この世界の不思議

この世界のいろんなことについて、思ったことを書いていきます。

渋沢栄一の新一万円札、印刷開始。

みなさん天機です٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

お元気でしょうか?

 

 

天機はずいぶんとブログの更新をさぼっていました( ノД`)

 

なるべく定期的に書いていきたいと思います( ゚∀ ゚)

 

 

さて、今回の記事は、時事ニュースです。

 

最近、こんなニュースがありました。

 

news.yahoo.co.jp

 

 

ご存じのかたもおられると思いますが、

2024年から、新しいお札が流通するようになります。

 

現在は、

1万円札が福沢諭吉、5千円札が樋口一葉、千円札が野口英世

なのですが、それが、

1万円札が渋沢栄一、5千円札が津田梅子、千円札が北里柴三郎

にそれぞれなります٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

このうち、5千円札と千円札は

2004年にも変更があって、それから数えると20年、

ということになるのですが、

1万円札だけはもうずいぶんと長いこと変更がなく、

なんと、

1984年聖徳太子から福沢諭吉に変更になって以来、

40年間もずっと福沢諭吉だったのです!((((;゚Д゚))))

 

 

自分は小学校のころ、

かろうじて聖徳太子の1万円札にふれた

記憶があります。

 

お年玉のなかに入っていました!

 

 

でも、もう人生の大半は、

福沢諭吉の1万円札に慣れ親しんでいますね。

 

 

ところで天機は、

時代が転換する、とかいうニュースが

ことのほか好きです。

 

なにかがあるとすぐ、

時代の変化と関連付けてとらえようとする

クセのようなものがあるのですね。

 

 

今回の1万円札の、福沢諭吉から渋沢栄一への変更も、

これまで40年間も続いたものが変わるということで、

なんだか、

新しい時代がやってきそうなワクワクがあります。

 

 

さて、

この福沢諭吉渋沢栄一なのですが。

 

 

自分も歴史を詳しく知っているわけではないのですが、

けっこう、

対照的な性質をもつ2人の人物なようなのです。

 

それを見ていきましょう。

 

 

① 親欧米の福沢、親中国の渋沢

 

福沢諭吉というのは明治時代に活躍した人物で、

どんどんと西洋のあたらしい文明を取り入れて

日本を発展させていこう、

といったことを説いた人物です。

 

代表作に、「文明論の概略」とか「学問のすすめ

なんかがありますね。

 

 

この福沢さんはところで、

脱亜入欧(だつあにゅうおう)」

をとなえた人でもあるんですよね。

 

 

それまで、江戸時代までの歴史上の日本というのは、

中国の影響をとても受けた国づくりをしてきました。

 

中国を中心とするそのような東アジアの伝統的な体制を

冊封体制(さくほうたいせい)」

などと呼んだりします。

 

 

ところが19世紀に力をつけたヨーロッパ列強が

中国にやって来て、

中国がボコボコにやられているのを見て、福沢は、

もう中国なんかお手本にならん、

これからの日本はアジアを見ていてはいけない、

欧米にならって、

欧米を手本にして日本をつくっていこう、

なんて考えるのですね。

 

これが、

アジアを脱して欧米に入る、つまり、

脱亜入欧なのです。

 

 

というわけで福沢さんというひとは、どうやら、

中国を軽視して、

欧米にシンパシーを感じるような、

そんな人であったようですね。

 

そして実際、

そんな福沢さんの肖像が描かれた1万円札が流通した

1984年からの40年間というのは、

どちらかというと日本という国が、

中国とはよそよそしくなっていった

時代でもあったと思うんです。

 

この、福沢さんの1万円札が流通するまえ、

1984年までの日本というのは、

1970年代に日中国交正常化が実現したりと、

どちらかというと日本と中国は仲良かったのに、

不思議なものです。

 

 

さていっぽう、

2024年から1万円札の肖像として描かれることになる

渋沢栄一さんですが。

 

 

このかたは反対に、

中国にシンパシーを感じるかたなんですねლ(╹◡╹ლ)

 

 

渋沢の代表的な考え方に、

論語と算盤(ろんごとそろばん)」

という思想があります。

 

ここでは論語というのは商道徳をあらわしていて、

算盤というのは経済活動をあらわしています。

 

商人、商業というのは、

ただ金儲けだけを考えていたのでは、ダメだ。

きちんとした道徳が背景にあってこそ、

商業も発展するし、国も富み栄えていく、

というのが渋沢の信条で、

そうしたところから渋沢は、

近代日本資本主義の父、

なんて呼ばれることもあります。

 

 

ところで、この渋沢の唱えた論語とそろばんという

考え方なのですが、

論語というのは、

古代中国に存在した賢人、孔子

言行録であるといわれています。

 

論語に言及したあたり、

渋沢の中国通を思わせますね♬(ノ゜∇゜)ノ♩

 

 

また渋沢は、都合3回ほど

実際に中国本土に行っており、また、

中国近代史上の偉人、孫文とも面会して、

孫文が鉄道建設の支援を要請したさいに

それに快諾した、とも伝えられています。

 

 

というわけで、どちらかというと渋沢は、

中国にシンパシーを感じる人間であった、

ということができそうで、

このことが、渋沢の新1万円札が流通する

2024年以降の日中関係にどう影響するのだろうか!?

なんて、

考えたりもしてしまいます( ´ ▽ ` )ノ

 

 

では、福沢諭吉渋沢栄一

対照的な性質の2つ目!です。

 

② 紳士的な福沢、女好きの渋沢

 

 

2つ目の特徴は、

この2人の人物の、女性に対する態度です。

 

 

じつは、明治時代の偉人とされる男性は、

概して、

男権主義的な考え方を持っている例が少なくなく、

正式な妻のほかに、

(めかけ)が何人もいる、

なんていう人物も少なくなかったのです( ノД`)

 

 

そんななかにあって福沢は、

当時としては珍しく紳士的な男性で、

そのような男性優位的な弊風はよくない、

改善していかないといけない、

なんて、

考えていたといわれているのですね٩( ๑╹ ꇴ╹)۶

 

 

いっぽう、

そんな福沢とは正反対の考えと行動をもっていた

人物の1人が、渋沢です。

 

彼は非常に質素な生活をおくっていて、

食事も根菜類を好んで食べるなどしていましたが、

唯一の楽しみが女道楽で、

ありていに言えば、性欲に満ち満ちていました。

 

 

渋沢には、

自分の子供が数十人もいた、という

逸話があり、

そのほとんどが妾腹であったのではないか、

と考えられています。

 

また、

自分の正式な妻と、自分の妾が

おなじ家屋内で同居していたとも言われているほか、

彼が最後に子作りをして子供ができたのは、

彼が82歳のときだった、とも

言われているのですね((((;゚Д゚))))

 

 

NHK大河ドラマで「青天を衝け」という作品が

放送されていますが、

その主人公が、渋沢栄一です。

 

もっとも、

上に述べたような、性豪ともいえるほどの

渋沢の性に奔放な一面は、

放送上、都合が悪いからなのか、

カットされているようですƪ(‾ε‾“)ʃ

 

 

このように、

紳士的な福沢諭吉と、性に奔放な渋沢栄一という

対照的な性格のちがいがあるので、

2024年にお札が一新されることで、

日本社会がどのように変化していくのか、

注目したいところでもあります٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

以上、天機でした( ´ ▽ ` )ノ

 

 

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