男性差別、ときどき、世界への反逆。

この世界についての非主流的な意見と、男性差別についての考えをすこし。

AIの進歩で、棋士の価値は低下する。

AI(人工知能)が進歩し、囲碁でも将棋でも、

トッププロといわれるひとたちを撃破する例が相次ぐように

なってきた。

 

自分は、AIが進歩することによって、

棋士の価値は低下していくものと考えている。

その理由は、こうだ。

 

いままで、AIなど存在しなかったか、あるいは、

存在しても、いまよりはるかに弱かった時代、そんな時代には、

囲碁や将棋の世界における主なプレーヤーといえば、

プロ棋士と、アマチュアのファンだけを考えていればよかった。

 

ここで、棋力を縦軸に、プレーヤーを横軸にとって、

棒グラフをかくことを考えてみる。

プロ棋士トップの棋力を100、アマチュアの棋力を10として、

グラフに目盛りをとって配置してみる。

いちばん高い棋力をもつプロ棋士でも棋力は100なのだから、

グラフの左端にある棋力をしめす縦軸の目盛りは、

最高100まで設定しておけばいいだろう。

すると、プロ棋士は高さ100の棒グラフで、

マチュアのファンは高さ10の棒グラフで、それぞれ示される。

プロ棋士の高さはアマチュアの10倍はあり、

そして、グラフにはそれ以外のプレーヤーはないのだから、

ああ、やっぱりプロってすごいなあ、と思うことだろう。

 

 

では、ここに、AIが入ってきたらどうなるだろうか。

AIの強さは、桁違いである。

ディープラーニングという手法によって、AI同士の対局を数千万回

こなしてきている。

もしかしたら、もはや人間では、

ほとんど勝つことができないような状況になっているかもしれない。

 

そこで、AIの棋力を、かりに530000としてみる。

AI、プロ棋士、アマチュア、それぞれの棋力を、それぞれ棒グラフにしてみると、

今度は、どのようになるだろうか。

まず、AIの棋力530000をグラフに表示するためには、

グラフの左端にある縦軸の目盛の最高を600000くらいにして

おかなければいけない。

そのうえで、それぞれをグラフにしてみる。

すると、AIの棋力は高さ530000の棒グラフで、

プロ棋士の棋力は高さ100の棒グラフで、

マチュアの棋力は高さ10の棒グラフで、

それぞれ示されることになる。

 

AIなど存在しなかったときと比べると、

なにが異なっているか、わかるだろうか。

 

AIが存在しなかったとき、世界には、プレーヤーは、

プロ棋士とアマチュアしか存在しなかった。

プロ棋士の強さは、アマチュアの10倍であった。

 

ところが、AIが存在するようになると、AIの強さは530000であった。

強さ530000という棋力をもつプレーヤーが存在する世界になったのだ。

フェーズが変わったのである。

フェーズがかわるとどうなるかといえば、

530000にくらべたら、100も、10も、ほとんど差がない、

ということになる。

たぶん、実際に上に述べたような棒グラフをかけば、

それは明らかになるだろう。

530000の高さをもつ棒グラフだけが、ただ1つ屹立しているように

みえるいっぽうで、

100の高さをもつ棒グラフと10の高さをもつ棒グラフの差が、

ほとんどないように見えるようになっていることに気づくと思う。

 

もちろん、AIが登場したとしても、

プロ棋士の棋力が100であって、

棋力が10しかないアマチュアの10倍の強さであることには、

変わりはない。

しかし、530000という強さをもつプレーヤーがあらわれたことで、

100の強さと10の強さのちがいなどは、

ほとんど差がないようなものになってしまったのである。

 

これが、

AIの進歩によって、棋士の価値は相対的に低下することになるだろう、

と考える、その理由である。