この世界の不思議

この世界のいろんなことについて、思ったことを書いていきます。

札幌に出没したクマと、対艦弾道ミサイル。

こんにちわ。天機です。

 

 

 

きょうは、最近あったニュースを振り返りながら、

世の中の流れ的なものについて、

自分の思ったことを書いてみようと思います。

(この記事の字数 約1900字)

 

 

 

数日前、札幌市南区で、1週間にわたってクマが徘徊し、

とうとう猟友会によって射殺されるということがありました。

 

 

 

また、これも最近みたニュースなのですが、

南シナ海の勢力図が、だんだんと変化しつつあるようです。

 

 

 

南シナ海では、これまで、アメリカの空母機動部隊などが

比較的自由に展開することができていて、

中国などの勢力は、そのぶん、抑え込まれていたわけなのです。

 

 

 

ですが、近年になって、

展開する艦船をピンポイントで狙い撃ちすることのできる

「対艦弾道ミサイル」が中国によって開発、改良されていて、

米軍などが自由に展開できるのかどうか、危ぶまれているのです。

 

 

 

この2つのニュースにふれて、自分が感じたことというのが、

 

 

 

異常がムクムクとその姿をあらわしてきたな

 

 

 

ということなのです。

 

 

 

これだけだと、非常に唐突な感想だな、と思われるでしょう。

 

 

 

なので、天機がふだん、どのような思考の背景を持っているのか、

というところから、すこしお話ししましょう。

 

 

 

天機は、この世界は、

 

 

 

通常だけで構成されているわけではなくて、

通常と異常、2つが合わさって、

はじめてこの世界は成り立っている

 

 

 

と考えています。

 

 

 

普段の私たちの日常には、

異常というものは、なかなか顔をのぞかせないのですね。

 

 

 

なので、ともすれば私たちは、

この世界というのは、慣れ親しんでいる通常だけでできているんだ、

異常なんか存在しないんだ、と思ってしまいがちであるように、

天機は思うのです。

 

 

 

ですが、この広大な世界の果てには、おそらく辺境があるように、

自分たちの慣れ親しんでいるこの日常、通常の果てにも、

異常がひかえているような気がするんですね。

 

 

 

この異常は、ふだんは顔をのぞかせないのですが、

なにかの拍子に、ふと、顔をのぞかせることがあります。

 

 

 

それがたとえば、

戦争であったり、革命であったり、犯罪であったり、事故であったりするのですね。

 

 

 

さて、先に述べた、札幌でのクマの出没と、対艦弾道ミサイルのニュースをみて、

天機は、

 

 

 

そろそろ、異常が顔をのぞかせるような、

「時代の季節」が始まってきたかな

 

 

 

と思ったのです。

 

 

 

クマの出没に関しては、最近、札幌だけではなくて、

全国各地で問題になっています。

 

おそらくはその背景の1つには、

日本における人口の減少と過疎化があると思います。

 

山林の奥地に、人間の監視がじゅうぶんに届かなくなっているわけです。

 

 

 

これまでは、クマなんかは人里に降りてくるなんてことはあまりなく、

人里の平和が保たれているのが「通常」であったわけです。

 

いま、その「通常」が、壊れつつあります。

 

 

 

対艦弾道ミサイルについていえば、

アメリカの圧倒的な軍事力でもって地域の海洋の平和が保たれている、

というのが「通常」であったわけなのですが、

ここでも、その「通常」が壊れつつあるのです。

 

 

 

そのように書くと、

たしかに通常は壊れつつあるかもしれないけれど、

札幌のクマと、対艦弾道ミサイルの、2つのお話だけだよね?

 

それで、異常が顔をのぞかせ始めた、っていうのは、

ちょっと論理の飛躍があるんじゃない?

と言われるかもしれません。

 

 

 

ところが、この、徐々に顔をのぞかせはじめている異常の兆候は、

これだけではないのです。

 

 

 

ベネズエラでは最近、アメリカが陰で糸をひいていたといわれる

クーデターが失敗に終わりました。

 

トルコでは、アメリカの警告にもかかわらず、

政権は、ロシア製の対空ミサイルS400の配備を決定しました。

 

ドイツをはじめとする欧州各国では、アメリカの警告にもかかわらず、

ロシアから天然ガスなどを移入するパイプラインを敷設しようとしています。

 

 

 

第二次大戦後から数十年にわたって、

アメリカによる平和」というものがこの地球上に現出していたのですが、

いま、

その慣れ親しんだ「通常」が変貌しようとしています。

 

 

 

日本国内においてもそうです。

 

 

 

ふつうは大人になったら結婚して家庭をもうけて、子供をつくるよね、

という「通常」が、

生涯未婚率の上昇と単身世帯の急増によって、すこし、挑戦を受けています。

 

 

 

新卒で就職したら、一生終身雇用で定年まで勤め続けるよね、

という「通常」も、最近、経団連の会長だかが、

もうそのような慣行は維持できないと述べて、否定しています。

 

 

 

このように、私たちの身の回りでは、

これまでの「通常」がつぎつぎと挑戦を受けていて、

「異常」がだんだんと立ち現れるようになってきています。

 

 

 

札幌に出現したクマも、

そんな「革命の季節の到来」を告げる号砲なのかもしれない。

 

 

 

天機は、そのようなことを思いました。