この世界の不思議

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「本が売れない」原因について考える。

こんにちわ。天機です。

 

 

 

きょうは、「本が売れない」原因について、自分なりに考えてみたいと思います。

(この記事の字数 約1500字)

 

 

 

ちまたでは、最近よく、本が売れない、なんて言われています。

 

では、本が売れないとしたら、その原因はなんなのでしょうか?

 

 

 

まず第一に、インターネットの発達があると思います。

 

みんな、パソコンやスマホから情報を得るようになって、

わざわざ本を買う必要が少なくなりました。

 

家庭の医学、なんて本を買わなくても、

自分の症状で検索すれば、それなりの医学情報がえられます。

 

知恵蔵とか、現代用語の基礎知識とか、広辞苑とかいった本を買わなくても、

グーグル先生やウィキペディアが大活躍してくれます。

 

情報をインターネットから得ることができるので、

わざわざ本を買う必要が少なくなった、ということが、まず考えられるでしょう。

 

 

 

第二に、このインターネットの発達というのが、

「文章を読みたい」という人間の欲求を、それなりに満たしてしまう、

ということがあります。

 

食欲、性欲、睡眠欲といえば、人間の三大欲求といわれていますが、

「文章を読みたい」というのも、

人間に備わった基本的な欲求の1つだと思うんです。

 

戦後、出版物がよく売れて、政治的な議論などもよくおこなわれるようになった

時期がありましたが、

それも、戦時中に抑圧されていた、

「文章を読みたい」「本を読みたい」という人間の欲求が、

一挙にほとばしったからだ、という見方もできると思います。

 

本というのも文章で書かれていますが、

インターネットのいろんなサイトも、基本的には文章で書かれています。

 

インターネットで文字情報を得ると、

「文章を読みたい」という人間の欲求がそれなりに満足できてしまうので、

やはり、わざわざ本を買って文章を読もう、

というところまでは、なかなかいかないのかもしれません。

 

 

 

第三に、お金の問題があります。

 

もしかしたら、非正規雇用の拡大とかもあって、

ひとびとの可処分所得が、じつは減っているのかもしれません。

 

そのいっぽうで、インターネット上には、

Youtubeその他の、「無料で」手に入る娯楽があふれています。

 

となるとやはり、本というものを「わざわざお金をだして」

手に入れようという気持ちが、少なくなるのかもしれません。

 

 

 

第四に、ひとびとが本というもの自体に、

あまり価値を見出さなくなったか、あるいは、

本の質が劣化している、ということもあるのかもしれません。

 

本というのは、基本的に、ある程度の分厚さが必要です。

パンフレットのような薄さだったら、

あんまり重要なことが書いてあるようにも思えないでしょう。

 

本には、伝えたい情報があります。

読者が知りたい情報があります。

 

ところが、その情報というのは、おそらく、

要点を箇条書きにすれば、もっと短くなるはずなのです。

 

にもかかわらず、本がなぜ、あれほど分厚いかというと、

自説を補強する部分、言い換えれば、

読者を説得しようとするための文章がおおくて、

それで、あれほど分厚くなってしまっているのです。

 

読者は、ほんとうは、役立つ情報の部分だけが欲しくて、

それ以外の余計な文章はいらないのです。

 

こういった読者のニーズがあるので、最近は、ネット上でも、

まとめサイト」という簡便なサイトが隆盛したり、

あるいは、ネット上の何らかの記事でも、

「この記事は3分で読めます」といった注釈がついたりするのです。

 

 

 

以上、

 

① 情報がネットでえられる

② 文章を読みたい、という欲求も、ネットで満足される

③ お金がない、無料があたりまえの時代

④ 分厚い本を読むより、要点をまとめたまとめサイト

 

といったことが、

「本が売れない」ということの背景にあるのではないか、

と考えます。