こんにちわ。天機です。
きょうは、「方位の効果と、距離」について書いてみたいと思います。
運命学の一分野に、方位学というのがありますが、
日本で有名なのは、九星気学ですね。
あまり知られていないのが、奇門遁甲、ということになります。
これらは、いずれも、移動によって開運を目指そうとする学問なのですが、
共通していることは、
「移動距離が長くなればなるほど、方位の効果はおおきくあらわれる」
ということです。
具体例で、考えてみましょう。
あるひとが、A県A市からB県B市へと、
およそ700キロの移転をしたとします。
たとえば、引っ越しなどですね。
これを仮に、「大移動」とします。
さて、そのひとは、この大移動をおこなうまえに、
A県内で、A県R市→A県S市→A県T市→A県A市と、
複数回の移転をしていました。
このA県内での移転は、それぞれが5キロから10キロ程度の、
「小移動」でした。
また、このひとは、この大移動をおこなったあとに、
B県内で、B県B市→B県L市→B県M市→B県N市と、
複数回の移転をしました。
このB県内での移転も、やはり、それぞれが5キロから10キロ程度の、
「小移動」でした。
この場合、方位の効果がどのようにあらわれてくるかというと、
もちろん、複数回の小移動の効果も、
それなりにあらわれるにはあらわれるんですが、
それよりもなによりも、
「大移動」の効果が非常に大きくあらわれてくることになります。
というのも、大移動は700キロもの移動であるのに対して、
小移動はせいぜい5キロから10キロ程度なので、
その距離に、とても大きな差があるからなのです。
うえにあげたひとの場合でいうと、
ふつうは、あらたな移動をすると、それ以前の移動の効果については、
「リセット」されるのが原則なのですが、
このひとのばあい、
A県A市からB県B市への700キロの移動効果は、
B県B市からB県L市への、あらたな数キロの移動程度では、
リセットされないことになります。
このひとは、B県内にとどまり続けるかぎり、
B県内でいくら、数キロ程度の小規模な移動をしたとしても、
「ある時期に、A県からB県への700キロの移動をした」
という方位の効果は、
いつまでも影響をあたえつづけることになります。
もし、この大移動の効果をもリセットしたいのならば、
あらたに、B県からC県への、
おなじく数百キロ程度以上の距離での移動をしなければいけません。
ですから、遠く離れた県への移転などをする際には、
通常の場合よりも慎重に、方位を選定する必要があります。