この世界の不思議

この世界のいろんなことについて、思ったことを書いていきます。

運不運に左右されるより

みなさん天機です。٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

 

今回は、運不運について書いてみようと思います。

(この記事の字数は 約1700字)

 

 

 

天機はブログの中で、占術関連の記事をおおく書いていて、

運の影響する力は大きいということを、さかんに述べているのですが、

今回の記事はめずらしく、

運不運などといったことに左右されない考え方についての記事になります。

 

 

 

人間生きていれば、運が味方するような時期に際会することもあれば、

運が自分をいじめてくるような時期に遭うこともあります。

 

 

 

そのときどきによって、幸運をよろこび、不運を嘆くことは、

人間の自然な感情でしょう。

 

 

 

しかし、すこし知恵を使い、あらかじめ備えておけば

運不運に左右されなくてすむかもしれません。

 

 

 

天機はこれまでの人生で、運不運について考えることが多くて、

占いなどにも親しんできました。

 

そんななか、運勢について書かれてある本で、

努力論、という名前の、幸田露伴が書いた本に巡り合ったのです。

 

その本に、つぎのような話が書いてありました。

 

 

 

あるところに、一本の大きな川が流れていました。

 

川の左岸と右岸には、それぞれ別の農家がいて、それぞれ、

豆を育てていました。

 

 

 

あるとき、川が氾濫しました。

 

その川の氾濫によって、たまたま、川の右岸で豆を育てていた農家だけが

おおきな被害に遭い、豆がダメになってしまったのです。

 

川の左岸でそだてられていた豆は、無傷でした。

 

 

 

そんな事情に際会したとき、ひとは、どんな印象をいだくでしょう。

 

 

 

いろんな感想を持つ人もいるとは思いますが、

ああ、川の右岸の農家は不運だったな。川の左岸の農家は、幸運だったな。

 

そのような感想をもつひとも、少なくはないかもしれません。

 

 

 

たしかにそうなのです。

 

川が流れていて、川のどの部分で決壊するのか、

左岸、右岸、どちらの側でよりおおきな被害になるのかなんて、

ある程度、運に左右されるようなものだからです。

 

実際、去年の台風19号では、東京の多摩川の、二子玉川付近で

決壊がありましたが、あれなんかも、

かならずそこで決壊すると決まっていたわけでもなんでもないのですよね。

 

 

 

でも、努力論を書いた幸田露伴は言います。

 

 

 

たしかに、川の左岸、右岸、どちらで氾濫がおこって、

どんな被害になるかなんて、人知では把握しかねるものであって、

運不運の影響があることは否定できないだろう。

 

しかし、人間の努力や工夫の余地もまた、確かに存在するものなのだ

 

 

 

たとえば、

今回被害にあった右岸の農家が、今後は水害の及ばないような

高台で豆を生育させるようにしたならば、

運命のはからいによって、左岸で洪水がおこるにせよ、

右岸で洪水がおこるにせよ、

そんなことには関わらず、被害を防ぐことができるのではないだろうか。

 

 

 

そうなのだ。

 

人間が知恵と工夫を活用して、あらかじめ備えることをしていれば、

運不運の影響を少なくする、あるいは、なくしてしまう、

ということも、場合によっては可能になるのだ。

 

 

 

そう、幸田露伴は説くのです。

 

 

 

天機は思うのですが、こういったことは、

自分たちの日常生活でも、よく妥当することではないでしょうか。

 

 

 

たとえば、今回のようにコロナウイルスの拡大と、それにともなう

混乱によって、トイレットペーパーがなくなってしまうということなどは、

外的な変化ですが、

それに対してわれわれは、

そのような変化が起こる前、普段から、

トイレットペーパーを3パックくらいは家に備えておく、

といった対策をとることもできるわけです。

 

 

 

また、あるいは、

人間関係が突然悪化して、他人からの助力を得るのがむずかしいような

状況になったとしましょう。

 

 

 

そんなとき、普段からほかのひとに全面的に依存するような

日常をおくっていれば大ダメージでしょう。

 

 

 

しかし、自分で普段から勉強を重ねて実力をつけておくとか、

あるいは、貯蓄をしっかりしておくとかすれば、

たとえ他人との関係が悪化したとしても、

どこ吹く風でやり過ごせるわけです。

 

 

 

この世界では、たしかに運不運によって左右されることも多いですが、

しかし、

自分で努力し、頭脳をつかい、そなえることで、

外的な要因が変化したとしても、

影響を少なくするような余地もあるわけです。

 

 

 

今回はそんなお話でした(*゚▽゚)ノ

タイピングあれこれ

みなさん天機です。٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

 

今回は、タイピングについて書いてみようと思います。

(この記事の字数は 約1600字)

 

 

 

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みなさんは、どれくらいタイピングができますか?

 

ブラインドタッチなどはできるでしょうか?

 

 

 

天機は、ついこの間までは、ブラインドタッチが全然できませんでした。

 

 

 

天機がはじめてパソコンにふれたのは、

いまから20年ほど前の、大学に入学したころです。

 

天機自身はパソコンをそのころ持ってはいなかったのですが、

大学の授業であり、大学の情報教育棟や、漫画喫茶などで

パソコンをさわっていました。٩( ๑╹ ꇴ╹)۶

 

 

 

それからだいぶたって、2011年に初めて自分のパソコンが

家にやってきました。

 

が、しかし、それから10年近くになる最近まで、

天機はずっと、我流の打ち方でパソコンのタイピングをしていたのです。

 

数年前からは市販のタイピングソフトである、特打なんかを

ときどきやることはあったのですが、

あんまり上達はしませんでした。

 

 

 

天機に転機がおとずれたのは、去年のことでした。

 

天機ははじめて、職業訓練校に通うことになったのです。

 

 

 

職業訓練校では、おもにワードやエクセルの基礎知識を学んだのですが、

その訓練の一環として、

美佳タイプというタイピングソフトを毎日やっていたのです。

 

この美佳タイプが非常にシンプルながらもよくできたソフトで、

自分は訓練が終わってからも、

美佳タイプをUSBに入れて自宅に持ち帰り、

自宅でもタイピングの練習をつづけていました。

 

 

 

それが数か月ほどつづいた、つい最近のこと。

 

 

 

突然、タイピングがすごく速くなったのです。Σ(゚д゚;)

 

よく、語学でもなんでも、学習をつづけていると、

ある日とつぜんブレイクスルーがくる、と言われることがありますが、

まさにそんな感じでした。

 

すごくうれしかったです。

 

 

 

ブラインドタッチができるようになって、なにが一番うれしかったって、

文章入力に費やす時間が大幅に短縮できたことです。

 

天機はよく、ブログで長文をうつことがあるので、

タイピングに時間がかかると、それだけでブログ記事をアップする

モチベーションが下がります。

 

それがとても速く打てるようになったので、

もう、文章を打ち込みたくてしかたがない(笑)

 

そんな感じになりました。

 

 

 

そして、これはタイピングとはべつの話なのですが、

ブログ執筆をさらに時間短縮するワザを昨日、見つけました。

 

 

 

みなさんのパソコンにも、タスクバーというのがあって、

そこにIMEという、文字入力に関する部分があると思うのですが、

そこで、単語の登録をすることができます。

 

 

 

ふつうは、読み方の難しい言葉とか、さっと変換してほしい言葉なんかを

登録すると思うのですが、

天機は、つぎのような使い方をしてみました。

 

 

 

天機のブログは最近、

 

みなさん天機です。٩(ˊᗜˋ*)و

 

ということばから始まります。

 

そこで、IMEで単語登録するときに、

みなさん天機です。٩(ˊᗜˋ*)و を登録し、そのときに、

単語の読みは「」で登録しておきます。

 

すると、文字入力のさいに、

み、と打ち込んで変換するだけで、

 

みなさん天機です。٩(ˊᗜˋ*)و

 

と一発ででてくるわけです。

 

 

 

このような作戦の結果、天機のパソコンは、

こ、と打って変換すれば、今回は、と出ますし、

に、と打って変換すれば、について書いてみようと思います。と出ますし、

かならず、と打って変換すれば、かならずしもそうではないと思います。

と出ます。

 

へんなパソコンになりました٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

 

自分のブログ記事をよく読んでみると、

自分がよく使う言い回しとか、文章表現のくせのようなものがあるかと思います。

 

自分がよく使う、けっこう長い文章なんかは、

まんまIMEで単語登録しておくと、

けっこう時間短縮に役立ってくれるのではないか、と天機は思います。

トイレットペーパーの不足と、今後の見通し

みなさん天機です。٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

 

今回は、トイレットペーパーの不足と、今後の見通し

について書いてみようと思います。

 

(この記事の字数は 約1800字)

 

 

 

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トイレットペーパーが、あちこちの店舗の店頭から消えています。

 

 

 

天機は、昨日の午前中、3つの店舗、3つのコンビニを

駆け足で回ったのですが、

ついにトイレットペーパーを入手することはできませんでした((((;゚Д゚))))

 

昨日の正午ごろ、近所のドラッグストアに、

開店15分前についたら、もう行列ができていて、

自分が並んでいるあいだにも、続々とひとがならび、

いざ、開店したと思って店内に突入したら、まだ入荷されていなかった

という( ゚Д゚)㌦ァ!!

 

今日も朝から近所のスーパーとホームセンターをはしごしましたが、

店員さんが、マスクとティッシュとトイレットペーパーは

まだ入荷してないんです、と。

 

 

 

しかし。

 

きょうの正午ごろに、やっと入手できました٩( ๑╹ ꇴ╹)۶

 

入手したのは、おおきなドラッグストアやホームセンターや

スーパーやコンビニではありません。

 

昭和のころからやっているような、

町のちいさな薬局でした。

 

12ロールで498円でした。

 

 

 

さて、このトイレットペーパー騒動。

 

このさき、どうなっていくのでしょうか。

 

 

 

天機は、マスクとの違いにも留意しながら、考えてみました。

 

 

 

まず、このトイレットペーパー騒動が、今後もやむことなく、

ひどくなる、という仮定の論拠について考えてみましょう。

 

 

 

いまから数十年前のオイルショックの時には、

トイレットペーパー騒動がけっこう長期間つづいたそうです。

 

それを考えると、今回の騒動も、けっこう長期間にわたる可能性も

あるかもしれません。

 

 

 

また、今回の騒動では、以前にはなかった、ネットの発達という

事情があります。

 

そのために、転売屋がトイレットペーパーを買い占めるという懸念があって、

そのことが需給をさらに逼迫させるかもしれません。

 

 

 

以上が、トイレットペーパー騒動が今後、さらに深刻化する、

という見通しの根拠です。

 

 

 

では、こんどは逆に、

トイレットペーパー騒動は今後は緩和する方向に向かう、

という仮定の論拠について、みてみましょう。

 

 

 

まず、トイレットペーパーは、マスクとは違って、大きく、かさばります

 

なので、転売ヤーにとっては、

保管するのにも、発送するのにも、いちいち面倒になる、という事情があるでしょう。

 

そのため、転売屋は、どちらかというと、

マスクのほうをより好んで転売しようとし、

トイレットペーパーについては、あまりモチベーションが

あがらないかもしれません。

 

 

 

つぎに、購入需要と使用需要についても考えてみました。

 

これは、天機が勝手に作った言葉なんですが、需要というのを、

購入したいという購入需要と、購入したものを使用したいという使用需要の

ふたつに分類してみたんです。

 

 

 

マスクについては、購入需要も使用需要も伸びています。

これまではマスクをしていなかったような人でも、

コロナウイルスの懸念により、マスクを購入した場合には、

実際に着用するでしょう。

 

 

 

でも、トイレットペーパーは異なります。

 

マスクは、これまでマスクをしていなかったような人が

マスクを着用するようになることで、使用需要が上昇していますが、

トイレットペーパーは、買ったからといって、

ウンコに行く回数や頻度が上昇するわけではないからです。

 

 

 

店頭からトイレットペーパーが消えることによって、

不安になったひとが争って買い求めるため、

トイレットペーパーの購入需要はたしかに増加しますが、

うんこに行く頻度は上昇しないので、使用需要が増加しません。

 

 

 

これが、マスクとちがう第二の点です。

 

 

 

第三に、これは報道もされていることですが、

マスクは多くが中国からやってきますが、

トイレットペーパーのほぼすべては、純国産です。

 

かつ、マスクとはちがって、メーカーも、

トイレットペーパーの在庫は潤沢だと言っています。

 

なので、物流の問題はあるとしても、

製造段階でトイレットペーパーが底をつくようなことは考えにくい。

 

 

 

これが、マスクとは違う三点目です。

 

 

 

以上のことを考えると、

トイレットペーパーをめぐる混乱は、今後もある程度つづくかもしれませんが、

マスクほど、ひどくはならないのではないか。

 

 

 

天機は、そう思います。

マイナスの存在をしっかり直視しよう

みなさん天機です。٩(ˊᗜˋ*)و

 (この記事の字数は 約1400字)

 

 

今回は、いま世上を騒がしている新型肺炎コロナの問題に関連して、

マイナスの存在をしっかり直視しよう、ということについて書いてみようと思います。

 

 

 

新型肺炎コロナウイルスの感染が広がっています。

 

ここまでの感染拡大は、あまり誰も予想していなかったかもしれないし、

甘く見ていたひとも多かったのかもしれませんが、

それでも、政府がいち早く、中国からの入国をきびしく制限していたら、

と批判する向きも多いようです。

 

 

 

今回の被害の拡大に関しては、いろんな要因があるでしょう。

 

天機は、その要因の1つとして、

 

プラスの利益ばかりを追求するあまり、

マイナスへの備えを怠った

 

ということがあるのではないかと思います。

 

 

 

今回、安倍政権が中国に対して厳しい入国制限措置をとらなかったのは、

おそらく、

インバウンド需要が冷えこむことを懸念したからでしょう。

 

端的にいえば、

中国人が日本に落とすお金という、経済的なプラスの利益に

こだわったのです。

 

 

 

その結果が、ウイルスの感染拡大という、マイナスの表面化です。

 

 

 

ようするに、

中国人の落とすお金と、コロナウイルスの感染拡大という、

プラスとマイナスを比較したときに、

プラスを過大評価し、マイナスを過小評価したのです。

 

 

 

このことは、今回のこのコロナウイルスにかんして、

これだけにはとどまりません。

 

 

 

いま、コロナウイルスが北海道で急速に拡大しているようですが、

人口比率なども考え合わせると、

北海道以外でももっと感染者がいてもおかしくないはずだ、

という点がさかんに議論されています。

 

それでもなぜ他府県で感染者の報告がなかなか上がってこないのか、

という点に関しては、

検査妨害がおこなわれているから、という説が取りざたされているのです。

 

 

 

この説の真偽はわかりませんし、

実際には、きちんと検査がおこなわれているのかもしれない。

 

安易なことは言えないでしょう。

 

 

 

しかしながら、東京オリンピックを目前にひかえた日本にとって、

感染拡大の報告がそうつぎつぎとあがってもらっては不都合である、

という側面も、たしかにあるでしょう。

 

つまり、ここでも、

感染の拡大というマイナスが、

オリンピック開催による経済効果というプラス面の考慮のまえに、

影がうすくなってしまっているのです。

 

 

 

マイナス面というのは、それを無視すれば、

勝手に消えていってくれるものではないと、天機は思うのです。

 

むしろ、マイナス面を無視すればするほど、

マイナス面も、俺を無視すんな!!( ゚Д゚)㌦ァ!!

みたいな感じで、ますます牙をむいてくると思うんですね。

 

 

 

市中をみてみても、そうではないでしょうか。

 

 

 

今日のニュースで、ついに、

トイレットペーパーまでが品薄になり始めた、と報じられていました。

 

 

 

世の中の商品には、アイスクリームのように、

あれば快楽や楽しみを増してくれる、プラスを高める商品と、

トイレットペーパーや殺虫剤のように、

マイナスを減らしてくれる、ないと不都合をもたらす商品があります。

 

トイレットペーパーが品薄になってきたというニュースこそは、

まさに、

マイナスに対処する商品がにわかにその重要性を高めてきた、

ということの、象徴のように天機には思えるのです。

 

 

 

政府の皆さんには、いまいちど、

プラスを追い求めて国民をみせかけの幻想に酔わせるのではなく、

いまそこにあるマイナス面にしっかりと対処していくことを

求めたいと天機は思います。

冥王星水瓶座時代におこること②

みなさん天機です。٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

 

今回は、冥王星水瓶座時代について書いた記事の、

補足のようなことを書いてみたいと思います。

 

冥王星水瓶座時代についての記事は、いったんはここまでです。

 

 

 

前回の記事はこちら⤵

 

reasongomainstream.hatenablog.com

 

 

 

さて、2024年から2044年までの、おおよそ20年間にわたって、

冥王星水瓶座に入る時代がやってきます。

 

その時代がどのような時代になるのかを分析するために、

過去に冥王星水瓶座にあった時代に、

どういうことが起こっていたのかを検討しましたね。

 

そうすると、

フランス革命や、アメリカ独立戦争や、宗教改革などが

起こっていたことがわかったのでしたლ(╹◡╹ლ) 

 

 

 

今回は、そこのところを、もうすこし深掘りしてみようと思います。

 

 

 

実は、フランス革命も、アメリカ独立戦争も、宗教改革も、

自然発生的におこったのではなくて、

それらが起こるきっかけになったものがあったのですΣ(゚д゚;)

 

 

 

まずフランス革命ですが、

これは、当時の国王であったルイ16世が、財政難から、

あらたな租税を課そうとして、三部会をひさびさに開いたのがきっかけでした。

 

すると、平民などからの大バッシングを受けて、

結局、王朝が倒されて国王がギロチンにかけられるとこまでいくのです!

 

 

 

すごいですよね。

 

やろうとしたことは、租税の賦課にすぎないわけなんですよ?

 

でも、それに対するリアクションは革命と王の処刑っていうね。

 

なんか、左から右にぴーって1メートルくらい矢印ひいたら、

右から左に100メートルくらい返された!!みたいな。

 

報復がすごいの(つд⊂)

 

 

 

アメリカ独立戦争も、じつはそんな感じなんですよ。

 

 

 

当時のアメリカ新大陸を植民地支配していた本国はイギリスなんですが、

たしかイギリスは、税収を増やそうと思って、

茶条例とか制定したんですよね。それだけなんですよ。

 

そしたら、新大陸のひとたちがめちゃくちゃキレて、

独立戦争まで起こして、イギリスそのものを排除しちゃうっていうね。

 

やっぱり、

イギリスの起こしたアクションと、それに対する反発が、

全然つりあってないの。

 

 

 

さらには、宗教改革もそんな感じなんですよ。

 

 

 

もともと、ローマカトリック教会は、

収入をふやすために、免罪符を売り出そうとしただけなの。

 

それに対する反対があるのなら、まあ常識的に考えて、

免罪符はおかしいからやめろ、って、まあそれくらいで済みそうですやん?

 

ところが実際には、

ローマカトリック教会の教義そのものがおかしいから、

もう付き合ってられん!

俺たちは俺たちの新しい教義をうちたてるんや!!

っていうとこまでいっちゃうの。

で、プロテスタントの成立と。

 

 

 

こうやってみてくると、

冥王星水瓶座時代の、

ある法則性のようなものが見えてきませんか?ლ(╹◡╹ლ) 

 

 

 

まず、冥王星水瓶座時代には、たしかに、

革命とか、反逆のようなイベントが発生するんです。

 

ということは、もちろん、

革命によって打倒される側と、革命を起こす側がいますよね。

 

 

 

そのときに注目したいのが、

 

 

 

まず、革命によって打倒されることになる側が、

先にちょっとした「攻撃」

を加える

 

 

 

ってことなんです。

 

先制攻撃を加えるのは、革命によって打倒されることになる側なんですよ。

 

 

 

で、それに対する猛反発があって、

長い長い闘争のすえに、

当初、革命によって打倒されることになる側が加えた先制攻撃にくらべると、

不釣り合いなほどの猛反撃を、

革命を起こして打倒する側がくわえて終了する。

 

 

 

全部、このパターンなんです。冥王星水瓶座時代というのは。

 

 

 

ということなので、

ここから、これから始まる2024年からの冥王星水瓶座時代についての

洞察が得られると思うんです。

 

 

 

いま、これからだんだんと、

冥王星水瓶座時代に向かう時期にさしかかっています。

 

いわば、革命前夜なわけです。

 

 

 

この革命前夜の時期に、一時的にいきおいさかんなやつら、

先制攻撃をかけたかのような陣営は、

2024年以降、打倒されることになる可能性が高いということです!!

 

 

 

そういった事例を、なんか僕たちは目の当たりにしていませんか?

 

 

 

アメリカ第一主義のもと、

自国の要求をつぎつぎに主張し始めた、

アメリカから世界の国々への「先制攻撃

 

年金制度を変更するぞ、という、

フランス政府からフランス国民への「先制攻撃

 

犯罪人を中国本土へ引き渡す条例をつくるという

中国政府から香港市民への「先制攻撃

 

地球温暖化は絶対に許さないと声高にさけび始めた、

グレタ一味から大人たちへの「先制攻撃

 

わたしたちの性的な権利を認めろという

LGBT運動の、社会の多数派に対する「先制攻撃

 

性的加害者を徹底的に弾圧しろ、という

Me too運動の男性に対する「先制攻撃

 

 

 

どうですか?

 

 

 

いま現在、とても運動がさかんになっていると、

たぶん多くのひとたちは、

ああ、これからそういう方向へと時代が動いていくんだなあ、

と思うかもしれません。

 

 

 

でも、待ってください!

 

フランス革命のときも、アメリカ独立戦争のときも、

宗教改革のときも、

 

最後に勝ったのは、

先にアクションを起こした側ではない

 

のです!

 

 

 

天機は、いま2020年現在の世界で勢いがさかんになっている運動

のなかには、

 

先制攻撃

 

に相当するようなものが、いくつかあると思っています。

 

 

 

そして、天機は、2024年から始まる冥王星水瓶座時代の、

革命前夜ともいえるこの時期に、

 

先に動いた

 

者たちは、もしかしたら、

この先すごい反撃を喰らうことになるかもしれないと、

そのように見ています。

 

 

 

 

冥王星水瓶座時代に起こること

 みなさん天機です٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

 

今回は、占星術関連の記事を書いてみようと思います。

 

 

 

さて、西洋占星術においては、

2023年、2024年ごろから、冥王星水瓶座に入っていくことが

話題になっています。

 

もうすぐですよね。

 

 

 

占星術では太陽系の惑星もつかって占っていくのですが、

惑星というのは天空を移動しますので、

惑星は、各星座を移動していくわけです。

 

 

 

2020年現在、冥王星はやぎ座にいます。

 

これが、あと3、4年したら、水瓶座に入ることになり、

そのまま2044年ごろまでの、およそ20年ほどにわたって、

水瓶座に居続けるのです。

 

結構長いですよねლ(╹◡╹ლ) 

 

 

 

水瓶座というのは、一般的に、

自由、平等、博愛といった、ヒューマニズムあふれる星座だと

言われることがあります。

 

また、冥王星がある星座を通過するときには、

その星座の性質が強められるような時代になる、とも言われていたりします。

 

 

 

そのために、冥王星水瓶座を通過することになる、

2024年から2044年までの冥王星水瓶座時代は、

ヒューマニズムあふれる時代になるだろう、と言ったことをおっしゃる

占星術師のかたも、

ネット上にはちらほら、おられるようですね( *´艸`)

 

 

 

ではいったい、この冥王星水瓶座時代は、どういった時代になるのか。

 

天機は、独自の考えを持っています。

 

 

 

天機は、冥王星水瓶座にはいることの影響を分析するさいに、

過去の事例にあたってみようと、まず思いました。

 

というのは、

冥王星は公転周期が248年くらいなので、

だいたい248年おきくらいで、

冥王星水瓶座にはいる時代というのは、繰り返しやってくるからなんです。

 

 

 

では、過去に水瓶座冥王星が入っていた時期というのは、

どんなふうになっていたんだろう?

 

 

 

まず、このまえに冥王星水瓶座に入っていた時期というのは、

18世紀末から19世紀冒頭の時期です。

 

時期的にいうと、フランス革命とか、アメリカ独立戦争とかが

起こっていた時期ですね。

 

 

 

さらにそのまえに冥王星水瓶座に入っていた時期というのは、

16世紀中ごろのことになりまして、

ヨーロッパでは、宗教改革が起こっていました。

 

 

 

こういった事例を目の当たりにすると、

冥王星水瓶座に入っている時期というのは、

たしかに自由、平等、博愛といった、ヒューマニズムあふれる時代になっている、

ということが言えそうな気もしてきます。

 

 

 

というのも、たとえばフランス革命というのは、

それまで民衆を虐げていた王様を倒して、

ひとびとの自由や平等を勝ち取ろうというものでしたし、

アメリカ独立戦争というのは、イギリスの支配から自由になろう、

というものでしたし、さらには、宗教改革というのも、

ローマカトリック教会からはなれて、

あたらしい人間によりそった教義を打ち立てよう、というものだったからです。

 

 

 

なるほど、たしかに冥王星水瓶座に入っている時期というのは、

ヒューマニズムあふれる時代になっているなあ、

と思われるかたも、きっと多いことでしょう。

 

 

 

ですが天機はひねくれものなので、

ちょっと違った風に考えてみました。

 

 

 

よく、星占いとかでは、水瓶座のひとの性質、キャラクターとして、

論理的とか、頭がいいとかとならんで、

偏屈とか、屁理屈をこねるとか、空気が読めないとか、

そういうふうに評されることがあるんですよね。

 

 

 

こういった評価の大元になるような水瓶座の性質ってなんなんだろう?

って考えたときに、天機は、それは、

 

反逆

 

ではないだろうか、と思うのです。

 

 

 

反逆。

 

 

 

既存のモノに反逆する。親や教師に反抗する。権威や権力にさからう。

既成の体制に反逆する。

当然とされている常識や、論理や、考え方を、疑い、

それに対抗するような理論を考えたがる。

 

 

 

そういった性質が、水瓶座の中には、流れているような気がするんですね。

 

 

 

だとしたら。

 

 

 

フランス革命とか、アメリカ独立戦争とか、宗教改革とかも、

たんにヒューマニズムあふれる性質を水瓶座が持っていたからなんじゃなくて、

その当時に支配的だった体制に反抗した、ということが、

結果的にヒューマニズムあふれるように見えただけなんじゃないか。

 

天機は、そう思ったのです。

 

 

 

当時は、ルイ16世とかの国王が支配する世界だった。

世界とは、当時のひとびとにとって、そういうものだった。

 

だから、それに反逆すると、それは、フランス革命となって、

国王を打倒するようなことになった。

 

 

 

当時は、イギリスに支配されてて、

アメリカの新大陸のひとたちは、その支配に服従するしかなかった。

それが、ひとびとの当然に受け入れている世界だった。

 

だから、それに反逆すると、イギリスを倒そうとする独立戦争になった。

 

 

 

当時はローマカトリック教会の言うことが絶対だった。

免罪符を買ったら天国へ行ける、と言われれば、そう信じるしかなかった。

 

だから、それに反逆すると、ローマカトリック教会に対抗して

あたらしいプロテスタントの教えを打ち立てることになった。

 

 

 

そんな感じなのではないでしょうか。

 

 

 

つまり、その時代の、

 

所与の世界

 

というのがまずあって、それは、

フランス国王によって支配される世界だったり、

イギリスによって支配される世界だったり、

ローマカトリック教会によって支配される世界だったりした。

 

そして、その所与の世界に対する

 

反逆

 

というのが、フランス革命になったり、アメリカ独立戦争になったり、

宗教改革になったりして、

それらはヒューマニズムあふれるものに、結果的にはなった。

 

 

 

そういうことなんじゃないでしょうか。

 

 

 

あくまでも、水瓶座の本質は、ヒューマニズムにあるのではなくて、

反逆にこそあるのだ、と天機なんかは考えています。

 

 

 

とすれば、です。

 

 

 

所与の世界、というのが変化すれば、反逆の内容もおのずから

変化するのでは?Σ(゚д゚;)

 

 

 

天機はそのように考えました。

 

 

 

もし、この2020年現在の世界の、所与の世界が、

たとえば国王に支配される世界だったり、イギリスの牛耳る世界だったり、

中世的なキリスト教会の支配する世界だったりすれば、

それに対する反逆は、

自由、博愛、平等を求めるヒューマニズムあふれるものになるのかもしれません。

民主主義をもとめるものになるのかもしれません。

 

 

 

でも、実際は、そうではないでしょう?

 

 

 

2020年のこの現在の世界においては、

 

民主主義こそが所与の世界

 

なのです!

 

だから、それに対する反逆がおこるということは、つまりは…

民主主義の反対、つまり、王政や君主制のようなものが誕生する

ということなのかもしれないわけです(つд⊂)

 

 

 

このように考えてくると、2024年から2044年までの

冥王星水瓶座にはいる時代というのが、

単純にヒューマニズムあふれる時代には、なりそうもない、

ということは、おわかりいただけるかもしれません。

 

 

 

これからの冥王星水瓶座にはいる時代がどういう時代になるのかを考えるには、

まず、所与の世界、つまり、

いま現在のこの世界の支配的な体制がなんなのか、

を考える必要があります。

 

 

 

そして、今現在の支配的な体制というのは、

たとえば、

① 民主主義的な世界

② 男女平等、あるいは、フェミニズム

③ アメリカ主導の国際秩序

④ グローバリゼーション

だったりするわけですね。

 

 

 

なので、冥王星水瓶座にはいる時代において、

これらの支配的な体制に対する反逆が生じる、ということになると、

たとえば、

① 反民主主義的なもの、たとえば、王政のようなものの復活

② アンチフェミニズム、男性からの反動

③ アメリカの権威の弱体化、世界各地で反米的な動きが加速化

④ グローバリゼーションへの反発、国民国家的なものの復権

といったことが起こるように、天機なんかは思うのです。

 

 

 

冥王星水瓶座にはいる時代というのは、西洋占星術界隈では

結構有名なお話で、ホットトピックでもあり、

いろんな占星術師のかたがブログなどで記事を書いていらっしゃるのですが、

みなさん異口同音に、ヒューマニズムあふれる時代になる、

個人の時代になる、とおっしゃっているんですよね。

 

 

 

天機は、どうもそうではないんではないか、と思っています。

 

 

 

この記事のつづきはこちら⤵

 

reasongomainstream.hatenablog.com

法的安定性と処罰妥当性

みなさん天機です。

 

 

 

今回は、法律のお話を少ししてみようと思います。

 

 

 

天機は、大学は法学部でした。

 

法学部に進学するまえに、1、2年生では一般教養があるのですが、

その一般教養の授業に、

法律の基礎的な考え方をまなぶ法1、法2という授業がありました。

 

そこで教わったのが、法的安定性と処罰妥当性の考え方です。

 

 

 

法律を解釈したり、裁判官が判決を書いたりするさいには、

この、法的安定性と処罰妥当性の双方に目配りする必要があります。

 

 

 

法的安定性というのは、

法体系全体のなかでバランスのとれた判断になっているかどうか、

ということを問題にする視点です。

 

ほかの法律や条文、あるいは、過去に裁判所が下した類似の事例にたいする

判決を考えあわせながら、

それらと整合性がとれているのかどうかを、

いわば理によって論理的に考えていくものです。

 

 

 

いっぽうで、処罰妥当性というのは、

その事件限りの判断にかんするもので、

処罰を加えたほうがいいのかどうか、国民の処罰感情などにも留意しながら、

判断していくものです。

 

どちらかというと、感情がおおきな役割をはたす視点であるように、

天機には思えます。

 

 

 

この、法的安定性と処罰妥当性の2つの視点は、

実際に事件を解決するうえで法的な判断を下すさいに、

対立することがあるのです。

 

 

 

角を矯めて牛を殺す、という言葉があります。

 

小さな問題を解決しようとして、かえって大きな災いを生んでしまうことを言います。

 

 

 

法的安定性と処罰妥当性の問題に関しても、

この危険性があるのですね。

 

 

 

ひどい事件が起こったりすると、

犯人を死刑にしろ、厳罰化を、といった意見がネット上やメディアにあふれる

ことがあります。

 

 

 

犯人を死刑にしたり、厳罰化したりといったことは、

いわば、感情的な処罰感情に由来する意見で、

処罰妥当性にかかわるものです。

 

 

 

ところが、これを実際に実行して、

犯人を安易に死刑にしたり、厳罰を規定したりすると、

法体系そのものが危殆に瀕することがありうるのです。

 

 

 

刑法典の中に、刑法第39条という条文があります。

 

心神喪失者や心神耗弱者のおこなった犯罪行為について刑罰を科す

さいには、刑を必要的に減軽することが定められている条文です。

 

 

 

この条項は、ニュースでもときどき話題になります。

 

 

 

すごくひどい殺人事件、ひとが何人も死んでいるような凄惨な事件において、

たとえば犯人が、統合失調症などの精神障害を負っているために、

この刑法第39条の条項によって、刑が軽くされたり、

場合によっては罰せられなかったりすると、

国民の間に、憤りや怒り、不満が巻き起こることがあります。

 

 

 

そういうとき、ともすればひとは、

いかにも刑法第39条という条項は、社会的な正義を実現するうえで

邪魔な存在のように思えてくるのです。

 

 

 

ひとがひとを殺したりしてるんだろ?

何人もひとが死んでる凄惨な事件なんだろ?

 

なのに、精神障害があるだけで刑を免除されるって、おかしくない?

刑法第39条って、なんか意味なくね?

 

そう考える人も、少なくはないのかもしれません。

 

 

 

たしかに、実際に起こした事件の重大性との均衡で考えると、

犯人にはすべからく重罪でもって臨むほうが、

常識的でもあり、国民の処罰感情にも沿うでしょう。

 

 

 

ところが、刑法第39条というのは、

刑法、さらにいえば、近代市民革命以降に制定されることになる

かずかずの近代法の、

根幹をなすような基本原理と、切っても切り離せない関係にあるものなのです。

 

けっして、

精神障害者というのは、事理弁識能力がないかわいそうなやつだから、

お情けで刑を免除してあげようよ、

とかいった単純な考え方で規定された条項ではないのです。

 

 

 

では、刑法代39条と切っても切り離せない関係にある、

近代法の基本原理とは、いったい、なんなのでしょうか。

 

 

 

それは、

 

人間の自由な意思や理性といったものを、

すべての中心にして物事を考えていく思想

 

です。

 

 

 

近代のヨーロッパで、市民革命が発生するその前後には、

さまざまな近代的な思想が生まれました。

 

たとえば、

われ思うゆえにわれあり

と言って、人間の理性を出発点にして哲学を打ち立てた

デカルトなんかもそうです。

 

 

 

この世界のさまざまなことを把握するのには、

いろんな方法があって、いろんなことを考えなければならず、

関係してくる要素は、かならずしも人間の自由意思や理性だけではない

かもしれません。

 

しかし、近代法を生み出した、近代ヨーロッパというのは、

さまざまな要素をいわば切り捨てて、

人間の自由意思や理性といった、わかりやすいものを

よりどころにしたのです。

 

 

 

その意味で、近代法というのは、

ある意味で人工的で、どことなく奇怪な側面ももっています。

 

 

 

最近はテレビでもあまり時代劇をやらなくなりましたが、

以前は、

大岡越前や遠山の金さんといった番組が、お茶の間で愛されてきました。

 

 

 

人情や市井の状況につうじた名判事が、

状況に応じた血の通った判決をくだす。

 

そういった「大岡裁き」は、ここ日本ではとくに人気があって、

できたら現代の裁判にも、

そういった人間的ななにかを求める気持ちは、強いのかもしれません。

 

 

 

しかし、社会が拡大発展するにつれて、

紛争の数も種類も飛躍的に増大、多様化するようになって、

もはや単純な大岡裁きだけでは、

社会の諸問題を解決することはむずかしくなってきたのです。

 

 

 

そういった、社会の大きな変化が西洋にも、また、

近代法を受容した近代日本にもあって、

それで、ある意味で合理的な近代法の体系が、

近代社会に受け入れられるようになっていきました。

 

 

 

その近代法の体系は、

人間の自由意思や理性といったものを根幹にすえた人工的なものです。

 

この思想や哲学が近代法には流れていて、

それは、

刑法においては責任無能力者を罰しなかったり

故意犯処罰を原則にしたりといったことにあらわれてきます。

 

また、民法においては、契約においてなによりも

自由意思の存在を重視する、意思主義となってあらわれてくるのです。

 

 

 

このように、近代法には、

人間の自由意思や理性をなによりも重視し、

すべてはそこを出発点にして考えていくという姿勢、哲学のようなものがあって、

責任無能力者を処罰しないという原則に関わる刑法第39条は、

その哲学のあらわれなのです。

 

 

 

なので、

近代法の法体系全体にダメージをなんらあたえることなく、

刑法第39条を単体で刑法の体系から取り除くことは、

原理的に不可能です。

 

何度も繰り返しているように、刑法第39条は、

人間の自由意思を根幹にして考えるという、

近代法の基本原理と不可分な条項だからです。

 

処罰の根拠が人間の自由意思にある、とするのならば、

自由意思の存在が認められない者を処罰できないのは、

論理的な帰結になります。

 

 

 

ジェンガというおもちゃがあって、

1つの木片を引っこ抜くと、木でできた塔全体がくずれてしまう

可能性のあるおもちゃなのですが、

近代的な刑法の体系から刑法第39条だけを取り除こうとすることは、

あたかもジェンガで木片を抜くように危険なことになるでしょう。

 

 

 

ジェンガならば塔が崩れないこともありますが、

刑法第39条だけを取り除こうとするこころみは、

法体系全体に非常に深刻なダメージをあたえることになると、

天機は思います。