この世界の不思議

この世界のいろんなことについて、思ったことを書いていきます。

日米球界におしよせる、世代交代の波。

こんにちわ。天機です。

 

 

きょうは、日米球界におしよせる世代交代の波、ということについて、

自分の思うところを述べてみたいと思います。

 

とはいうものの、天機は、基本的に野球を見ません。

野球のくわしいことは、なにもわかりません。

 

ときおり、ニュースで野球のことが報じられているのを耳にする

くらいですが、

最近、いろんな分野で、世代交代の波、時代の変化の波がおしよせていて、

その波が、球界にもやってきているのではないか、と考えたことから、

素人知識で野球について書いてみることにしました。

 

 

目次

 

 

 

 

 

球界におしよせる世代交代の波と、どのように向き合うべきか

2017年から2018年にかけては、日本の野球界にも、アメリカの野球界にも、

世代交代の波、時代の変化の波がおしよせました。

 

巨人から事実上放出されることになった村田選手の例や、

MLBでも、それまでの球団を事実上放出されることになった青木選手の例など、

これまで、一時代を築いて活躍してきた野球選手に、

これまでとはちがう時代の風が吹き始めたのかな?

と思えるような事例が、ちらほらでてきています。

 

自分は、これまでとはちがう新しい時代の風が吹き始めたときには、

その、あたらしい風のほうを積極的につかみにいくほうが、

運をつかむことになるのではないか、と、基本的には考えています。

 

昔をなつかしむかのように、古いものや古いこと、古い人にしがみついていても、

だんだんと窮するばかりだと思うんです。

なぜなら、そこにはもう、時代の風の応援がないからです。

 

これまではヒーローだったひともいたでしょう。

でも、かれらの時代は、終わったのかもしれません。

 

普通に考えても、その時代、その時代で、つぎつぎに、

あたらしいヒーローは生まれてきます。

そして、そのあたらしいヒーローが、今度は、あたらしい時代をつくっていくのです。

 

だから自分は、

古い時代のヒーローが、やがては消え去っていくことになったとしても、

かならずしも、悲しいというばかりの気持ちでは、いません。

それは、あたらしい時代の胎動でもあるからです。

 

 

 

松坂大輔がむかえる、重大な分岐点

松坂大輔は、中日の入団テストに合格し、

1年契約、年俸1500万プラス出来高払いという条件で、

あらたな投手人生をスタートさせました。

 

まずは、松坂としては、よかったのではないでしょうか。

一時は、国内のどの球団からも声がかからないのではないか、

と危ぶむ向きもありましたから。

 

しかし、松坂は、油断はできないと思います。

 

松坂がはなばなしく世にあらわれたのは、1998年の夏の甲子園のことでした。

 

90年代の半ばから、現在に至るまで、

およそ20年ほどにわたって活躍をつづけてきたのですが、

この、1990年ごろから現在までの20年から30年ほどのあいだを支配してきた

おおきな時代の風向きというものが、

どうも、最近、変化し始めているような気がしてならないのです。

 

つまり、この1990年ごろから現在までの20年から30年ほどのあいだに、

時代の風の応援を受けて繁栄を謳歌してきたものが、現在、

その終焉をむかえようとしているのではないか、という気が、

天機にはするのですね。

 

このことは、野球だけにかぎったことではありません。

 

この時代と歩調をあわせるように続いてきた平成という時代がもうじき終わり、

この時代と歩調をあわせるように一世を風靡してきたSMAPが解散するなど、

注意してみていると、

社会の現象のそこかしこに、

過去20年から30年つづいてきた、1つの特色をもった時代が終わるんだよ、

ということの、フラッシュライトが明滅しているような気がするんですね。

 

その意味でいえば、松坂大輔という投手は、

その、「終わりつつある時代」とともに繁栄してきた選手なんです。

 

だから、油断はできないのです。

 

おおきな時代の風が、その風向きを変えようとしているときに、

一個人がそれに立ち向かってどうこうできるようなものではないと、

天機は考えています。

 

年齢的にも、松坂大輔は、岐路に立っているでしょう。

 

ソフトバンクでは、3年総額12億円、1年あたり4億という契約を結んでもらいながら、

実際にはほとんど仕事をせず、給料泥棒と揶揄されもしました。

 

今回の中日の契約条件は、そんな松坂の甘さをはねつけるものとなっている

ようにもみえます。

 

1年契約ですから、この1年でしっかり結果をださなければ、

次がありません。

出来高払いがしめる割合も大きいですから、何も仕事をしなければ、

そのぶん、給料は減ることになります。

 

松坂は、重大な運命の岐路にたっている、といっても、過言ではないでしょう。

 

 

 

イチローは、引退したほうがいい

海の向こうでは、イチローもまた、重大な運命の岐路にさしかかっています。

 

1月28日現在で、メジャーの球団からのオファーは、まったく届いていない

現状です。

 

数年前に、マーリンズイチローにオファーを出したときは、1月27日でしたから、

それを過ぎていることになります。

 

そして、マーリンズがオファーを出したときにも、マーリンズ以外の球団は、

どこも手をあげていませんでした。

それから数年がたち、イチローは、年齢だけをかさねています。

状況は、数年前よりも厳しくなっている、とみるのが、自然な見方でしょう。

 

このイチローという選手も、先に述べたような、

「終わりつつある時代」とともに繁栄を謳歌してきた選手なんです。

 

イチローがプロ入りしたのは、1991年のこと。

メジャーに挑戦を決めたのは、2001年のことです。

プロ入りを決めた1991年から数えて、過去20年から30年ほどにわたる時期が、

イチローの活躍してきた時代なのです。

 

いま、その時代を特徴づけてきた時代の風が、急速にしぼもうとしています。

イチローは、体力の衰えによるパフォーマンスの低下が指摘されていますが、

そればかりでなく、

これまでイチローの背中を後押ししてきた、

時代の風の応援がなくなりつつある、ということもまた、

おおきいのではないか、と天機は考えています。

 

イチローは、おおくのひとの心に勇気をあたえてきました。

天機も、イチロー262のメッセージ、という本を買って読んだことがありますし、

WBCで、土壇場にヒットを放って、韓国をくだした一戦は、

いまも心に焼き付いています。

 

しかし、どんな選手にも、やがては舞台を去る時がやってきます。

それは、先に述べたように、

古い時代の終焉であるばかりでなく、あたらしい時代の幕開けでもあるのです。

それは決して、悲しむべきことばかりでは、ないように思えます。

 

天機が思うに、イチローの時代は、もう終わったように思います。

いたずらに現役選手にこだわるのではなく、レジェンドとして、

あたらしい生き方を模索したほうが、

もっとイチローらしく輝くことができ、

あたらしい時代の幕を開くことになると思うのですが、どうでしょうか。