男性差別、ときどき、世界への反逆。

この世界についての非主流的な意見と、男性差別についての考えをすこし。

女は、未成年者略取誘拐罪に問われないの?

男子大学生が後輩の女子大学生とともに、

父親からの暴力に悩んでいると訴えた女子中学生を保護したことが、

なぜ、未成年者略取誘拐罪に問われないのか、

ということについての、弁護士ドットコムの記事。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

この記事の中で、回答した弁護士は、さかんに、

「後輩の女性を呼んだことが正解だった」と述べているが、

それって、どうなんだろう?

 

女子中学生を事実上連れ去っている、という状況が同じであっても、

その連れ去った主体が男性であれば罪に問われるが、

女性であれば罪に問われない、ということなのかな?

 

未成年者略取誘拐罪という犯罪は、その構成要件において、

犯罪の主体を事実上、男性に限定するような規定をおいているのかな?

 

もし、そうだとすれば、

女性というのはおよそ、未成年者を略取誘拐するようなことは考えられない、

というように考えているわけだろうが、

それって、事実に照らしてどうなんだろう。

女性の誘拐犯というのは、本当に、いないんだろうか。

 

また、今回の事件においては、男子大学生が後輩の女子大学生を呼んだ、

ということなのだが、

それがどうして、犯罪性を緩和する方向への事情というようにみなされるのかな?

 

男性というのは、犯罪をするヤバいやつ、

女性というのは、犯罪などしない安全なひと、

というように考えているのだろうか。

だとしたら、おかしくはないか?

 

また、ほかの犯罪と同様、未成年者略取誘拐という犯罪も、

単独犯ではなく、複数犯で実行される可能性がある。

 

男子大学生が女子大学生を呼んだことで、少女とかかわる人間が複数になった

ことは、その意味からすれば、安全性が増したことの担保にはならない。

犯罪者が、複数になっただけかもしれないのだから。

 

さらには、後輩の女子大学生を呼ぶことで、少女が、

これは未成年者略取誘拐罪などではなかった、と証言してくれる上での

下地になる、というようなことも、この弁護士は言っているわけだが、

少女の証言がそのように重要であり、重要視されるのならば、

そのことは、ほかのあらゆる状況においても、

一貫していなければおかしいよ。

 

たとえば、中年のおっさんが、今回の事件と同様に、

少女の相談を受けていたとする。

そのおっさんは、未成年者略取誘拐で逮捕されてしまった。

ところが少女は、誘拐なんかされていない、と証言する。

この場合も、少女の証言を重要視しなければ、

つじつまがあわないことになるよ?

 

今回の事件において、未成年者略取誘拐罪が問題とならないのは、ただ一点、

この男子大学生たちが、比較的迅速に、警察に相談したという点にあり、

かつ、それに尽きる。

 

常識的に考えれば、わかるようなものだ。

 

男子大学生と女子大学生のコンビが少女を保護した場合には罪に問われないが、

中年のおっさんが少女を保護した場合には罪に問われるとしたら、

ほんとうに、ただその属性の違いだけであって、

その他の状況がまったく同じであるにもかかわらず、

そのように差異が生まれるのならば、これは、

男子大学生と女子大学生のコンビなら犯罪を犯さないが、

中年のおっさんなら犯罪を犯す、と、あらかじめ考えていることになる。

 

このことのどこに、正義があるんだろうね。