この世界の不思議

この世界のいろんなことについて、思ったことを書いていきます。

電子書籍について思うこと。

こんにちわ。天機です。

(この記事 約2100字)

 

 

 

天機が普段から愛読しているブログに、こんな記事が掲載されました。

 

nagaisan00.hatenablog.com

 

この記事を書いている、長井さんという方は、

会社を退職されてから、フリーランスとしてライターをされています。

 

天機は、会社勤めをしているわけでもなくて、また、

フリーランスの仕事を直近で始める予定もないのですが、

長井さんの記事は、

会社での仕事がどういうものか、また、

フリーランスで仕事をしていくとはどういうことなのか、

といったことを知るうえで面白く、

なにより、長井さんの人生への向き合い方、その哲学、といったものが、

自分の考え方とぴったりくるので、

読んでいて心地よいのですね。

 

 

 

そんな長井さんですが、今回、電子書籍というものを出版されました。

忙中閑あり、ということで制作された、

というふうに、ご自身は謙遜されていますが、

ふだん、長井さんのブログを知らなかったかたにとっては、

そのブログの内容をコンパクトに知ることができる1冊だろうと思います。

 

 

 

そして、この記事をきっかけに、天機自身も、

電子書籍というものに、興味がわいてきました。

 

 

 

有名人でもない一般人が、片手間に書いてすごく儲かるほど、

電子書籍の世界も、甘いものではないとは思いますが、

それでも、

自分の思うところ、考えるところを、

かんたんな本にしてみて、

それを何人かの人が読んでくれたうえで、

すこしのお金も入ってくる、というのは、

悪くない話だと思います。

 

 

 

天機が書くとしたら、どんなジャンルでしょうか。

 

パッと思いつくのは、

紫微斗数四柱推命、西洋占星術奇門遁甲といった、

占いジャンルについての考察、研究を内容とするもの。

 

あるいは、この世界の不思議についての、独自の考察、

さらには、独自の漢字論、でしょうか。

 

占いコンテンツというのは儲かる、と、どこかで聞いたことはあります。

はてさて、占いジャンルについての独自の考察研究に、

お金を出そうというひとは、いるのでしょうか。

 

 

 

字数は、どれくらいになるのでしょうか。

 

天機は、このブログで、最長20000字ほどの記事を書いたことがあります。

 

電子書籍というのは、

50000字から60000字というのも標準的な長さだ、

と聞いたりするので、けっこうたいへんそう。

 

 

 

価格はどうでしょうか。

 

 

 

天機も含めて、ふつうのひとは、こう考えるんじゃないでしょうか。

 

「価格というものは、安いほど、ひとは買ってくれる。

 100円くらいの価格に設定しておけば、手に取ってくれやすいんじゃないか」

 

と。

 

 

 

また、世の中には、こんなことを考えてみたひともいるのではないでしょうか。

 

「日本には、1億人からの人間がいる。1人あたり、1円をもらっていけば、

 1億人で1億円手に入って、ぼろ儲けだ」

 

と。

 

 

 

普通の人の思考というのは、おそらく、

単価は小さくしておいて、それをたくさん集めることで、

おおきな儲けになる、というものであるような気がするんです。

 

もちろん、実際には、そういうふうには考えない人も、

たくさんいるとは思いますが。

 

 

 

でも、世の中で報道される詐欺事件、たとえば、

架空の出資話で大量のお金をあつめた、といったような事件では、いつも、

被害者1人あたりの被害金額が、何十万、何百万と高額であるいっぽうで、

被害人数は、めちゃくちゃ多いというわけでもないような気がするんですよね。

 

 

 

つまり、こういうことです。

 

世の中のごくごく普通のひとたち、大多数の人たちというのは、

通常、あまりお金に縁がありません。

 

それはそうでしょう。

多数派のほうがお金持ちで、少数派のほうが貧乏、なんて、普通はないわけです。

 

普通は、

多数派のほうが貧乏人で、少数派のほうが金持ちなのです。

 

そして、その多数派の貧乏人は、お金を稼ぐとき、お金を集めるときに、

どう考えるくせがあるかというと、

「少量のお金を多数人からあつめると、お金は集まる」

と考えるくせがあるのです。

 

ところが、少数のお金持ち、実際にお金に縁があるようなひとたちというのは、

どう考えるくせがあるのかというと、

「お金というのは、1人からがっぽりと取り、人数は少なくてもいい」

と考えてるように思うのです、天機は。

 

 

 

もちろん、これが必ず正しいかどうかは、わかりません。

 

世の中には、いろんなビジネスモデルがあります。

 

高級宝飾品の販売であれば、1人の人間から多額のお金を頂戴するいっぽうで、

購入者は少ないかもしれません。

 

他方で、セリアやダイソーといった100均ショップ、あるいは、

松屋吉野家すき家といった牛丼チェーンでは、

少額のお金を多数人から集めています。

 

だから、天機が先に述べたようなことが、世の中の真実をついているかどうかは、

わかりません。

 

 

 

が、往々にして、普通の人間は、

「価格を安くすれば、たくさんのひとが手に取ってくれて、結果、

 全体の儲けも大きくなるに違いない」

と考える、思考のワナに陥ってしまいがちであるような気が、天機はするのです。

 

なので天機は、電子書籍についても、

かならずしも、100円といった、極めて安い価格をつけることは、

得策ではないような気がします。