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【紫微斗数】福徳宮化禄と福徳宮化忌ーその2。

こんにちわ。天機です。

(約 2000字)

 

 

 

きょうは、だいぶ前に書いた、

紫微斗数における福徳宮化禄と福徳宮化忌についての

記事の、続編です。

 

※ だいぶ前に書いた記事

 

reasongomainstream.hatenablog.com

 

 

 

自分の生年月日時をもとにしてつくった紫微斗数の命盤において、

福徳宮に化禄がはいったひとと、

福徳宮に化忌がはいったひとでは、

どのようなちがった特徴があるのかについて、

ざっと整理してみましょう。

 

 

 

福徳宮に化禄がはいったひとというのは、

のんびりしていて、あくせくすることがありません。

むやみに成功を追い求めることもありませんから、

とくにその前半生はぱっとしないものになりがちですが、

その反面、運をしこたま貯めこむことになり、

そのために、人生の後半において、運勢が好転する傾向があります。

 

 

 

福徳宮に化忌がはいったひとというのは、

つねに眼前の成果や成功を追求していて、心に余裕がありません。

ひととの競争に打ち勝つことを重んじる、

自己中心的な価値観のなかで生きています。

それも一因となって、

特にその前半生において、なんらかの社会的な成功などを

手に入れる傾向があります。

しかしながら、自分がもともと持っていた運を、

そのように成功という具体的なかたちのあるものに変換してしまうため、

このひとは前半生をつうじて、運がだんだん減っていきます。

そのために、人生の中盤で、

これからいよいよ後半生を迎えようとするときに、

運が尽きてしまう可能性があります。

 

 

 

では、

このような違った特徴をそれぞれ持つ

福徳宮化禄のひとと、福徳宮化忌のひとは、

どのような点に注意して人生をおくっていくのがいいのでしょうか。

 

 

 

まず、福徳宮化禄の人です。

 

 

 

このひとは、のんびりしていて、あくせくすることなく、

趣味に生きたりしています。

 

他人を蹴落とすところがないのは、このひとの美質なのですが、

あまりにも競争心がなくて楽しいことを好むために、

このひとは、人生の前半において、

いわゆる「負け組」に転落してしまう可能性があります。

 

 

 

もちろん、このひとは、

人生の後半戦において運勢が好転するので、

そこから挽回することも十分に可能なのでしょうが、

あまりにもビハインドを負ってしまうと、

やはり、しんどいでしょう。

 

 

 

ですので、福徳宮化禄の人は、

意識して、他人との競争に打ち勝つのに役立つような、

スキルや能力を、

人生の前半の段階で、時間をさいて涵養するようにするといいでしょう。

 

 

 

たいそうなことをしようとしたり、大きすぎる目標をたてる必要はないのです。

 

なんとなくスマホのゲームをしたり、

テレビをぼんやり見たりする時間の一部をさいて、

副業をはじめてみたり、

外国語やプログラミングのスキルを独習してみることなどが

いいのではないでしょうか。

 

 

 

ではつぎに、福徳宮化忌のひとです。

 

 

 

このひとの一番の問題点は、

人生の後半において運が枯渇してしまう懸念があることで、

それというのも、

人生の前半において、成果をあげることばかりに汲々として、

他人を思いやったり、奉仕的な行動をとることで

手にすることができるところの、

運を手に入れることができないからです。

 

 

 

なので、このひとは意識して、

「運」というものを頭の片隅に置いておいたほうがいいと思います。

 

 

 

運をやしなうためには、どういったことをすればいいのか。

 

これについては、これといった正解があるわけではないと思いますが、

よく言われているのは、

他人のためになるようなことや、奉仕的な行動をとったりすれば、

それがめぐりめぐって、

自分の運になって還ってくる、ということです。

 

 

 

このひとは前半生において、

成果をあげることや成功をすることに重きを置きすぎて、

他人を思いやることを忘れ、結果として、運がだんだん悪くなるのです。

 

 

 

ですから、

自分が前半生において、

なんらかの成果をあげたり、成功をしたりしたときには、

その果実の一部を、

他人のために「おすそわけ」するようにすると、いいのではないでしょうか。

 

 

 

これも、なにもたいそうなことをする必要はないのです。

 

よく、ユダヤ人の教えとか、自己啓発分野で言われていることに、

「収入の十分の一を寄付しなさい。そうすれば、

 おおきな恵みになってかえってくるでしょう。」

というのがあります。

 

 

 

が、天機なんかは、

よほどの寄付マニアでもないかぎり、

そんなに寄付を多量にしたら、しんどいと思うんですよ。

 

 

 

ですから、

収入の1%とか、0.1%とかでもいいので、

たとえば寄付とかにまわすように、前半生において心がけていれば、

福徳宮化忌のひとも、

後半生になって、

まったくもって運が枯渇してしまって泣くことになる、

といった事態は、避けられるのではないでしょうか。

 

 

 

以上が、福徳宮に化禄があるひとと、福徳宮に化忌があるひとが、

それぞれ、心に留めておくといいことでした。

 

 

 

次回の記事では、

身宮や、ある大限宮から飛ばした化禄や化忌が福徳宮に入る場合、

あるいは、

財帛宮や夫妻宮といった特定の宮から飛ばした化禄や化忌が福徳宮に入る場合、

といったことについて考えていきたいと思います。

 

 

 

この記事の続編記事

 

reasongomainstream.hatenablog.com