この世界の不思議

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145億円の損失か。孫正義氏に吹く逆風。

こんばんわ。天機です。

(約 2600字)

 

 

 

今朝のヤフーニュースに、こんな記事が。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

 

 

ビットコインに個人的に投資していた孫氏が、

145億円の損失を出したというのです。

 

 

 

これについて、ヤフコメでは、

145億円の損失をだしたところで、孫氏の持っている総資産から考えたら、

痛くもかゆくもないだろう、

といった意見が大勢をしめているようでした。

 

 

 

天機は思います。

 

 

 

たしかに、孫氏の持っている総資産から考えたら、

145億円というのは、相対的には、すくない額です。

 

 

 

ですが、孫氏の持っている総資産2兆円ほどに対して、

145億円というのは、1%弱ほども占めるものです。

 

 

 

なので、痛くもかゆくもない、というのは言い過ぎで、

やはり、それなりにダメージはあったのではないか?

と、天機などは思うのです。

 

 

 

そもそも、

孫氏にとってダメージはそんなに大きくない、と考える多くのひとたちというのは、

心のどこかで、

孫正義すごい伝説」のようなものを信じているか、あるいは、

信じたい気持ちをもっているような、そんな気がするんですよね。

 

 

 

つまり、

これまで、これほどまでに成功を重ねてきた孫正義という人物が、

そうやすやすと、失敗したり、敗退したりするはずがない。

彼はきっと、今後もおなじように成功を続けるに違いない、と。

 

 

 

ですが、ほんとうにそうでしょうか。

 

 

 

天機は、

物事というのは、1つの出来事だけをみて判断するのではなくて、

つらなった多くの出来事のあいだに関連性を見出し、

トレンドや流れのようなものを見出すことこそが、

大切なことだと思っています。

 

 

 

この観点からみてみると、

孫正義氏は、今回のビットコインの投資の件で、

単発的に失敗した、というよりかは、

孫正義氏に最近吹き始めた逆風のなかで、

その一環として失敗した、というように見えるのです。

 

 

 

例をあげてみましょう。

 

 

 

まず、ソフトバンクのCMで長年おなじみだった、

お父さん犬が、最近、死にました。

 

 

 

そして最近、ソフトバンクの携帯では、頻繁に、

大規模通信障害が発生するようになっています。

 

 

 

また、度重なる孫氏の「先進的な投資」のために、

借金がふくらんで、財務が悪化しています。

 

 

 

そのために、最近、社債を大々的に発行しました。

 

 

 

去年の暮れに、ソフトバンクが株式上場しましたが、

予想に反して、

1500円の公募価格を下回る初値がつき、その後も低調に株価は推移しています。

 

 

 

アメリカで確か、第3位か第4位になる携帯電話会社を買収しましたが、

アメリカ議会の反発をくらっています。

 

 

 

サウジアラビア投資ファンドにも大規模に出資していますが、

それからすぐに、

サウジの皇太子がジャーナリストを暗殺した嫌疑が欧米を中心に強い非難に

さらされることになり、

投資の行方に暗雲がたちはじめています。

 

 

 

また、

ソフトバンクの携帯の基地局は、その多くが中国企業のファーウェイの支援を

受けて構築されており、

ソフトバンクは、5Gの展開にあたっても、

ファーウェイの技術でいくつもりでしたが、

欧米を中心に、ファーウェイ製品の締め出しが始まりました。

 

 

 

以上見てきたような、ソフトバンクに対する「逆風」は、いずれも、

最近の数年になって起きてきたことなのです。

 

 

 

孫正義氏という人物は、だいたい、

平成という時代がスタートした、いまから30年ほど前から、

やることなすことうまくいき、成功をつづけてきました。

 

 

 

ところが、平成も終わりそうになった最近になって、

変調が生じるようになり、

孫氏は焦ったのか、手当たり次第にいろんな新規事業に手を出すように

なったのですが、

そのほとんどが、はかばかしい結果をえられていない状況なのです。

 

 

 

天機は思うのです。

 

 

 

人間には、運というものがあります。

 

 

 

もちろん、ある人間が成功するかどうかを決めるおおきな要素には、

本人の才覚や努力もあるでしょう。

 

成功したひとがいれば、

あのひとは努力したから、と言われたり、

あの人には才能があるから、と言われたりするのは、世の常です。

 

 

 

ですが、そんなこととはいっさい関係なく、

ただ、ある時間が経過した、ある時代になった、といった、

 

時の変化

 

が生じただけで、

すごく才能があったひとが、ぱたーっと成功できなくなったり、

それまでまったく注目されてはいなかったようなひとが、スターダムに登場したり、

といったことが、あるのです。

 

 

 

これが、時の運の怖いところでもあり、面白いところでもあります。

 

 

 

天機が、このブログでもときどき述べていることなのですが、

いま、平成という時代が終わろうとし、

令和という新時代が始まろうとしているときにあたって、

これまでの平成の30年間にわたって、

まるで、平成という時代とともに歩むかのように繁栄を謳歌してきたひとに、

変調が生じ始めています。

 

 

 

SMAPが解散し、新しい地図という新グループができたものの、

地上波ではほとんど姿を見なくなってしまったというのも、

将棋の羽生善治が30年近くぶりに無冠になってしまったのも、

イチローがついに引退することになったのも、みな、

その流れでとらえることができそうな気がします。

 

 

 

ひとは往々にして、ヒーローというものを求めるものですから、

こういう時代の変化にあたっても、

 

羽生善治はそうはいっても、まだまだ活躍するに違いない、とか、

イチローは日本に戻ってきて続けてほしい、とか、

SMAPはどんな新境地を見せてくれるだろう、とか、

孫正義はびくともしない、とかいったふうに考えてしまうひとは多いと思います。

 

 

 

ですが天機は、

おおきな時代の流れが変わろうとしているときには、

その流れを阻む方向への試みというのは、

容赦なく淘汰されていくような気がするのです。

 

 

 

幕末だって、

幕府軍というのは、軍事的には、

西南雄藩にあっさり負けてしまうような実力ではなかったのです。

 

しかし、時代の流れというのは、

その流れに逆らう動きをするものを容赦なくほろぼすものなので、

あれよあれよというまに、幕府は崩壊してしまいました。

 

 

 

昨今の新しい流れは、おそらく、

5月1日になって、令和の新時代がスタートするようになると、

よりいっそう、顕著になってくると思います。

 

 

 

そういうときには、おそらく、

古い時代のほうに固執するのではなく、

積極的に新しい時代をつかみにいったほうが、きっと、

運にもプラスになるような気がします。