こんにちわ。天機です。
(今回の記事 約1100字)
きょうは、自宅にあった本を、20~30冊ほど、処分しました。
内容は、国家試験の問題集や、囲碁や将棋に関する本が多かったです。
大学在学中から、卒業後も、
長きにわたって受験してきた国家試験ですが、
2、3年ほど前に、もう受験はやめよう、と決めました。
が、問題集だけは、なかなか捨てられずにいました。
囲碁や将棋も、ずいぶん長くやってきました。
将棋なんかは、もう30年ほどやっているでしょうか。
が、自分の頭脳は、そういった頭脳ゲームに向いていないのか、
いっこうに強くならないのです。
なので、囲碁や将棋の本も、この機会に処分することにしました。
本を処分すると、すっきりしますね。
部屋の中も、心の中も。
本というのは、どういうわけか、
置いておくと、自分の資産であるかのように感じることがあります。
たしかに、本を置いておけば、将来、同じ本が必要になったときに、
買いなおす必要がありません。
その意味では、ある種の「資産」なのかもしれません。
が、長年「積んどく」してある本というのは、
マイナスの影響をもたらすことがあります。
それは、「しなければならないことがある」というメッセージを、
たえず自分の心に向けて発信してくる存在である、ということです。
今回処分した、国家試験の問題集でも、囲碁や将棋の本でも、
まだ、きちんと読んだことのない本が、けっこうありました。
また、読んだことはあっても、実力を養うためには、
2度3度、読み返さなければならない本もあります。
そういった本は、べつにそこに置いておけばいいじゃん、
と思うかもしれませんが、
そこに存在するだけで、
「自分にはまだこなしていないタスクがある、
しなければならない用事をまだ自分はしていない」
というメッセージを、潜在意識に向けて送ってくるんですよね。
そうなってくると、気持ちが疲れてしまうわけです。
べつに、本とかに限ったことでもないのですが、
人生では、
意味もなく「しなければいけないこと」を、自分の人生の中に
取り込まないほうがいいと思います。
片付いていない用事があればあるほど、
エネルギーも、時間も、心の張りも、
そいつらがむしばんでいきます。
本というのは、あっ、この本いいな、と思うと、
気軽に買ってしまうことがあります。
が、いったん買ってしまった本というのは、
「読まなければいけない」という「仕事」を自分の人生に
つけくわえてきます。
そして、自分が実際にその本を読み終えるまで、
その「仕事」は、なくならないのです。
ともあれ、今回、まとめて本を処分したことで、
「しなければいけないこと」を問答無用で消し去ることができました。
お金はもったいなかったかもしれませんが、
心が軽くなったような気がします。