こんばんわ。天機です。
きょうは、「カツアゲ」の思い出についてのお話です。
カツアゲというのは、恐喝してお金をまきあげること、あるいは、
恐喝されてお金をまきあげられることです。
目の前でカツを揚げて食べさせてくれるわけではありません。
天機は、これまでの人生で、2回ほど、カツアゲに遭ったことがあります。
1度目は、中学生の時でした。
友達と2人で地元を歩いていたら、その友達のほうが目つきが悪い、
と知らない兄ちゃん1人に言いがかりをつけられ、
友達も僕も、お金を巻き上げられました。
友達はけっこう取られましたが、自分は、小銭しか持っていませんでした。
2度目は、浪人生の時でした。
友人2人と予備校から自転車で帰る途中に、その友人の1人が、やはり、
メンチ切ったやろ?とかなんとか言ってからまれ、
その友人は、そいつらのスクーターに乗せられて連行されてしまいました。
これはたいへんだ、と思って、もう1人の友人とあとを追っかけていきました。
相手は2人組でした。
こちらは3人組でした。
細い路地裏のようなところでした。
相手は、「タイマンするか?」と言ってきました。
自分も、自分の友人も、有名大学を志望して浪人中でした。
こんなところで怪我でもしたらもったいない、と僕は思って、
しませんしません、と連呼しました。
僕は率先してお金をはらいました。僕は、小銭しか持っていませんでした。
あとから聞くと、スクーターで連行された友人は、
べつにタイマンしてもかまわなかったそうです。
ぼくはその友人に、もし相手がナイフでも持ってたらどうする、
こんなとこで人生を棒に振るなんて愚かだ、
自分たちは将来、もっと大物になるんだろ?と、説きました。
もっとも、タイマンしてもかまわない、と思っていた1人を除く、
ぼくを含めた残り2人は、いかにもひ弱で弱そうなやつらだったので、
まったく戦力にはならなかったと思います。
あれから20年ほどたちましたが、
自分は、まったく大物にはならず、冴えない人生をおくっています。
ところで、カツアゲする男って、だいたい、男を襲うよね。
あれはなんでだろ?
女だったら叫ばれると思ってるんだろうか。
そうか、女は女で、女の不良にカツアゲされてるんだろうか。
ふと気になりました。