叛骨)を

見るものは、これ叛骨の相の持ち主にして、

かならず主君に仇(あだ)なす者なり、

とかなんとかかんとか。

 

 

ほんまかいな、と思ったりもしますが(;´∀`)

 

 

ところで、先ほど、この叛骨の相について知っているひとは

おそらくそんなにいないんじゃないだろうか、

と言いましたが、

歴史好きのひとならば、

もしかしたら知っているかもしれません。

 

 

というのも、

日本の戦国武将についての話とか、

中国の三国志とかに、

この叛骨の相についての記述がでてくることが

あるからなんですね。

 

 

たとえば日本の武将でいうと、

明智光秀がこの叛骨の相の持ち主であったと言われています。

 

 

明智光秀は、

のちにこそ織田信長の家臣として活躍するのですが、

まだ無名の浪人だったころ、

中国地方の毛利元就(もうりもとなり)のもとを

仕官のために訪問しています。

 

 

で、さすがは毛利元就と言いましょうか、

明智光秀が叛骨の相の持ち主であることを

即座に見破るのですね。

 

 

で、やってきた光秀とわざと口論になるように仕向けて、

光秀を追い返しています。

 

 

のちに光秀は、

主君になった織田信長本能寺の変で殺害していますから、

毛利元就の読みは当たっていたとも言えます。

 

 

三国志でいうと、

蜀(しょく)の武将であり諸葛孔明の配下であった

魏延(ぎえん)というひとが、

この叛骨の相の持ち主だったと言われています。

 

 

魏延が叛骨の相の持ち主であることを、

孔明は早くから見抜いていました。

 

 

なので本当は孔明は、

あんまり魏延を使いたくなかったのです。

 

 

でも、関羽とか張飛が亡くなってのちの蜀は人材不足で、

戦場で華々しく戦えるような勇将が枯渇していたので

魏延のような人間でも使わざるを得ませんでした。

 

 

でもやっぱり魏延は危ないので、

孔明魏延を殺す作戦を実行したりもしています((((;゚Д゚))))

 

 

でも魏延は悪運強く、生き延びました。

 

 

そののちに、

孔明がみずからの寿命が近いことをさとって、

寿命を延ばすための儀式をとりおこない、

絶対に七日七晩消してはいけない、とされる

灯明を祭壇のまわりに置いていたとき、

魏延がそこに乱入してきてその灯明を消してしまいます。

 

 

結果、孔明は寿命を延ばすことがかなわず、

亡くなってしまうのですね( ノД`)

 

 

というふうに見てくると、

やっぱり魏延というのは、主君?である孔明にとっては

主君に仇なしてくる存在だったということになり、

叛骨の相を看破した孔明の見立ては当たっていたのかもしれません。

 

 

以上、骨相学と叛骨の相のお話をしてきましたが、

この骨相学は、現在でも使えるかもしれません。

 

 

たとえば会社経営者なんかであれば、

叛骨の相についてあらかじめ知っておき、

その相の持ち主に警戒しておけば、

へんな従業員が入社してくるのを防げるかもしれませんね。

 

 

もっとも、叛骨の相の持ち主からしてみれば、

この骨相学が知られてしまうと

どこへ行っても邪険にされてしまうかもしれず、

なんとも厄介な学問だなあ、と思うかもしれません。

 

 

今回はそんな、骨相学と叛骨の相のお話でした。

 

 

以上、天機でした( ´ ▽ ` )ノ