こんにちわ。天機です。
きょうは、この世界の不思議について考える一環として、
人間のからだについて考えてみようと思います。
人間の男性は、大人になってくると、口のまわりにヒゲが生えます。
これはいったい、どうしてなんでしょうか。
男性にヒゲが生えるのには、
男性ホルモンがおそらくは関係しているでしょう。
が、それは、ヒゲの生える「しくみ」を解き明かしたことにすぎません。
どうしてヒゲが生えるのか、という、その根本的な「理由」や「意味合い」
を解き明かしたわけではないのです。
頭には頭髪があって、人間の頭を保護しているといわれています。
また、生殖器もたいせつなものだから、毛が守っているのだ、
といわれることもあります。
同じように考えて、人間の男性のヒゲも、
保護するために生えているのだ、とする説があります。
が、この説には異論があります。
そもそも、人間というのは、幼児期にはまだか弱い存在であって、
保護が必要であるはずなのに、その幼児期には、ヒゲは生えていません。
また、男性にはヒゲが生えますが、女性にはヒゲは生えず、
女性には保護の必要がないのか、という疑問も生じます。
こういったことから、ウィキペディア先生は、
その「髭」の項目で、
「なぜ髭が生えるのか、というその理由については、今もって不明である」
とおっしゃっています。
なぜ、人間の男性には、ヒゲが生えるのでしょうか。
天機は、例によって、さまざまな学説を無視しながら、
壮大な見地からの独自説をたててみたいと思います。
さて、人間の男女は、セックスをします。
ここで、セックスに関連する、一連のプロセスをながめてみると、
① 男性器から精子が放出される
② 放出された精子が女性器に到達し、女性器内部に至る
同じ女性器から子供がでてくる
というプロセスになります。
このプロセスは、ふつう、①から③までで完結です。
③でおしまいです。
おしまいのはずなのですが、天機は頭がおかしいので、
「このプロセスをここでおしまいにするのではなくて、
なんとか『循環』させられないかな?」
と思ったんですね。
そうやって、天機が考えたプロセスというのが、以下のようになります。
① 男性器から精子が放出される
② 放出された精子は女性器に到達し、女性器内部へと至る
同じ女性器から子供がでてくる
④ 女性が産んだその子供を、男性の口が食べる
⑤ その子供は男性の体内で消化されて、精子へと変化する
⑥ ふたたび①へ
どうですかね。
いくぶん、異様な世界だなあ、というのは、承知しております。
が、天機は、普段われわれが慣れ親しんでいるこの世界、
表面的なこの世界の背後には、
かくれた原理、深奥、異様な世界が広がっている、と思うのです。
そして天機という人間は、
たとえ異様な世界に足を踏み入れることになっても、
誰も知らないようなこの世界の秘密を自分は知りたい!
と願う人間なのです。
さきの、循環のおはなしに戻りましょう。
ふつう、女性が産んだ子供を、男性が食べるなどということは、ありません。
女性が産んだ子供は、2人でなかよく育てていくものです。
が、ここで、人間の男女というものからすこしはなれて、
視点をおおきくとってみましょう。
大自然の中では、いったい、どのようなことがおこなわれているでしょうか。
たとえば、大地に柿の木が生えています。
柿の木は、柿の実をつけます。
その柿を、お猿さんが食べます。
消化しきれなかった柿の種が、お猿さんのおしりから、大地にまかれます。
種は、大地の中で、生長します。
それがやがて、柿の木となって地上にあらわれ、柿の実をつけます。
それをお猿さんが(以下略
というようなことも、起こっているわけなんですよね。
ここで、人間の男女のあいだで起こっていたことと、
この、大自然の中で起こっていたことを、
対比してみましょう。
① 人間の男性が精子を放出 (お猿さんの肛門から柿の種放出)
② 精子は女性器に到達、女性器内部へ (柿の種は大地にまかれる)
(柿の種は生長、柿の木が生える)
④ その子供を男性が食べる (柿の木の実をお猿さんが食べる)
⑤ 男性の体内で子供は消化されて精子に
(柿の実は消化され、種だけが準備)
こんなふうに対応してると思うんですよね。
ここから、天機は、こんなことを考えました。
この自然界では、ふつう、生き物は、同族を食べません。
人間は人間を食べることはないし、猿は猿を食べることはないし、
鮭は鮭を食べることはないのです。
ある生き物が、食べ物とする生き物は、
自分たちの一族ではない、自分たちの一族からは
すこしずれたところに位置する生き物です。
生き物Aは生き物Bを食べ、生き物Bは生き物Cを食べ、
生き物Cは生き物Dを食べ、というふうに、
すこしずつ、ずれて、ずれて、ずれたものの重なりが、
この複雑な自然界、生態系を構成しているのですよね。
でも、天機は思ったのです。
まだ、この世界が、こんにちのように複雑に分化していなかったころ。
まだ、この世界が、はじまったばかりだったころ。
そのときに、人間の男女、とか、生き物のオスとメスとか、
そういった、具体的な形をとるまえの、
「男性なる原理」
「女性なる原理」
があったときに、その両原理の間で、
上で見てきたような、「循環」があったのではないですかね?
そして、そのような循環のプロセスの、各「折り返し点」をみてみると、
① 精子を放出する「男性器」
② 精子を受け入れる「女性器」
③ 子供を出産する「女性器」
④ その子供を食べる「男性の口」
が、それぞれ「折り返し点」になっていて、この「折り返し点」に相当する、
人間の男女の、からだの器官の周囲には、
ことごとく「毛」が生えています。
つまり、人間の男性の口の周りにヒゲが生えるのは、
この「循環」プロセスの一角を占めているからであって、
他方で、女性の口の周りにヒゲが生えないのは、
女性の口というのは、この「循環」プロセスの一角を占めてはいないから
ではないか?
そんなふうに、天機は思いました。
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